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「ゆっくりと昔語り始めます⑪」タマモクロス

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タマモクロスです。偉大な存在です。オルフェーヴルとジェンティルドンナが叩き合ったジャパンカップ。横にはデートで初めて競馬場に来た20歳前後の彼女がいました。ファンファーレに合わせて湧き上がるスポーツ紙などをたたきながらの手拍子と歓声、あまりの激しさに彼氏に「これっていつからこうなってるの」って尋ねました。彼氏が「いまツイッターっていうのができて、それで調べたやつがいて、タマモクロスの勝った宝塚記念の時にはハッキリ今の形でやっていたらしい」と答えていました。そう思わず拍手をして応援したくなる存在それがタマモクロスでした。

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地方からやってきてエリートの中央馬を負かすオグリキャップの物語も見事だけれど、当時低レベルの関西で負け続けていた馬が勝つたび強くなって、一番内をついて伸びてきて遂には天皇賞に勝ち、宝塚記念では当時中距離では現役最強間違いなしの関東馬ニッポーテイオーを外から差して負かしてしまう。その予感をもってのレース前の歓声、そしてレース後の計り知れない充足感は凄いものがありました。

一つの競馬のレースに過ぎないのにこのレースは、競馬場に来て競馬が好きでも、誰かに見下される時代に、それを1年前まで低レベルの関西馬の底にいた馬が日本の競馬の上限を飛び越えてしまった事実は人の心に新しい競馬を誕生させたのです。だからこの後ファンファーレにあわせて起こる歓声は定着したのだと思います。

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日本の競馬は売り上げが賞金になり、売り上げが高ければ、当然馬の値段も高くて構わない構造です。そのためには、競馬場にやってきた人が再びやってくること、そして競馬自体に感動して、馬券も含めた競馬を繰り返し楽しむことで成り立っています。ほかのギャンブルスポーツと比べ落ち込む幅が少なくて、そしてずっと高水準の賞金レベルを維持できるためには、競馬ファンが生まれ続けていることが重要なのです。それに一番寄与しているのは、偉大な種牡馬でもなければ天才騎手でもなく、この歓声であることは間違いないのです。この宝塚記念までに認知されるほどになる歓声をやり始めたやつも偉いけれど、それを永遠のものにしたタマモクロスこそ日本で一番のスーパーホースなのです。

追伸、昔語りの次は、淀40年物語となります。

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