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「やがて君はもっと優しいひとになる」チャーチル 2000ギニー1着 Churchill  Two Thousand Guineas Stakes 2017

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なんだか、前年2歳戦のパフォーマンスをみていると、この春ニューマーケットに行って、なにかを感じるチャーチルを見なければならないような気がして。
 
前回の2015年には1000ギニーに行ったけれど、その時ちょうど良い時間にロンドンから往復していたバスは、さすがに乗客が行きも帰りも6人ほどじゃ動いているわけもなく、電車での2日間ギニーレースの見物となった。

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2015年の時、1000ギニーの大変な盛り上がりに興奮していた私の背後で、物販のスタッフが「昨日の2000ギニーの込み具合は凄かった」と言っていたのがずっと気になっていはいたけれど。。。
案の定。。。ロンドンのキングスクロスからのニューマーケット行の中継点のケンブリッジまで向かう人が多分12両ほどあった車両に争うように乗っていたのに、ケンブリッジからニューマーケットまで向かう列車はローカル線のため3両。。。しかも、そのローカル線のホームに群れとなった半分くらいの人がビールでこの時点で出来上がっているし笑っている。。。昔の日本の競馬場とかの騒ぎじゃない。飲んでは馬の話。また飲む。笑う。超満員なので乗り込むのに時間がかかり列車は発車できない、発車すれば安全のためノロノロ。。車内はみんな大汗。。1時間早い列車にしとくんだった。。
 
やっと着いた小さな駅のニューマーケット駅前からはシャトルバスが十分あってホッとしたけれど、13時ころ到着し、1レースが始まるのが、13時50分の場内に入ると、競馬の祭典じゃなくてビール祭りやってるのかっていうほどみんな飲んでる。。。笑ってる。。。
 
飲めるから来ているのかもしれないけれど、年に一度のお祭りだとしてきている大多数の人は、一番のオシャレしてくる。つまり薄着、気温13度なのにノースリの女子、ワイシャツにジャケットのみの男子。。。いくら何でも寒すぎる。。。そうなると酒。。。ホンマに飛ぶように売れてる。。
いったい何個ジョッキークラブのマーク入りのプラカップ作ったんだって。仮設の馬券売り場はないのに仮設のビール売り場はドカンと作られているし。。。馬券売らなくても十分に儲かるってか。。そうなるとトイレ大混雑。多分京都競馬場のグランドレベルよりトイレの箇所は多いのに大行列。。赤い顔大行進。。。。行ったり来たりがより大きな大混雑を生んでいた。

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レースは50分ほど前にプリパレードリングを、裸馬のまま周回し始めて、ウィニングサークルを兼ねているパドックでの前のレースの勝ち馬たちへの日本でいう表彰式があり、それが終わると入れ替わりでパドックに装鞍をして出ていくこれがレース15分前、何周かまわって、騎乗し、コースに出て行って、直線のコースを逆に走ってスタート地点にむかい、レースが行われている。
 
そのために、発走が15時35分なので、この大混雑を考えて、50分前にはまず2000ギニーのプリパレードリングを観て、そこから15分前には埋まり始めるだろう最前列に25分前に移動してレースを僕は見ようと思った。。つまり、前のレースは見ることができない。2000ギニーのパドックも見ることができない。
 
前のレースはジョッキークラブS。海外馬券の発売のおかげで日本でも名前が知られているセブンスヘブン出走、小頭数でかなりの確率で勝利が期待できる。。写真を撮るものとしては、大本命チャーチルがこけて、話題のフランケル産駒も負けて、なんだかなの結果になった時の保険としては是非とも押さえたい所ではあるけれど。。。なにかを感じた自分に賭けてみることにしてみようと。

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「チャーチル。。」隣のおばさんが、出てきた途端につぶやく、裸馬の小さな星を持つ馬がチャーチルだよなとの疑問は3秒ほどで終わった。同じ厩舎のランカスターボンバーを前に歩かせて、その後ろで、少しカッカしながらも快活に歩いている。馬体は丸い形で、飛節から下が下が少し短い感じがするが、回転が良い歩き方は効率の良さを感じた。
丸い形はガリレオ産駒には珍しいかなと思うけれど、総じてガリレオ産駒は背の長さというか背から腰にかけての長さは、その丸い形のチャーチルも例外なくて、拳一つから一つ半長い感じがする。逆にここがそれほど長くなかったのがフランケル産駒。。
 
今日の馬場はグッドトゥファーム、風は向かい風気味、この中では多分フランケル産駒はドンと弾かせた差し脚の勢いに惰性を付けるのが多分ガリレオ産駒より、この背中が短い分劣るだろうと思った。。
 
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25分前までいるはずのプリパレードリングは35分前を待たずに切り上げることになった。シャッター音に明らかにイラついてアクションが大きくなるチャーチル。歴史を変えてしまうのは御免。それならばゴール前の2年前から決めておいた場所に早めに行こうと。
 
前のレースがちょうど終わってドッとパドックへ繰り出す人を避けながら、ゴール前へ。もうかなりの人がゴール前には来ていて。。だけど場所取りは絶対ない。椅子席でも絶対場所取りはない。だからみんな座れるし見られる。スタンドは立つという意味。立っていることに邪魔な場所取りはない。それが素晴らしい。だからシルバーシートが必要ない。これが凄い。昔の競馬場に帰ってきた。それが嬉しい。早く来たものから自分の好きなところを選べる。ただし場所取りは絶対ない。

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レースは、途中からスタンド側へ広がるコースが馬場が良いのでそこをめぐっての位置取りになるのだけれど、オブライエン陣営の2頭が前後でラインを作って他を入れさせず、チャーチルを内側に入れて、かなり有利な展開を作って、そのままその優位を生かしてチャーチルが押し切ってしまう。
スタンドはチャーチルの大合唱、カメラを覗いてホントは全体を見ながらシャッターを切ろうと決めていたし、しかもこのレース最初にこの位置取り争いをしたときに自転車のスプリント競技みたいに牽制しあうためにユックリと最初を走ったのでかなりのスローペース。。ということは欧州ならでは以上の上がり勝負。。ということは差はあんまり開かない。。でもこの声を信じてみるしかない。大合唱はやまない、彼にフォーカスして。迫ってきて。過ぎてゆく。ゴール。凄いぃぃぃ。。。

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レースを終わった後の彼は穏やかだった。彼は成長していたが太目だったのかもしれない。加えて4月の前哨戦を戦ってきたメンバーが強力でどれも状態が良かったのに、それを押し切った。力は本物だろう。
後で写真を見るとラインを上手く作りすぎて彼は結局誰とも競り合わずラチだけを頼りに急な坂を上らなければならなかった。次の日には、このスタンド側のコースを通る戦法をオブライエン陣営はじめ、だれも取ろうとしていなかったことを考えると、2000ギニーの時点までに馬場が案外痛んでいたのかもしれない。そのことを考えると、ひょっとしたらこちらが思っている以上、結果が示している以上に何かを持っているのかもしれない。。。

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最後に、ニューマーケットにこの集まった騎手は、昼間サイン会を行っていたピゴっと騎手を神様というか筆頭として、敗因を馬の性ばかりにしている日本の若手がよく行う鞍より横に乗り出して鞭を入れたりしていなかった。馬に合わせての上下動はあるものの、鞍の上から重心が大きくズレることはなかった。これが差なんだわ。馬の性にする前に自分の騎乗フォームをもう一度見直してほしい。
 
PS タイトルは、高石ともやさんの「君はランナー」からの引用です。バルセロナの有森さんのように感動的にはいかんかったけれど、使ってみると自分を確かめられる感じがして嬉しい言葉なんで使わせていただきました。お許しください。
 

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