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「青空よ遠い人に伝えてよ夢はまだ生きていると」マサーMasar(英ダービー1着)The Investec Derby 2018

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 はじめてのエプソムへ。例年空かないはずの6月1週が空いたために思い切って。晴天続きがありがたい競馬観戦の2日間だった。
 火曜日に大雨が降ったらしく、道路が20センチほど冠水するところもあったらしいが、木曜日にはリングフィールドでグッドトゥソフトの状態で競馬が行われていたので、土曜日のダービーには乾いてくるなと思っていたら、金曜日の多分朝3時ころに雨が降って、金曜日はソフトで、大外に固まっての勝負になって、馬場内にいるプロのカメラマンさえまともな写真が撮れないほどだった。

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 そこからは晴れ続けて、グッドトゥソフトに回復。仮柵を外した以上に、内側の芝の色が前日よりはは、外から内へ傾いている、とくに最後の坂は、急な坂なだけでなく、内に大きく傾いているせいか、水分が下側に溜まって芝の緑が濃かったけれど、日曜はひょっとしたら少し刈ったりしたかもしれないけれど、乾いた状態になって、今度は内一辺倒のレースになった。
ひょっとして内を刈ったかもしれないと思ったのは、ますは見た目にスピードが上がったこと、加えて、内で早仕掛けした馬が止まらないことの2点の共通といえば。。刈ったでしょうと。
1レースで内の馬が止まらなかったことで、あわててレース前に1時間以上かけた馬場点検を1レース後に再びオブライエン厩舎はやり直していて、何度も内側の点検をしていた。
 2レースは早仕掛けして馬を最後まで持たせたら世界一のデットーリ騎手が勝ち、逆に3レースもあわせてムーア騎手が人気馬に乗って仕掛け遅れで負けるレースをしたのが僕には気になった。

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 ムーア騎手は騎乗フォームはカーソン騎手のコピーでさほど魅力は感じないけれど、返し馬などの準備と、仕掛けのタイミング、割って入る上手さでトップに君臨していると思うけれど、仕掛けは遅くなり、馬場は把握していないかもしれないとすると、ダービーも危ういなと僕は思っていたりした。
 多分前日のオークスでの成功体験がオブライエン陣営の馬場把握を少し狂わせてしまったと思う、あまりにも上手くいったオークス、そこから乾いてもこれくらいだろうって思っている先入観念と馬場の実際が違っていたんだと思う。何故ってちょっと刈ったからだと。

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 ダービーのパドックは凄く騒々しかった。いわゆる馬場のターフビジョンの音響が凄く大きな音で、エプソムのパドックはスタンドや馬場から凄く近いところにあって、馬には優しくない、しかも以前パドックがゴールを過ぎてしばらく行ったところにあった関係で、プリパレードリングや厩舎は昔からの場所、そこから歩いてきて現在の喧騒極まりないパドックで周回することになる、
 ディープ産駒のサクソンウォリアーは、これが嫌だったみたい、周回中何度も前脚をワザと振り下ろして早く次にいかせろって言う感じの仕草をしてた、パドックに来る前から相当苛立ってたのか、いつも去年はカプリを担当して、今年はサクソンウォリアーを担当しているポーカーフェイスの厩務員さんは、馬が暴れようとすると少し怒ってた。見てるほうはディープ産駒らしい仕草だなって思って。。。
 勝つことになるマサーも前走2000ギニーののんびり感はなかったけれど、前足の捌きは良くなっている感じで、これは良いというか、パドック出るころには「マサーで今日はいいだろ」って独り言を言い放題のイギリスで大きな声で独り言。
 レースは、早仕掛けのマサーがそのまま踏ん張り、自分たちが思うより早い馬場だということを修正できなかったオブライエン陣営は、先行する馬さえ仕掛け遅れして、結局はサクソンウォリアーの進路を塞ぐことになってしまった。
 サクソンウォリアーの馬体は前走の2000ギニーからするとスッキリした馬体であったので、反応が遅いはずがないのだけれど、ユッタリ負担はかけないけれど、最後にスタート地点にたどり着いた今回と、最初少しスピードを入れてキャンターして途中からゆっくり歩いた前回とで、反応が違うとすると、今回の返し馬は馬には負担が大きかったかなと。

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 マサー1着、鞍上は日本でも騎乗経験のあるビュイック、ゴドルフィンの初めてのダービー制覇、馬場のことを考えると勝ちタイムも早い、勝ち馬はシャンティイ、ニューマーケット、そしてエプソムと3度実馬を見ることができた馬であり、ゴールにマサーが近づくにつれてなんか感動もいつもと違う嬉しさがあった。。

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 だけれど、ダービー自体、ダービーデイ自体を比較してみると、日本の方が遥かに素晴らしいというか、レースの質、出走馬の質、そして会場の雰囲気が遥かに上位と感じる。岡田さんが日本ダービーを世界一のレースというのは大げさでなく本当だと思う。
 これはやはりファンファーレ前の歓声が生み出している好循環、歓声を上げるために馬券を検討し、やがてもっと競馬が好きになる人が生まれていく、若い人がやって来て歓声を上げ、馬が好きになり通ってくれることで売り上げが保てる大きな一面がある。
日本の場合、売り上げは賞金に繋がっていて、それは馬の価値に繋がっている、売り上げが高ければ、高い種牡馬も買えて生産の質も上がってくる。何十年も続いている歓声が日本の競馬を支えている部分は大種牡馬や全ての競馬関係者の貢献よりはるかに大きいとエプソムの形式化した観客やピクニック客、凄い馬は数頭いてもそれ以外には揃っていない出走馬などを見ていて痛切に思う。イギリスには日本がない。これは大きな差、これを始めた奴が日本のどこかにいるのが面白いし、日本の競馬の最大の幸運なところだと強く感じた次第。

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