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叙情的駄作集

「サクソンウォリアーから学べ!」Saxon Warrior(募集馬見学ツアーへ)

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 さて、サラブレッドクラブの今年の募集馬の見学ツアーが今週末に迫ってきました。毎年前半に行っていたので、後半のツアーに参加するのは初めてです。

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 イギリスまで出かけて行った経験がどれだけ役に立つのか、今年に入って、グループ内の唯一のG1勝ちはジュールポレール、先週はワンブレスアウェイが重賞2着、パスしようとしていた今年の募集に余裕をもって参戦できます。

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 もちろん一口(40分の1)の値段が高級車より高いディープ産駒には手が届かないばかりか、400分の1でも一口30万超えになるキャロットクラブの募集さえ今から恐怖が募るばかりですが。

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 価格が安いオルフェの中にアタリがないか、なにしろ「わたしの競馬写真術ノート1.1」で少しばかり解説してしまったので、その原則があたっているか。。あらたな不安も自分で増やしてしまいました。

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 募集カタログを見ているとディープ産駒の牡馬の出来はかなり良さそうで。。そうなると牝馬、ロードカナロアは高いなぁ。。。
 シッカリ目を凝らさなければと思う反面、何人か知ってる牧場の方が良い馬の担当だと、気楽に話も聞けて助かるんですが。。。幸運がありますように。
 写真は2000ギニーのサクソンウォリアーです。これからはガリレオの血脈も日本にいても無視できないでしょう。参考までにどうぞ。
 それにしても、体高が「高くて、それでいて足も長く力強くて。。。いるんでしょうか。。

「ベリーラッキーデイのヒロイン」フォーエバートゥギャザーForever Together(英オークス1着)The Investec Oaks

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 6月1日金曜日の朝7時になって午後から通り雨が数回を繰り返していた天気予報が、晴れ予報に変わり傘を荷物から外すことができた。天気予報のキャスターは「ベリーラッキーデイ」と繰り返していた。

 コローネーションカップで、写真が惨敗して、なんとかクラシックのオークスはと場所を探して、その前にトートでイーチウエイを買ったところ馬名が書かれていてビックリ。ブックメーカーでは、払い戻しの金額が大きめに書かれているタダの紙だけれど。

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 馬券は4番と6番がパドックをさっと見て良かったので、実績があって好きだけれど、オッズ3倍ではワイルドイリュージョンは買わず、4番と6番で馬名をレースカードで見て知っている方の1000ギニーでも見たアイキャンフライの方のイーチウエイ。
 それにしてもわからん。フランケル以後、口にする馬具が似通ってきているし、同じガリレオ産駒で、同じ厩舎のユニフォームに、スポンサーロゴの入っているベストやジャンパー、見間違うことしきり。。

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 早目にパドック切り上げて、ゴール過ぎた時点に潜り込んで、最前列では、カメラマン、警備員がゴール前まではあと200くらいから立っていてワンサカとおり、写真には向かない、ほんとはレースも楽しみたいが、オークスだから仕方がないと。
 ゴールは1着でゴールしてくるフォーエバートゥギャザーの勢いが、他のレースを走っている勢いがゴール時で違い過ぎて、結構な迫力を味わえたのは良かったと。
 さて、勝ち馬がどれくらいの強さかはわからない、タイムは遅いかもしれないから道悪が得意だったかもしれないし、つけた着差は前年と同じくらいだから、トライアルで目覚めてオークスを圧勝したのが前年のエネイブルとしたら、このレースで目覚めたのがフォーエバートゥギャザーと言えるかもしれない。次のレースで分かるかもしれないし。はてさてと。

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PR)このエプソムでの写真ですが同じ(考え方の)設定で撮影しています。その方法を電子書籍にしています。「わたしの競馬写真術ノート」です。どうぞよろしくお願いします。

「王者にだって苦手はあるかも」クラックスマン Cracksman(コロネーションカップ1着)

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 さて、ダービーの前日はオークス、コロネーションカップの2本立て、当初予定していただろうエネイブルが故障でやめて、デットーリ騎手が空いたためだろうかクラックスマンがこちらに回ってきてクラックスマンのためのレースになるはずだったが大苦戦となった。
 撮影する位置はグランドスタンドの立見席の一番上からなら馬場が撮れるんで、レースを見ながら写真も撮れると思ってこの場所を選んだのが大間違い、馬は大外を回り外ラチギリギリを走られてしまって、スタンドから撮ろうとしていた一般のもの以上に、カメラマンたちも大慌て。

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 これは、火曜日の大雨とこの朝に降った雨の影響が大きくて、始め馬場の中間を行こうとしたクラックスマンなどは、芝生の塊を蹴り上げて走っていたから、エプソムの直線の特徴である激しく内側にバンクしている(1mくらいかそれ以上のバンクがある)ために、内側に当然水分が流れるので、ゴルフ場で雨の日だと一番雨のたまらないクリーンの一番高いところにカップを切るように当然外側にでて走らせることになる。それをわかってなかった。

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 レース前考えたのは、ひょっとしたらクラックスマンがエプソムが苦手ではないのかってこと、エプソムでは勝ってる場合でも接戦だし、みじめなダービーの負けもあるし。

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 パドックでは、いつものように歯を見せるようにして歩く普通の感じだったけれど、レースでは動きが悪かった、直線半ばを通って追われても失速気味、そのためあと1ハロンで大外に回って追われると一気に追いついて叩き合いを制しての1着、アブナイアブナイとデットーリ騎手は、スタンド正面に向かって胸を撫でおろすポーズをしてレースは終了、苦手なコースだとして苦手な条件だったとして、それでも負けなかったんだから強いと言えると。

「青空よ遠い人に伝えてよ夢はまだ生きていると」マサーMasar(英ダービー1着)The Investec Derby 2018

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 はじめてのエプソムへ。例年空かないはずの6月1週が空いたために思い切って。晴天続きがありがたい競馬観戦の2日間だった。
 火曜日に大雨が降ったらしく、道路が20センチほど冠水するところもあったらしいが、木曜日にはリングフィールドでグッドトゥソフトの状態で競馬が行われていたので、土曜日のダービーには乾いてくるなと思っていたら、金曜日の多分朝3時ころに雨が降って、金曜日はソフトで、大外に固まっての勝負になって、馬場内にいるプロのカメラマンさえまともな写真が撮れないほどだった。

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 そこからは晴れ続けて、グッドトゥソフトに回復。仮柵を外した以上に、内側の芝の色が前日よりはは、外から内へ傾いている、とくに最後の坂は、急な坂なだけでなく、内に大きく傾いているせいか、水分が下側に溜まって芝の緑が濃かったけれど、日曜はひょっとしたら少し刈ったりしたかもしれないけれど、乾いた状態になって、今度は内一辺倒のレースになった。
ひょっとして内を刈ったかもしれないと思ったのは、ますは見た目にスピードが上がったこと、加えて、内で早仕掛けした馬が止まらないことの2点の共通といえば。。刈ったでしょうと。
1レースで内の馬が止まらなかったことで、あわててレース前に1時間以上かけた馬場点検を1レース後に再びオブライエン厩舎はやり直していて、何度も内側の点検をしていた。
 2レースは早仕掛けして馬を最後まで持たせたら世界一のデットーリ騎手が勝ち、逆に3レースもあわせてムーア騎手が人気馬に乗って仕掛け遅れで負けるレースをしたのが僕には気になった。

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 ムーア騎手は騎乗フォームはカーソン騎手のコピーでさほど魅力は感じないけれど、返し馬などの準備と、仕掛けのタイミング、割って入る上手さでトップに君臨していると思うけれど、仕掛けは遅くなり、馬場は把握していないかもしれないとすると、ダービーも危ういなと僕は思っていたりした。
 多分前日のオークスでの成功体験がオブライエン陣営の馬場把握を少し狂わせてしまったと思う、あまりにも上手くいったオークス、そこから乾いてもこれくらいだろうって思っている先入観念と馬場の実際が違っていたんだと思う。何故ってちょっと刈ったからだと。

ダービーのパドックは凄く騒々しかった。いわゆる馬場のターフビジョンの音響が凄く大きな音で、エプソムのパドックはスタンドや馬場から凄く近いところにあって、馬には優しくない、しかも以前パドックがゴールを過ぎてしばらく行ったところにあった関係で、プリパレードリングや厩舎は昔からの場所、そこから歩いてきて現在の喧騒極まりないパドックで周回することになる、

 ディープ産駒のサクソンウォリアーは、これが嫌だったみたい、周回中何度も前脚をワザと振り下ろして早く次にいかせろって言う感じの仕草をしてた、パドックに来る前から相当苛立ってたのか、いつも去年はカプリを担当して、今年はサクソンウォリアーを担当しているポーカーフェイスの厩務員さんは、馬が暴れようとすると少し怒ってた。見てるほうはディープ産駒らしい仕草だなって思って。。。
 勝つことになるマサーも前走2000ギニーののんびり感はなかったけれど、前足の捌きは良くなっている感じで、これは良いというか、パドック出るころには「マサーで今日はいいだろ」って独り言を言い放題のイギリスで大きな声で独り言。
 レースは、早仕掛けのマサーがそのまま踏ん張り、自分たちが思うより早い馬場だということを修正できなかったオブライエン陣営は、先行する馬さえ仕掛け遅れして、結局はサクソンウォリアーの進路を塞ぐことになってしまった。
 サクソンウォリアーの馬体は前走の2000ギニーからするとスッキリした馬体であったので、反応が遅いはずがないのだけれど、ユッタリ負担はかけないけれど、最後にスタート地点にたどり着いた今回と、最初少しスピードを入れてキャンターして途中からゆっくり歩いた前回とで、反応が違うとすると、今回の返し馬は馬には負担が大きかったかなと。

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 マサー1着、鞍上は日本でも騎乗経験のあるビュイック、ゴドルフィンの初めてのダービー制覇、馬場のことを考えると勝ちタイムも早い、勝ち馬はシャンティイ、ニューマーケット、そしてエプソムと3度実馬を見ることができた馬であり、ゴールにマサーが近づくにつれてなんか感動もいつもと違う嬉しさがあった。。

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 だけれど、ダービー自体、ダービーデイ自体を比較してみると、日本の方が遥かに素晴らしいというか、レースの質、出走馬の質、そして会場の雰囲気が遥かに上位と感じる。岡田さんが日本ダービーを世界一のレースというのは大げさでなく本当だと思う。
 これはやはりファンファーレ前の歓声が生み出している好循環、歓声を上げるために馬券を検討し、やがてもっと競馬が好きになる人が生まれていく、若い人がやって来て歓声を上げ、馬が好きになり通ってくれることで売り上げが保てる大きな一面がある。
日本の場合、売り上げは賞金に繋がっていて、それは馬の価値に繋がっている、売り上げが高ければ、高い種牡馬も買えて生産の質も上がってくる。何十年も続いている歓声が日本の競馬を支えている部分は大種牡馬や全ての競馬関係者の貢献よりはるかに大きいとエプソムの形式化した観客やピクニック客、凄い馬は数頭いてもそれ以外には揃っていない出走馬などを見ていて痛切に思う。イギリスには日本がない。これは大きな差、これを始めた奴が日本のどこかにいるのが面白いし、日本の競馬の最大の幸運なところだと強く感じた次第。

「馬を中心に競馬は動くもの」サクソンウォリアーSaxsonWarrior

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  サクソンウォリアーの動画は私のFacebookをご覧ください。

 さて、日本産馬のサクソンウオリアーが英国クラシックを勝って、しかもグッドの状態で優勝して、いろいろ疑問が出てきたのはホントのところ。

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例えば日本と欧州では走るタイプが全く違うんだっていう日本側関係者が言うことも、なんだか父、つまり半分は必ず同じわけで。しかも向かい風でずっと重い馬場の坂を上る競馬。それを一番こなしている。

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レースの仕方はどうなの?スローを貯めてドンが日本のやり方ディープのやり方サンデー系のやり方だけれど、この日はペースメーカーあり、ペースは緩みがない、そこを抜け出し方も早仕掛けに近いし全く違う競馬で勝っている。

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 馬体も小さくないし、何より少しも入れ込んでおらず、気性が凄く穏やか。他の馬たちより、パドックなんて日本より多い人数が日本より近い距離で取り囲んでいるのに何も影響がない、日本だったら気性がきつくて大変で、大きくならない馬がいて。。
 これって、単純にかかわっている人間の差、馬に対する接し方、職業意識があまりにも違い過ぎてるんじゃないの。いつもクラブの募集馬ツアー行くと、素晴らしい馬ばかりなんで、やっぱり人がこの素質をダメにしてる部分があるなといつも思うけれどそれが本当だったと。

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 ジョッキーは、日本では負けたら全て馬の性にして何も自分は変えないし、関係者はこの子って言って絶対一番下の身分しか与えないし、レース前に必死に馬の状態を確かめるとか、日本みたいに使い込んだ馬場を歩いて確かめるんじゃなくて、一番いいところを使ってレースをやっているのに、必死に歩いてみて馬場を確かめて、直前まで親身になって考えてるなんてレベルで仕事やってる人なんて関係者にはいないといった方が良いし。
 返し馬だって、こっちは絶対馬場状態とか風向きとかも考えて馬の負担を減らそうとしているし、最後まで馬のフォームが乱れないとか、疲労感をできるだけ与えないとか懸命にやっているし。。。
 日本じゃそんなもん関係ないんだって、馬鹿かそんなこと気にするなんてって多くの関係者が言っているし。ディープ産駒は、気性が荒くて貯めなきゃダメで、それが出来ない奴は馬が原因で走らないんだって、全部馬の性なんだって。ひょっとしたら世界的G1をこいつらの性で20個以上撮り損ねているかもしれないと、感激から覚めれば覚めるほど感じる次第。

「駆ける娘は光の中笑っていた」ビルスドンブルックBillesdonBrook(1000ギニー1着)1000Guineas Stakes

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 さて、5月6日日曜日は1000ギニーがあり、再びロンドンからニューマーケットへ、地下鉄のトラブルなどあったけれど、何とか時間にたどり着いて、また高温の晴れ。。暑い、上着は止めてワイシャツで。風があるから何とかなったけれど、ロンドンで日焼けするとは思わんかった。

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 11時30分頃に着いた時には馬場状態はグッドだったけれど、日陰のベンチでホテルで作ってきた緑茶を飲んでいたところ放送があり、グッドトゥファームに変更するということ、理由はほとんどの部分が昨日より乾いてきたんでみたいなことを言っていて。これは少し昨日と違うかもと。

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 ニューマーケットに来ると年間入場証のアニュアルバッジをつけて歩いている人がとにかくカッコよく見える。今回はそれに加えて勝負服のバッジみたいなものを付けて何人かが歩いていて、レースカードをめくってどの馬主さんだろと見ると、読めない馬名。。びるっそどんぶるっく?嫌だな勝ったら、人気ないからいいけれど、ブログに載せるのに読み方調べるだけで半日かかりそう。。

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 1000ギニーは前評判ではゴドルフィン対オブライエン陣営の2対2の対決に17年ニューマーケットの2歳G1勝ちのローレンスが加わる構図。

 日本的見方をすれば、2歳の牡馬相手にG1を勝ったオブライン厩舎のハッピリーが断然だけれど、牡馬相手ということは斤量が牝馬は軽くなる、それに比べて牝馬同士のレースだと1000ギニーもそうだけれど牡馬と同じ斤量を背負う1000ギニーの負担重量は126ポンドこれは昨日の2000ギニーの負担重量と一緒、まずこの斤量増がどうなのか。

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 そして馬場状態、ハッピリー、ゴドルフィンのワイルドイリュージョン、ローレンスは2歳戦からブッツケでいきなり良馬場はどうなんだろうと、いわゆる速い馬場を走れるフォームをシーズン初めの3歳牝馬が作れるのかっていう点が不安があるのでといったところで、なんだか焦点が定まらないなと。
 前走マズマズの競馬で人気が上がってきたオブライエン厩舎のアイキャンフライにしても道悪専門のファストネットロック産駒だし、4月のネルグインS勝のゴドルフィンのソリロクイだって、人気が伸びないということはそれほどでもないかもしれないし。。

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 パドックというかプリパレードリングに馬が出てきて、一目でわかったのは前年ロンシャンで見たハッピリー、ワイルドイリュージョンで、2頭とも成長しているなという感じで良いデキだに感じたけれど、そうなると経験則から少し重めかもしれないと。あと気になったのはハッピリーってこんなに歩くのが遅いかったかっていう点。あとは感じんかった。ゴドルフィンの馬だと思って余計な馬撮ったなって思った程度。
 
 ただこの日も1番人気のハッピリーはプレパレードリングを歩くうちの1周はガッチリ歩く前すぐ近くにテレビカメラが入って、馬の顔面を中心に撮り続けており、日本のパドックのシャッター音の嵐より、1番人気1頭だけにやってしまう行為だけに酷いんじゃないのかって。
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 さてやや向かい風が弱まって始ったレースは、昨日に続いて中央で固まる馬群、先行するローレンスをマークする展開、オブライエン厩舎は2頭ペースメーカーを出したはずが全く機能せずというか、早い流れについていけなくてハッピリーがワイルドイリュージョンと一緒にローレンスを追いかける展開、つまりレースは先行勢が垂れたところを後ろからビルスドンブルックが差してきて、何にも予想してないのにやっぱり来たかって。。
 レース後は関係者の喜びが凄かった。もうニコニコしっぱなし、朝にすれ違っただけの人たちもそうなんだろうなと思って、オーナーの欄を見てみるとどうもクラブ馬主的な共同馬主らしい、日本的に言えば地方競馬オーナーズの馬がこうりゅうG1で勝つくらいの感じかもしれないが。。
 勝ったビルスドンブルック、彼女の名前の表記も今後二転三転するかも。このブログでは、実況放送から聞いた名前の響きに一番近いカタカタ表記に。
 写真ではわからないが凄く小さな馬、420キロ以下は確実でひょっとしたら300キロ台かもしれない、小さな馬がこれから大活躍するかもしれない。良い夢を競馬場で見られたのが幸せ。
 ※これ以上の詳細は、ブログ「ザヨーロピアンサラブレッドレビュー」をご覧ください。来週にかけて掲載していきます。
 また旅行記は再来週くらいに「ザハミングジャーニー」に掲載する予定です。よろしくお願いします。
※タイトルは高石ともやさんの「春を待つ少女」から引用しました。
 

「The Sound Of Silence 」サクソンウォリアーSaxon Warrior(2000ギニー1着)2000Guineas Stakes

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 5月5日三度目のニューマーケット、ギニーフェスティバルへ。今年は気温が24度、天気予報を見ていると、日本のフェーン現象的な晴天になっていて去年の13度止まりとはエライ違いであり、ビールだけが売れていた前年と比べ、レモネード、アイスクリーム、水と冷えているものなら手当たり次第に売れてく感じだった。
 さて、2000ギニーは、馬場状態はグッド、日本では稍重と訳すけれど、稍重より若干乾いているかなという状態だったと思う。南風でレースは向かい風になる。
 最初の頃のレースを見ていると馬場の中央くらいが良さそうな感じで、過去はいつも外ラチ沿いか、中央より外の争いになっていたけれど、それより内側での馬場のホントに真ん中を通っての争いになっていた。

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 こうなると2000ギニーは、向かい風で力が必要で、馬場状態も合わせて走破タイムが遅くなるだろうから、4月に前哨戦を叩かなかった、サクソンウォリアーもそれなりに勝負になるのかなと、なにしろ馬場が固く速くなるとなんとなくだけれど、前哨戦を叩いている方が有利な感じは2度ほどだけれどニューマーケットまで来てみて感じているだけに、どれを応援するかって問われれば、見たことはないけれどデイープ産駒だし一応日本産馬だからサクソンウォリアーって思っているものにとっては、期待できる当日の条件だと思った。
 約50分前に、ボチボチ、プレパレードリングに2000ギニーの出走馬が出てきた時点からプレパレードリングは結構な人だかりだった。2000ギニー直前のG2のレースが15分後に発走だったけれど、なにしろこのG2レース、10日前の登録馬の状況は、出走が現実味のある有力馬、多分出てこないだろうっていう超有名な馬まで合わせると凱旋門賞も真っ青っていう凄いラインナップだったのに、それが1頭も出てこずに知らない馬5頭のレースになったんでは、日本から来たものでなくても面白くないらしく、ほんとイギリス人には珍しくレースをスキップしてしまってプレパレードリングに集まってしまっていた。

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 レースの直前までの1番人気はグスタフクリムトだけれど、前哨戦を9馬身圧勝したマサーの出来が誰が見ても素晴らしくて、これなんじゃないのかって、何しろ毎年オブライエンってそんなに上手くいく筈がないって自然に思えて来た。レース直前には最終的にマサーが1番人気、サクソンウォリアーが2番人気、グスタフクリムトは当日までの1番人気のため、テレビカメラが歩いている前に入りプレパレードリングを約1周歩くという窮屈な思いをさせられたのに直前は3番人気。

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 気になるサクソンウォリアーは、10日ほど前にレーシングポストのサイトの動画で見た印象はスピルバーグ的な馬体かなと思っていたけれど、もう少し胴が長い感じで、マカヒキを逞しくしたような感じかなと。
 カプリを担当していた厩務員さんが引いていたけれど、この人にかかると馬がノホホンとしてしまうっていうのか、ホンマにディープかいな、君切れ味って知ってるって、馬に問いかけたくなるくらいに凄く落ち着いて。
 
 馬場に早目に移動して返し馬をみて、そのころから段々イライラしてくるっいうか、レースを予想してみると中央に固まった馬群で行われるというより、多分前走のようにマサーが先行するけれど、その先行する前に無理してでもオブライエン陣営のペースメーカーが引っ張るというか、外ラチ沿いの枠順に入ったマサーを一番良い中央からやや内側を通らせないように引っ張っていって、その内側からサクソンウォリアーとグスタフクリムトが勝負してくることになるということは、有力馬がバラけるゴール前になる。
 そうなると大変写真は撮りにくい状況になる。どの馬のどこにあわせたら良い?設定は?ズームレンズを回し込むタイミングは??場内が盛り上がってきたのに、それとは逆になんだかイライラしてきていつも頼りにしているゴール前のビジョンはなぜか設置されてなくて、遠くに1か所あるだけで。。

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 レースは、マサーが出遅れ、オブライエン厩舎のペースメーカーが引っ張って予想していた通りのバラける展開、そこからサクソンウォリアーが抜け出して、最後の坂と向かい風では無理もないが外側に少し寄れながら駆け上がってくる、誰かが叫んでる「マサーじゃないジャパニーズホースだ!」。
 あまりの完勝に、主戦のムーア騎手が同日のケンタッキーダービーに騎乗しに行ったため騎乗したオブライエン騎手の手が、いつもデットーリがやるより早く上がって、駆け抜けていったと。
 感動したかって、ジワっとは何度も上がってきた、いつか来る日がちゃんと来た時の感情はこんなもんかと、拳を握って、何度かガッツポーズ、ここまで競馬を見に来る変な日本人っていう少し感じる人当たりと視線、そんな人が周りにいつもいたけれど、その視線はなぜか感じず、だからかわからないけれどなんだか見えている世界が大きく感じられて。
 
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35年やってきた我流写真術を電子書籍にまとめてみました。「わたしの競馬写真術ノート」です。是非ご覧ください。
 

「オンアンドオン」チャーチルChurchill(ブリーダーズカップクラシックへ)

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さて、アスコットのマイル戦クィーンエリザベス2世Sを3着としたチャーチル、なぜか欧州のマイル戦は、3歳と4歳以上の斤量差が1.5キロ差、中距離以上は2キロ差、3歳振りの中での戦いで、馬場も悪く、まず健闘と言えるというか、2000ギニーのメンバーが秋には失速している中で、ロイヤルアスコットで夏負けして体調が整わない中マズマズの成績だったと。

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さて、来年はどうするんだろうと思っていたところ、BCクラシックへの挑戦がアナウンスされており、この厩舎では仕方がないところではあるものの、評価は依然として高いのだなと。
写真は2000ギニーの時のものです。彼は体高が高いので、スピードに対応できると思うので、ガリレオの中では日本向きの馬かもしれません。
ところで、やっと競馬写真を集めた電子書籍を発刊することが出来ました。
どうぞよろしくお願いいたします。(アマゾンで取り扱い)

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アマゾンから発刊です。価格720円(競馬週刊誌1冊分)

 

カテゴリー「わたしの競馬写真館」に目次掲載

 

 

「旅すれば君に会い君はまた旅に出て」クラックスマンCracksman(英チャンピオンS1着)

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7月アイルランドダービーに旅したおかげで、クラックスマンを直接見ることができて、その彼が秋には、イギリスの秋のメインの開催のメインのチャンピオンステークスを快勝するのは、とても嬉しい出来事です。
勝馬のカプリや5月に1000ギニーで見たウィンターなどは、凱旋門賞で見たけれど、どうも2頭とも前足の捌きがもう一つなような気がして、疲れを感じたのですが、彼だけは最後まで成長しながら完走して最後を大楽勝してしまうのだから、凄いと思います。

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考えてみると父フランケルもアスコットのこのレースを勝っており、この血統に向いているのかもしれません。
写真はアイルランドダービーの時ですが、レースを終えて帰ってきたパドックでは、もう真っ先に、フランケルでおなじみになった鼻にクロスが入る馬具は取り外しています。勝ち馬は半々で表彰式の後までしてる馬もいるけれど、レース後すぐに外してしまう馬も多いのが印象的であったと記憶しています。

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この馬具を外して、クラックスマンの立ち姿をみると、意外と馬の印象が返し馬の時の写真から受ける印象と違うと思います。血統をやる人はブランケットはしているけれど是非こちらを参考にしてみてください。

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騎手は残念ながらこの時はデットーリではありません。病気のためスレマンに乗り替わっています。
追記で失礼します。まず、競馬写真を集めた電子書籍の原稿がまとまりました。只今アマゾンパブリッシングと格闘中です。発刊できるよう頑張ります。
追記その2、これだけ海外に行くのなら、海外競馬は別ブログにして、それでまとめられないか検討しています。来年のことになりますが。

「良い絵っていうのは、その前でたくさんお喋りができるんだよ」エネイブルEnable(凱旋門賞1着よりPrix de l'Arc de Triomphe 2017)

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昔、京都の深夜ラジオで大人気でよく聞いていて、中学の時、ずいぶん影響されました。彼は多摩美の出身で画家でもあり、絵にも一家言ある人でした。彼がいつだったか自身のラジオ番組で語っていた言葉の中でよく覚えている言葉がこの言葉です。

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ひょっとすると、この言葉を繰り返しながら、彼の好きだった競馬を見て、彼の言ってるこの言葉の通りに写真を撮ろうとしていたのかもしれません。キーストンブルース大好きでした。

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9月に亡くなった諸口あきらさんにこの絵を捧げます。ありがとうございました。良い旅でした。

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