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2021年2月

「私の淀40年物語」タマモクロス(1988年天皇賞1着)

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勝てなかった馬が、内を突いて追い込むというイン強襲で勝ち続けて、半年後には天皇賞を制しているという、地方から来た馬が中央馬を負かすサクセスストーリーは描きやすいために、競馬に興味がなかった人にも共感を得るけれど、1年前には下級条件で3秒負けていた馬が、すべてをひっくり返すタマモクロスの差し脚は、競馬ファンの心を何倍も捕らえることになりました。

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変な話、そんなうまい話はないよなって私は思っていて、それで勝つとなんだか心が勝手に熱くなってる。そんな存在がタマモクロスです。それにしても本番までインコース強襲とは。鞍上南井騎手の馬を信じた男気のある騎乗も鮮やかでした。

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「私の淀40年物語」サクラスターオー(1987年菊花賞1着)

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このころのG1レースで、私はファンファーレに合わせて新聞を叩きそして振り始めました。誰もそんなことしている人はいませでした、なぜか少しづつではあるもののすぐに広がっていって、小さくなることはなく、G1のスタートになれば、独特の歓声があがりレースが始まり、レース記録としてもスタートでなくその歓声からがレースとして記録されることになりました。そこまでもやった方はいるでしょうがつながったことは一度もなかった現象が、ここからは逆に繋がって切れることなく続くことになった、その最初は私です。

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87年菊花賞は、自分的には盛り上がらないレースでした。春から勢力が変わらず、多分一番強いはずのサクラスターオーは4月の皐月賞圧勝から故障してのぶっつけで、当時としては出走させることすら無理を感じることでしたから、レースにはならないと思っていました。有力馬は関東馬ばかりで関西のスポーツ紙の紙面からの熱が例年より感じられず、土日なにか仕事が入るのは当り前の時代で日曜日午前仕事が入っており、遅く終われば行かない予定でした。

何とか間に合って、駆け付けた時間にはもうパドックが始まっており、一番後ろから脚立の上に立って眺めて、強い北風の中、凄い踏み込みのスターオーを見ながら、「1回使っておれば圧勝だったのに」と思ったことは覚えています。夢のごときレースが終わって、家に帰り買ったばかりのベータのビデオで「菊の季節に桜が満開!」の関西テレビ杉本アナの伝説的実況を聞きました。この実況を聞くと強かった北風の中にいた記憶が今でも蘇ってくきます。スターオーは、有馬記念で故障発生し、どこかへいってしまいました。

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さてなぜ私がファンファーレに合わせて、現在まで続く歓声の最初になったかは、理由も含めて書かないつもりです。この歓声に魅せられて、本当にたくさんの人が競馬に興味を持って、競馬をはじめ、理解者になり、中には馬主となった人もいるでしょうし、理解のある参加者が増え続けることで、減少分をカバーし続け、他のギャンブルと比べてギャンブル不況の時に落ち込まず、そのことで賞金を保ち、馬の値段が低くならず高いまま推移し続けて決まってというサイクルが今日まで続けられました。その中心にこの歓声はあります。となると最初の人間が動機を理由を示さなければ、だれも、例えば大成功した牧場でさえ自分たちがなぜこうなのかを本当は知らないことになり、その世界での運が良かっただけの成功ということになります。

そのことで、自分たちが実は自ら作った世界でなく恩恵だけを受けている世界だとマスコミも含めて認識してもらいたいしのです。認識して、権威的にならず、社会に公開しながら閉鎖的にならず、発展しようとする態度を持ってほしいと思います、(それができなければ退出してほしいです。)その態度をとってもらうには、知らせないことが一番だと思うのです。

ただ今回の記事で知ってほしいのは、競馬場でのあの歓声が京都競馬場で生まれたものだったっていうことです。

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「私の淀40年物語」タレンティドガール(1987年エリザベス女王杯1着)

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記録を見ると最後の最後で追いついて僅差勝った記憶なんですが2馬身勝ってるんですね。マックスビューティの牝馬三冠がかかっていたので、そこで記憶がフリーズしてしまったのかもしれません。

このころリマンド産駒がクラシックの距離で幅を利かせていたので、この馬の状態が上がっているとの報道は持っていましたが、そこまでとは思わなかったのが今でも本音で、いまだとわかりにくい中長距離血統ですが、このころは確固としたものというか、欧州直結的なものがあり、血統表を見る分にはというか、種牡馬関係本と新聞の血統ランを見比べながら想像するのは楽しいものがありました。

「私の淀40年物語」マックスビューティ(1987年ローズステークス1着、エリザベス女王杯2着)

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ローズステークスでマックスビューティの圧勝をみて、2年連続の牝馬三冠は間違いないだろうと感じました。とにかくここまで仕事の関係とかでマックスビューティを見れませんでしたので、必死のパッチでローズステークスを見に行ったのを覚えています。

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大きな感じがする馬で、その馬に田原騎手が楽そうに、リズムを取って乗っていて、一頭だけ違うなっていう感じがする馬でした。

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エリザベス女王杯は最後の最後でタレンティドガールにやられた感じで、そういう逆転が起こるのがこのころの11月の淀の魅力というか魔力なんですが、三冠見たかったなとは今でも思います。

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上2枚ローズS、下2枚エリザベス女王杯です。

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