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叙情的駄作集

「合言葉は人馬一体!アイルランド競馬は必死のパッチ」7月カラ競馬場からの雑感

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旅行記でなく雑感です。まずダービー以外の馬のレベルは低かったと思います。Gレースも、リステッドもありましたが、地方競馬のC級見てるんかなといった感じでした。
 
ダービーはいきなりレベルがグッと上がります。その差がとても大きいのが目に見えてわかりました。メインのダービーが終わると帰るお客さんの率はニューマーケットなんかよりはるかに多かったのは、良い馬がいないのも原因かなと思いました。
 
もちろん、オブライエン厩舎の馬もダービー以外は、?マークを付けたいくらいのレベルが多かったと。つまり、良い馬はもっと条件の良いイギリス本土へ、そしてその下はアイルランドで走らせている感じを受けました。

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だから必死に勝たせようとしている。ここでしか勝てないかもしれないから、必死にやっている。距離や騎手の振り分けによって、ホントに勝たせようとしている。あの有名な調教師は、プリパーレードリング、パドック、レースの入場、レース後のパドックを走りまくって移動しながら、馬の状態、機嫌を確かめ、指示をだしていました。ニューマーケットでの気難し系の落ち着いた感じのオブライエン調教師はそこにはいませんでした。
 
いわゆるクールモアの馬主さんも拝見することが出来ました。奥さんが綺麗なの。。この人が非常に熱心、いつもプリパレードリングにいて気が付くとはなにか厩舎の人に言っている。それが凄く適確な感じがして。。
 
レースは、前のレースのプリパレードリングの周回が終わると、次のレースの馬が出てくる。15分前くらいにパドックへ、パドックの鐘が鳴らされて、本馬場へ、レースをしてパドックへ引き上げて、上位馬は表彰へ、他は鞍をパドックで外して、プリパレードリングを通らずに、馬場を歩いて厩舎へで1つのレースが終わっていました。
 
2019年まで、レースをしながらのスタンド改修、あんまり大々的に断りがないのは、まず観客が少ないこと、多分1万人程度。つまり小規模。それに比べてレースコース自体は広大で、カラ競馬場自体の比率からすればスタンドは数パーセントにもならない、つまりいつもと変わりがないからというアイルランド独特の感覚があるかなと。
 
ダービー当日は、座れる席が別料金で売られていて、ほかの入場券も含め、前売りで完売していましたので、どの入場券をかくにしても計画段階でまず入場券をHPで押さえておくのがマストであると思います。

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最後に感じたのは、人と馬の関係、ここでは「人馬一体」です。日本はこれに比べて「人馬一対」だと思います。これはファンも含めてかもしれませんが。
 
励まし、勇気づけ、ともに戦っている、だから無駄な動きはない、騎手で鞍から横に身を外して、鞭を振るっている日本の若手騎手的な騎手なんて、どんなにレベルが落ちたレースでも皆無でした。
なんでこういうことが起こるのかというと、日本では人が命令して、馬が聞き入れる側、主従がハッキリしている。ハッキリしているから、変な騎乗フォームで追いながら馬の性に敗因をして構わないんです。主人である人間側の無理が通って当たり前。一体なら、そうではないはず。
 
ファンだって「この子」って見下して馬を見てる。それもなかった。(場所取りは絶対なかったのは当たり前だけれど。)それが羨ましくて羨ましくて。。

「あと一歩がフランケル産駒の運命か」クラックスマン(アイルランドダービー2着より)

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競馬場に来てみるとクラックスマンはあまり人気が上がっておらず、なんとなく2番人気的な感じになっていて、もっと父フランケル人気の後押しがあるのかなと思っていたけれど意外でした。

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馬体は目立たなかったというか、もっと伸びやかさがあるのかと、思っていたけれど、丸い感じがしたし、毛色も日本で映像を見ているよりも明るい鹿毛だったと。ジョッキーもデットーリじゃないし。
レースは、外から差しきるかってきたけれど、あきらめずに伸びるガリレオ産駒にはかなわない感じで、伸び切れない感じ。。ウーン。次どうするんでしょうか。。

「風に消えたライオン」ウイングスオブイーグルスWings of Eagles(英国ダービー勝馬、アイルランドダービー3着より)

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西風が直線追い風になるカラ競馬場では、あと2ハロンからの下りを下ったあと、急激な休みのない登りになり、それがゴールまで続く、ゴール後も中京並みの坂があるが、平坦で穏やかに見える、走ってきた馬たちはみんな下り坂追い風で、フォームを思い切り広げた後に、登りがくるから、少しでも体力、精神的な力がへこたれてしまうと、急激に下がっていってしまうタフな造りで、毎年、アイルランドダービーもそんな決着の仕方だったけれど、今年は最後まで3頭が競り合って伸びあってのレース、レースの質は一枚上のものがあったかもしれないと思う。

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私の期待は、英国ダービー勝馬のウイングスオブイーグルス、勝ち方、勝ちタイムともに強烈なもので、オブライエン厩舎のモンジューの孫っていうのも面白いと。。事前では、圧勝して、何年に一度の馬になると思っていた。

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「ドン!」初めての出会いは、音だった。プリパレードリングに出てくる入り口のところで、何かを蹴り上げたのか大きな音がしていた。その後歩様に変化はなかったというか、小走りの歩き方なので、なんとも言えなかったというか。

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馬体はモンジューの緩さが全くなくて、全身強靭な筋肉で覆われている感じ。エルコンドルパサーに筋肉の感じは似ていると思う。。ただ気性は荒い、何をするかわかっていても持っていかれる凶暴性。。3歳の7月なので他が大人びてきているのとは対照的。。ただ、他とは違うものにさらに興味は湧いて止まらなかったけれど。

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後は、あの大きな音がレースにどれだけ影響を与えるか。昔阪神で一番人気のバトルプランが、パドックで外のラチを蹴り上げて、何ともないんでってレースしたら、着外に負けたことがあったけれど、影響がないわけはないのは仕方がないこと。

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レースは抜けるかってっていうところから、伸びたけれど、上位2頭と伸び方は変わらずの3着、、月曜のレーシングポストに骨折引退が出ていたので。。。

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それにしてもこの馬なんとなくサンデーサイレンスに似ているような。。。気性も含めて、筋肉も緩さがない筋肉でそれが凄く運動性があるから、固い馬場でも行けるだろうし。。。ひょっとしたら、この馬の出現で欧州との縮まった差がまた広がるかもしれない。
追伸、後日レーシングポストをウロっと読んだところによると、骨折の手術は上手くいって日ひょっとしたらの可能性もあるとか。。。

「いまこそ君が人生の時」カプリCapri (アイランドダービー1着 2017 Irish Derby)

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7月1日、西風が連れてくる雨が降り続けていたカラ競馬場は、夕方の入り口の16時ころになってようやく止み始めて、スタンドが改修工事で仮設で雰囲気の上がらない状態も、ようやく、雰囲気が上がってきて、何しろギネスばかり飲んでいた連中までもが段々ラチに立ち始めて、プレパレードリングからパドックをスキップし、ラチに詰めた私が浮いてしまわない状態になっていた。

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前評判では英国ダービー1着のウィングスオブイーグルスが抜けていたのが少しづつ直前で変わってきて、地元の前評判ではカプリが3番手以上の評価、現場のブックメーカーでは仏ダービー2着のヴァルドガイストを一番人気と並ぶ評価をしているところがあるなど少し割れているのかといった具合、直前の人気は少し頭打ちしたけれど、スタンドはやはりフランケル産駒のクラックスマンが勝つとドラマを見ている感じで得した気分になる感じの人多数。。

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コースはとにかく雄大、ゆったりとしているが直線のアップダウンは凄い。ゴール過ぎても上っているがそこで中京の坂くらいはある感じのコース。。レースは力尽きたものが負け。。馬も人も気持ちを切らしたら終わり。。

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レースは、何しろ2ハロンビッシリ、ぶっちぎりまであると思っていたウィングスオブイーグルスが、そこまでは伸びずクラックスマン、カプリとのデッドーヒートで、最後の100くらいで、グイッと伸びたというか、時間を止めて自分だけが前に進んだ瞬間を作ったカプリが、その宝物を必死で守り切ってゴール。。。。このグイッという感じがなんだかたまらないというかこれが競馬なんだわ。馬と人とが一体になって、少しばかりだけれど輝きを一緒に作る、決して人が命令して馬が頑張るのでなく、一緒にグイッとでる瞬間を作る。これ、これ、これ。。。

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アイルランドに行く前、サロイヤンの劇「君が人生の時」を観た。最後に、サロイヤン独特のパッションが一気に時を超えような瞬間を作って劇は終わった。。それを引きずってアイルランドへ。ありがとうカプリ。。君の父の母のことを僕は良く知っています。
 
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※アイルランドの旅行記は、来週以降、別名ブログで展開します。カラ競馬場の紹介は、そちらでも行う予定です。ひたすらこちらは馬中心で何回か展開していきます。

「あの日から僕はまだ凍っている」ウィンターWinter(ロイヤルアスコットコローネーションカップ1着)

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強いですね。ロイヤルアスコットのコローネーションステークスを勝って、G13連勝、相手が同じとはいえ、パフォーマンスが上がっていっているのが凄いと思います。
写真は、ニューマーケット1000ギニーの時のものなので、勝負服がピンクですがいまでは貴重な感じもして。旅の思い出がこうやって1シーズンつながるのもギニーフェスティバルのよいところですね。

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心配なのは、2000ギニー2着のロートデンドロン。フランスダービー4コーナー手前の下りで競争中止、まだ7月2日のプリティポリステークスに名前だけはあるので何ともないと信じたいですが。

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「夏がきた!アスコットに燃える男が爆発だ!」バーニーロイBarney Roy(セントジェイムスパレスS1着)

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最高気温30度が続くロンドン。日本より熱いのがなんだか不思議です。なにしろ私が行った5月はじめが15度の連続、そこから40日もかからずに今度は30度の連続、今度は熱さとの戦いが、馬にもいわゆるロイヤルアスコットのファッションをした観客にも求められます。北海道から帰ってきての寒暖との差にも時々戸惑うのに、特に馬は大変でしょう。そのせいか、アイルランド勢が苦戦しているような。
 
注目された1日目の牡馬マイルの1戦は、単勝2倍を切るチャーチルが4着に敗れ、2000ギニー2着のバーニーロイが雪辱。
 
バーニーロイはニューマーケット調教で、熱くなったのには、チャーチルなどアイルランドから来る馬と比べてみても、少しは耐えられるでしょう。その分も着差に出たのかもしれませんが圧勝でした。

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レースは、古馬マイルより1秒遅く(コースが違うかもしれませんが)逃げた馬が残っているので、スローペースで最後は2000ギニー1,2着馬のキレ比べ、でバーニーロイをマークしてスパートしたチャーチルが、バーニーロイに追いつけずのキレ負け、バーニーロイが勝ったという内容だったと。

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バーニーロイは、ニューマーケットの2000ギニーで見た時には活気がありすぎて、レースで勝つことに意義を見出しているんじゃないかって素振りに、ひょっとしたら勝つのは彼じゃないのかって思ったんだけれど、チャーチルの発している何かがその時凄くて、やっぱりこっちかなと思ったのです。
だけれど彼の筋肉の凄さが脳裏に焼き付いており、勝たれてみると、やっぱりなって気が今となっては後付けにしかならないけれどしています。

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バーニーロイの血統は、というかヨーロッパの馬たちは、日本のサンデーがどうとか、ヘイローのクロスがどうとか言うのではなく、ノーザンダンサー系の大種牡馬の3×3、とか、4代目までに、大種牡馬をいくつ入れられるのかとか、そういうものを大事にして、母馬の個性も大事にしながら、作っているルのではないでしょうか。
 
そのほうが日本より大らかさ、自由さを感じるのです。とくに募集馬のツアーが終わって、サンデーがどうとかストームキャットがどうとか重箱が大好きになっているときには余計に。

「海の向こうが羨ましい6月」ロードデンドロンRhododendronは英オークス2着

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エプソムオークスの固い本命と見られていたロードデンドロンは、2着。勝ったのはエネイブル、父は、ガリレオ産駒のナザニエル、母父がサドラーズウェルズで、なんとサドラーズウェルズの3×2です。
雨で暗い中レースが行われ、馬場はグッド、最後5馬身離された完敗でした。がタイムは標準より早く、5馬身離されたとは言え例年なら楽に勝てていたのかもしれません。

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大番狂わせのエプソムダービーは、ウイングスオブイーグルスが勝利、勝ちタイムがグッドなのに2分33秒台と優秀で、接戦だった4着まではかなりの高レベルです。エプソム開催で、凱旋門の敵グッと増えた感じもしますが、逆に高レベルだと、夏の魅力的なレースで消耗して、秋のシャンティイまで持たないかもしれません。

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それにしてもこのレベルの高さは羨ましい限りです。写真は相変わらずの1000ギニーのロードデンドロンです。

「ブリザードが吹く2017」ウィンターWinter(アイルランド1000ギニー1着)

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写真はイギリス1000ギニーです。チャーチルと同じ、エイダンオブライエン厩舎のガリレオ産駒のウィンター、こちらもイギリス、アイルランド1000ギニーを連勝しました。
100ギニーの時のピンクの勝負服から、濃紺のこの馬主グループの1番手の勝負服で、アイリッシュではムーア騎手騎乗、チャーチルよりももっと楽に連覇しました。

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おかげで、不利があってイギリス1000ギニーでウィンターに負けたロードデンドロンのオークスのオッズが2,1倍程度にジャンプアップ、オッズを動かすほどの勝利でした。こちらもロイヤルアスコットに行くんでしょうが、馬場を問わないので、マイル路線を勝ちまくってくるかもしれません。

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「嵐スイッチオン」チャーチルChurchill(アイルランド2000ギニー1着)

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写真は、イギリス2000ギニーのものです。
道悪になった27日のアイルランド2000ギニーは、ここを狙ってきたサンダースノーを寄せ付けずの圧勝での勝利。英国、アイルランド2000ギニー連覇です。次はロイヤルアスコットでバーニーロイとの再戦となります。バニーロイも筋肉ゴムまりアスリート的な馬なので、果たして、関係者が誉める素質とクレバーさでどれだけ、2000ギニーの差を保つことができるのか今から注目だと。
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「ギニーダブルかフルハウスか」チャーチルは愛2000ギニーへChurchill

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ロイヤルアスコットか、ダービーかと言われていた2000ギニーの勝ち馬チャーチル。どうやら、まず愛2000ギニー(5月27日)に向かう模様です。
これでオブライエン厩舎は、愛1000ギニーには1000ギニー圧勝のウィンターが向かい、エプソムダービーは、各トライアルを上位独占した馬たちの7頭出し、エプソムオークスは、ロードデンドロンが固い本命、ということで、オブライエン厩舎がクラシックをスィープする賭けが成立していてオッズ21倍(20対1)だそうです。

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なお、読み方でロドデンドロンとするのは間違いです。みんなRの次にあるhとOとを意識して発音していました。ひらがな発音的に言えば、「ろぉおどでんどろん」でしょうか。なのでロードデンドロンとするのが良識だと思います。そこんとこJRAさんよろしく。秋には彼女が大きくクローズアップされているかもしれませんので。

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写真は2000ギニー、チャーチルです。

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