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すばらしき名馬達 86~

「風が消え星が消えた10月」サッカーボーイ

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SOCCER BOY (88マイルCS)

5月に牧場見学で見せて貰ったときも、元気が無かったですから、11年10月に訃報が届いても不思議ではありませんが、消えてしまって、そこにはあと何もない感じがするのが、ルドルフもそうですけれど。。。

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マイルCSで一度見ただけでしたので、なんとも言えませんが、最後の末脚は、他の馬が止まって見えるというより、確かに止まっていた、そこをごぼう抜きにした、これも後にも先にもない速さ、凄み、異次元感がありました。サラブレッドが受け継がれていく理由がそれにはありました。それが人間の心を通じると人の未来にも大きな幸福をもたらすとたらすと彼は教えてくれました。サッカーボーイには生まれてきて生きている理由が自分よりありました。

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なんだか色のない1週間。色のない秋の始まり。それも構わないと思う自分がいて。。憶えとかなあきませんねこの気持ちを。

イナリワン 89年天皇賞春、宝塚記念、有馬記念勝馬 敵役は強くて男らしい方が良い!

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(89年宝塚記念)

88年にタマモクロスやオグリキャップなどで盛り上がってきた競馬ですが、88年でタマモクロスは引退し、オグリキャップは89年秋まで休養している丁度谷間の時期の春シーズンに地方からやってきて、簡単に春の天皇賞、宝塚記念を制してしまいました。

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(89年天皇賞春)

地方から来た当初は芝コースやレースのペースにイライラして負けていましたが、馬が慣れてきたこと、武騎手が乗り変わったことが上手くマッチしていきなりポテンシャルを上げてしまうことに成功しました。

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(89年宝塚記念)

競馬ブームの中、またJC世界レコード決着の後の雨が降っているのに晴れているのと同じくらい騒然としている89年有馬記念を柴田正人騎手で勝ちます。

地方から来たこと、武騎手の後を柴田正人騎手が乗ったこと、追込馬であることなどで男気のある感じがしましたが、ホントは一体どうだったのでしょう。

何気なく宝塚記念で見たときには、強烈な何かをもっているのでなく、スピード、スタミナ、加速力全てが揃っていて総合力で勝負するタイプかもしれないなとボンヤリと思いましたが。

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(90年天皇賞春2着。柴田騎手)

オグリキャップ、スーパークリークの敵役として、どんなときにも威圧感を与え続けてくれました。

シャダイカグラと89年牝馬クラシック 桜花賞馬は波瀾万丈

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(桜花賞4ホクトビーナス、18シャダイカグラ)

大外枠が不利と言われていた旧阪神の1600で、前走で牡馬に楽勝したために大本命になり、出遅れて、スタンドが騒ぐ中、内に潜り込み、直線までに馬群を捌いて、最後の最後に先頭をとらえてゴールイン。

馬も強いなら、騎手の手腕も鮮やかで武豊の時代の到来を告げる桜花賞となりました。勝馬はシャダイカグラです。

(18桜花賞↓)

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(ライトカラー上桜花賞、下ローズS)

シャダイカグラは、本命としてオークスに挑みますが、ヤマニンスキーの産駒のライトカラーに僅かに敗れます。

秋になり、ローズSで盤石の強さを見せつけて、エリザベス女王杯に挑みますが、直線足下の故障で最下位となります。

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(ローズS)

女王杯は春の勢力であった殆どがトライアルのローズSでシャダイカグラに完敗しており、成長が感じられず、秋の昇り馬も牝馬のためか目に見えてわかるようなパフォーマンスをした馬もおらず、本命以外は混戦のレースだったのですが、本命が故障したところへ単勝万馬券のサンドピアリス優勝での決着とレースが終わっても頭の整理がつかない競馬となってしまいました。

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(エリザベス女王杯(当時3才限定)6サンドピアリス)

89年牝馬クラシックの主役であったはずのシャダイカグラも一冠だけで終わっていて、その前に2歳時には、ニチドウアラシの産駒でアイドルマリーがいて、阪神3才Sで2着となって春の主役と思われたけれど春には振るわなかったりもして、この世代の牝馬は主役と思われた馬が長続きしないというか、肝心の勝負の時に負けてしまう、後で考えるとややこしい年でした。

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シャダイカグラは、騎手が騎乗すると歩き方が素晴らしく綺麗に変身する馬で、それが魅力の一つでもありました。

特にそれが際だっていたのが、桜花賞の前哨戦となったペガサスSです。武騎手がまたがった瞬間に馬の動きが素晴らしくなり「馬が変わった」って知り合いと同時に言葉が出たものです。それが全くなかったのが女王杯でした。

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(アイドルマリー分も含め最後6枚はペガサスSより、ペガサスSは現アーリントンカップ。シャダイカグラの2着ナルシスノアールは次走でスプリングステークスを勝利)

マックスビューティ 87年桜花賞、オークス勝馬そして女王杯は2着

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(ローズS)

とにかく、女王杯までくるまでの成績がパーフェクトでした。

オープン特別だったチューリップ賞を持ったままで勝ち、桜花賞は直線放す一方で大勝します、その後の東のオークスもそのトライアルも楽勝で、危なげなく2冠を達成します。

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秋になっても神戸新聞杯を勝ち、ローズSはまた持ったままの完勝で女王杯を迎えますが、タレンティドガールに早めに交わされてからは同じように伸びるだけの2着に負けてしまいます。

前年がメジロラモーヌの牝馬三冠でしたがラモーヌと比較していても2年連続は間違いがないように感じていたので敗戦は非常に大きな驚きでした。

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(エリザベス女王杯 田原騎手)

その後は牡馬相手に戦いますが、斤量が重く成績が振るわなくなりました。

大きな馬でしたが、柔らかな筋肉で、柔らかく軽く走って他を圧倒して勝ちましたので、ちょっと勝利後の後味が他とは一味違う感じがしました。

田原騎手の演出とも言うべき騎乗も強さを際だたせていました。

フレッシュボイス 87年安田記念勝馬 まさに電光石火の末脚

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87年宝塚記念

86年春のクラシック路線、特に皐月賞前には、関西馬では期待できる馬が一頭もいませんでした。

83年、84年の連続三冠馬を含め、関東馬の独占状態が続いており、2着に入るのがやっとでしたが、この年は入着すら危うい状況でした。

彼はその中で、前哨戦の雪の毎日杯を制して皐月賞でも堂々と追い込んで2着に入ってくれました。

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86年菊花賞 田原騎手

父がフィリップオブスペインであり地味な血統で、ノーザンテーストとかトウショウボーイとかが全盛の時代でしたから、可能性をどうしても軽く見てしまっていましたが、特に中距離での活躍は、まさに記録より記憶に残る末脚の馬でした。

87年安田記念では、大外から、大本命のニッポーテイオーを一気に交わして1着となっています。

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上の写真は、その安田記念の次の宝塚記念のものです。

遠征での激走の後、間隔が短いためか、馬体重減のままの出走となっています。安田記念の末脚に興奮し、また宝塚で再現してくれるものと期待して阪神へいきましたが、期待するのは可哀想かなと思えるくらいに馬が細かったのを憶えています。

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89年宝塚記念をイナリワンの2着 松永騎手

記録をみると88年の大阪杯を制しているのですが、それ以外はテレビ的にはあまり目立たちませんでしたが、89年宝塚記念で勝ちきれないもののさすがの末脚を披露して2着に来ています。

個性的な馬という分野の代名詞的な存在でした。

メジロデュレン 86年菊花賞、87年有馬記念勝馬 兄貴は無頼派だった。

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秋の昇り馬として菊花賞戦線に登場して、前哨戦となった3000㍍の嵐山特別を勝って、有力候補になったものの関西馬の弱い時代であり、春の勢力のダイナガリバー以下が順調にきて強力であったので、可能性は低いものだと思って見ていましたが、パドックでは元気だし、最後の直線でも意外と早くガリバーをかわして、簡単に菊花賞に優勝しました。

今考えると、大きなレースの本番で粘っているガリバーをねじ伏せたのはこの馬だけだと思いますが。

長距離を中心に使われて、簡単に春の天皇賞などを勝つのかなと思うとそうでもなく、ガーっと行ってはバテてみたりしてレースっぷりの荒かったのを憶えています。

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87年の有馬記念では、本命となったサクラスターオー、メリーナイスの故障や落馬で騒然とする中、ナタを振るうがごとき末脚で圧倒して、画面を見ていた私は悲劇を忘れてしまうほどでした。

今でこそディープの池江さんですが、私にとっては、地味で堅実に60戦以上走り続けたメジロジゾウの鞍上が、池江さんでしたので、池江さんにも地味で堅実な印象があり、また、なかなか大レースに縁がなかったので、菊花賞がデュレンが勝ったときはその分も嬉しかった思い出があります。

弟はメジロマックイーンです。(写真は全て86年菊花賞)

父はフィデオン、これは、日本人数人の馬主がヨーロッパの競りで購入し、走らせた後、日本で種牡馬となった馬だと思います。この一連の動きがとっても素敵な話なんです。

だからこの父にも勝手に夢を乗せていた思いだがあります。

ダイナガリバー 86年ダービー、有馬記念勝馬「一目見たときからダービー馬」

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(京都新聞杯:増沢騎手)

一度だけダービーを現場で見たことがあります。86年でした。

迫力のないレースでした。5月ごろのちょうどよい陽気の中で若さの残る3歳馬のレースは、心が平和になってしまって、よほどのことがない限り和んだ心が燃えてこない感じでした。

JCのころのケヤキの紅葉がすばらしい東京競馬場も緑豊かでその平和さを倍化させていました。

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(ダービー)

約束されていたように、ダイナガリバーが優勝しました。グランパスドリームが2着でした。社台とラフィアンの1、2着です。

クラブの馬が牡馬のクラシックは勝てないだろうと信じられていた時代でした。結果は未来を描いていたんですね。

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スプリングSが雪で順延されて取り消して、皐月賞はその影響か惨敗しますが、なぜかこの馬が勝つんだろうなと思いながら、見ていました。

そういえば井崎さんのガリバー伝説とリンクさせたガリバー1着の予想もありました。

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ノーザンテーストに母父バウンティアスでハイペリオン系のクロスで固めた血統にきれいな流星、大きな馬格と疑いようのないチャンピオンの資格を持っていました。

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(京都新聞杯4着)

菊花賞もメジロデュレンに敗れますが、交わされてからの粘りはものすごいものだったと思います。

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(菊花賞2着)

続く86年有馬記念に優勝しています。

最後に増沢さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

メジロラモーヌ 86年牝馬三冠馬「まさにミスブラックビューティ!」

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(桜花賞)

美しい、華やかさのある黒光りのする馬でした。

85年にシリウスシンボリがダービー優勝し、新種牡馬のモガミの価値が上がり、登場してくる産駒も他の馬たちより何か違ったものを持っていて、強そうだとの錯覚がまだ解けないころにさらに強力な彼女が登場しました。

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桜花賞トライアルで関西に来る前は、勝つ時は大差、圧勝するけれど、アッサリ負けたりもするので、大きな可能性はあるけれど脆さも持ち合わせているとの印象、スピードとパワーは凄いが、それがちゃんと発揮できないときがあるとの印象で彼女を私はとらえていました。

桜花賞トライアルは、初遠征、初コースであり、レースも後手を踏んでしまったのか、最後のハロン棒を迎えても差し届きそうではあるもののTVやラジオ実況で受け取ったほどの物が違う的な感じは受けませんでしたが。。。。

あと200過ぎで鞍上となった河内騎手のゴーサインが強く出た後、なにか他の誰かが力を加えて、積木と積木を苦もなく置き換えるように、凄く短い距離で楽に先頭を交わしてゴールしていました。

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(桜花賞 上、下)

場内の「あーーーーー!」って感じの歓声がメインレースでおこるのは非常に希です。力の違いすぎる馬が最後だけ追われてメッチャ強い時にそんなことはありますが。

いまでも、その情景、歓声は鮮明に思い出すことができます。大きな場内のため息の後、強さにあきれてドッと笑いがおきていました。

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(4マヤノジョウオの騎手が首をひねってるのが印象的。

会心のレースをして歯が立たない強さでした。)

桜花賞は予定通り圧勝。東京で2月に敗戦をしていることから、東京が不安ではの声がありましたが、トライアル、オークスともに全く不安なく楽勝しました。

直線まで無理をしないでスムースに走らせ、最後に爆発させる河内騎手の騎乗が彼女に何かを与えていたのかもしれませんが。

エリザベス女王杯(3才限定)では、早めに先頭に立った分苦しみましたが、初の牝馬三冠を達成しています。

しかしながら、最初の桜花賞トライアルの印象が強すぎて、その後は、彼女を信じているだけでしたので、他のレースでの印象が非常に薄いのが今となっては思い出ででもあります。

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(エリザベス女王杯)

ホントなら、女王杯の時に自分が三冠を達成するくらいの緊張感がかかってしまって、後からアホらしく感じられるのですが、ほとんどそれはありませんでした。

ローズSも制しており、トライアルも全て制覇しての完璧な三冠でした。

この後、有馬記念に挑戦するのですが、記録を調べると、0.6秒くらいしか負けていないんです。たしかレースでは馬群に揉まれっぱなしで、小さな不利は一番受けてしまった感じでしたから、後からの3才牝馬の有馬記念での結果とあわせると相当な能力だったことがわかります。

ニッポーテイオー87年天皇賞秋、マイルCS勝馬「彼を負かせば超一流」

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87年宝塚記念

全盛期は、強くて、速くて、どうしようもない感じがしました。

安田記念で彼を負かしたフレッシュボイスがその後勝てなくても人気し続けたように、彼の強さが身体の奥にまで入ってくる感じでしたから彼を負かした馬がとんでもない可能性を持っているような気がしてなりませんでした。

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88年宝塚記念

87年には、天皇賞秋、マイルCSを勝ち、春も勝ちはしませんでしたが安定した成績であったので今の基準なら、十分年度代表馬なのですが、クラシック2冠のサクラスターオーにその座を奪われています。

最近注目されたのは、ハルウララとしての父としてでしたが、あれだけのスピードが伝わらなかったのが不思議です。

写真は87年88年宝塚記念です。2200㍍はやはり長いのかともに2着となっています。

サクラユタカオー 「快速」の源泉

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86年春天皇賞

関西には、菊花賞、春の天皇賞と適性がなかったであろう長距離を使われていましたので、強いという印象は残っていませんが、テスコボーイに母父ネヴァービートでサクラシンゲキの弟でこの派手な姿で、当時はクラクラするほどの良血馬でした。

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85年菊花賞

流星、栗毛の姿は60年イギリスダービー勝馬で名馬級のヘザーセットの弟で1勝馬ネヴァービートの父であるネバーセイダイの姿に血統表の中では一番似ていると思えます。

秋の天皇賞を完璧に勝っています。

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85年春天皇賞

種牡馬として、サクラバクシンオーを出しています。

兄のサクラシンゲキも、第1回JCを逃げまくった快速馬でした。

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サクラシンゲキ(ドンの産駒)