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2015年9月

「今こそ休戦の文字を凱旋門に刻もう」トレヴTreve(凱旋門賞3連覇かそれとも)

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「Trêve」とグーグルの翻訳に入れるとフランス語訳は「休戦」という意味になる。フランスギャロがトレヴの3連覇を応援する意味でつけたフレーズの「Follow Trêve」の意味には、現在世界で起こっている状況に対してのメッセージ、多くの人の願いも含んでいると思う。そのグッズの帽子やタオルを身につけて、初めて競馬をみる子供たちや競馬ファンがロンシャンに来て彼女を応援する。。だからと。思う。。

10日前には天気予報は週末雨だったが、次の月曜日に本格的に降るまで、馬場を不良にさせるような雨は降らないと予報は告げていて、馬場は良馬場、ただ仮柵をとってヴェルメイユ賞の週は開催されていて、2日間まとまった雨が降った後のレースで、結構馬場を痛めただろうから、去年よりは時計がかかるかなと。

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良馬場が見込めるとあって、強力な英国勢が何頭かやってきて極端な小頭数にはならなくて、凱旋門賞にメンツが揃った分、他のレースに回る馬がいて全体に頭数の揃った開催になるのが羨ましい限り。。

トレヴの不安は前走の疲れが焦点になる。10月なのにロンシャンは20度近くまで気温が上がる予報で、冬場の牝馬の母性の芽生えによる心配はなくなったので。。僕にはヴェルメイユ賞の時にパドックで見ていて、まだ少し余裕があって、本番でも100ではなく98とかそれくらいの出来で穏やかさまだ残る感じでレースにくるのかなと感じたけれど、実際そうなっているようで。。疲れはないのかもしれない。。と祈りたいが。

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ヴェルメイユの時、内側に必要以上に切れ込んだのが何故かは自分には分からないけれど、このレースの前のニエル賞で馬場の3分目くらいのところを何頭もが通過しており、そこは避ける必要があったこと、しかし仮柵を取った内を走るほうが有利であること。馬場の内側から向かい風気味にふく西風を受けるのでその影響を受けないように、ラチを頼って風の影響を少しでも減らして消耗を抑えようとしたことがその原因かなと。。

怖いのは、まずはフランス勢のニューベイ、3歳馬で斤量が有利、そしてコース経験、たしかに上がり400の競馬ではあったけれど、あと400に関してはトレヴと同じ23秒5で走っている。馬場が重くなっていたら多分3連覇はこの馬が確実に阻んだだろう。。良馬場では少し違ってくるとは思うけれど強力ではあると。

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次に同じ3歳のイラプト、そして4歳牝馬のドルニヤ、この2頭は前走道悪に泣かされたと思う。エルプは加えて太目残り、ドルニヤは、前のレースまでになぜか多くの馬が走り悪くなってしまったところを走ってしまい、また向かい風もまともに受けていた。。まずこの3頭。。

あとジャックホブス。前走AWの馬場で快勝。画面みて測ったけれどあと400を22秒5で上がって先行押し切って勝っており、これは強力。スタミナもあるし、3歳の軽量もある。

前走アイルランドチャンピオンSの1.2着の3歳馬ゴールデンホーン、ファウンドは、ロンシャンの2400のコースがどうかだろうと。馬場適性、斤量などは絶対有利なので、上がって下って最後に脚に来てというレースに対して、有利な条件をどれだけいかして勝負に持ち込めるか。。とくにゴールデンホーンのデットーリ騎手はトレヴに3度乗っており、それなりに知っているだけに最後まで競り合えば不気味な存在ではあると。

あと心配事は、レース時間が35分ほど繰り上がったこと。グリーンチャンネルの放送時間がどうなるんだろうと。。結果はどう出るかは競馬なので分からないけれど見逃したくはないので。。写真はヴェルメイユ賞のトレヴです。

「秋まで続いてるレガーティッシモLegatissimo」(メイトロンS1着)

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さて、日付は前後するけれど、9月12日アイリッシュチャンピオンズデーに牝馬限定のG1メイトロンSがあり、それを1着で、G13勝目 今季G13勝目となり、次はブリーダーズカップだとか。現時点で欧州3歳牝馬トップで、アメリカで勝てば、名馬級になるけれど、コースが一気に小回りになるだけにどうだろうかと。欧州トップも凱旋門賞でファウンドが勝ってしまうようなことがあると逆転するし。。それにしても幸運にも彼女を春に良く見られたなと改めて。。

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彼女を1年追いかけてなけりゃ、メイトロンSなんてレースがあること自体知らなかったわけだし。写真は相変わらずの1000ギニーです。

「伝説の始まりかトライアルだったか」リアファル(神戸新聞杯1着)

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パドック見ていたらディープ産駒はリアルスティールをはじめ、みんなマイラーじゃないかと思えてきて。少しでも2400適性がある馬が出てきたらやられるなぁと。

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レースは鮮やかな逃げ切りで、さすがルメール騎手、やっぱりという感じで、血統も良いから菊花賞もって思ったら勝ちタイムが思ったより、自分の中では1秒は悪いなと。。

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どうなるんかは次のレース、その次のレースで勝ち馬や負けた馬たちが出していくんだけれど、レースが終わっても、何かがわからない気がして、燃え切らないなと。。。

「誇らしいけれどこれからどうなる」レッドソロモン、レッドアルティスタ(神戸新聞杯より)

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(レッドアルティスタ)

重賞に2頭出し。。ちょっと誇らしくはあったし、ある程度デキも2頭とも良かったのでパドックでは期待したけれど。。上がりの競馬になったら2頭とも35秒前後の上りしか持ち合わせがないから結果はトホホ。。

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ソロモンは、騎手との相性が抜群に悪いので。。決めてキッチリ乗るタイプには合わないのは前からわかってるのに。。返し馬でなんか表情作ってスタンドの方を意識して乗っているのがなぜだかわからん、クラシックを賭けたこういう重賞だと嫌な感じにしか思えんので。。将来のために距離が持つかどうかが知りたかったが。。この鞍上では、着順云々よりそれがわからなかったのが。痛いと思う。

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アルティスタは、デキも良かったけれど、まだ前さばきに力感がないので、これからの部分が大きいのかなと。。というかそうあってほしいというか。。残念。。上がりがかかるコースが良いかなぁ。。今回は最後の坂も影響があったと。ま力不足ですわ。それが成長でどれだけ。。

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「ボチボチ行こうよ砂の道」レッドルグラン(9月21日ダート500万1着)

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先行して、直線ビッシリ追われて、ジリジリ伸びて、1着。。嬉しい。。。それにしてもシンドイ勝ち方。。現状ではタイムがかかるレースをうまく立ち回って、それで最後にジリジリ、本当にシンドイ。。まボチボチ行きましょう。。

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「勢いづく黄色い伝説」ロライマ(9月27日新馬1着)

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2000の新馬で小頭数、案の定のスローペース、上がりの競馬。。だけれど上がり4Fの時計は、阪神のこの時期ならしっかりしたものだと。

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フジキセキを生んだ母系にキングカメハメハで、しっかりとした末脚なら、安定してどの距離でもレースができる強みがあるんじゃないのかと。。

「甦る黄色き伝説」カイザーバル(9月21日新馬1着)

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牝馬限定の1600の新馬戦、人気は血統馬カイザーバルで、エンパイアメーカー産駒で、人気だけれど大丈夫かなぁと見ていたのですが、圧勝でしかもタイムが速い。。阪神の外回りも合いそうで。。

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今年は調子が良いなぁこの勝負服。。それにしても桜花賞候補がミルコはこれで少なくとも早くも2頭目。。どうするんやろと今から心配というか、日本人騎手チャンス到来のような。どうせクラシックになったらいくら外国人ジョッキーが凄くても1頭しか乗れないので。あとは誰かにチャンスが回ってくるわけで。。努力したもん勝ちの状況が出来ているわけで。。工夫無く馬を引っ張って、馬の性にしてコメントしてる暇はないような気がする。。

「飛びそうかも」スマートオーディン(9月20日新馬1着)

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追われたらグンと出てきて。なにかこうスピードが有り余ってる感じで、速度を感じるタイプ。果たしてマイラーか、それとも母父アルザオで意外と小回りでも良さを殺さずに行かせるタイプか。。。なにか風雲急を告げる感じの新馬戦でした。

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「当然が当然やってくる9月20日」タッチクスピーチ(ローズS1着)

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素質馬で、馬体は欧州の上品な気品を血統表を見て、馬体を見ているからかもしれないけれど、なんとなく他と違うものを感じはしてはいたけれど。なぜか春の時には馬体の寂しさや成長の無さが感じられてここまでかなぁという感じもして。。忘れていました。

レース前日の予想番組で強気に押している解説者もいて、成績をみるとそれなりに上がってきていて。。。気には留めていました。パドックでは別の馬かと思うくらい。。。素質からすると勝つことが不思議ではないなと。

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レースでも外側の伸びあいになった時、オークス馬よりこちらの方が伸びてくるのが当然と思えたし、ルメール騎手に乗り替わってのディープ産駒なら効果大であることはもう常識のようなもので。。。

秋華賞は小回りなので、どうかは分からないけれど、これからの主役は当然彼女でしょうなぁ。。

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彼女の全弟は、アルシャカブレーシングで、欧州にいるのかな。今年2歳の牡馬。もう2歳シーズンは終わったので、来年デビューして。。エルプのようにパリ大賞典から。。。シャンティーの凱旋門賞。。同じ成長曲線なら。。当然の結果があるかもしれないと。

「フォロートレヴ!Follow Trêve みんな彼女を愛してる」トレヴTreve(ヴェルメイユ賞より Prix Vermeille)

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「Follow Trêve」って書かれている帽子を被って、フランスの親子連れが彼女を追いかけている。凄く感動的でした。

さすがに自分もしたかったけれどその悪影響もわかっているからできなかったけれど、何人から沸き起こったパドックへ彼女が登場してきた時の拍手。。

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そしてレースを抜け出す時の大歓声。

雨のち曇りで前年より人が少ない競馬場なのに、なぜかラチ沿いの最前列は人が集まってきていて、レース後好きな場所でカメラが構えられない状況。。

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そして勝って帰った時のパドックでの万雷の拍手と集まった人の笑顔。。なにか夢の中にいるようでした。

伝わるところによるとポストポーンドが転厩による物理的事情で凱旋門賞は回避が濃厚。天気予報はずっと晴れてから凱旋門賞の週末は雨。。そうなると英国の有力馬もやってこない可能性が出てきていて。。小頭数でペースメーカーを出して、3歳馬ニューベイとの対決になる可能性が高まってきました。

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ウーン3連覇は大いに期待、願望、夢だけれど逆転があるのかも。。でもとにかくここまできたら「フォロートレヴ!」とのエールを、当日のどっと繰り寄せた観衆の大騒ぎでの敗戦がありませんようにと祈りとともにロンシャンに送ります。

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(ほかにも画像はありますが、一応15年ロンシャン紀行分はこれで終わりです。)

「現代版ナスルーラとなるかドバウィ」(ニエル賞とフォワ賞から 2015Prix Foy ,2015Prix Niel)

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(New Bay ニューベイ)

とにかく今年になって勢いが凄いドバウィ産駒。ヨーロッパのディープ的な存在で、多分フランケルと比較してもこちらの方が確実に強かったろうドバイミレニアム。彼が1世代のみ残して急逝した中の産駒で唯一G1を勝ちそして種牡馬として残ったドバウィ。

その産駒たちがこうしてブレイクしているのは凄いことだと思うし、なんかちょっと足りなかったナスルーラが名馬で名種牡馬だったネアルコより名馬を輩出し、大成功した図に似てきてはしないかと。ドバウィもちょっと足りなかった競争生活だったし。。それが種牡馬になったらチャンピオンシップの距離で大成功。。大種牡馬の予感が漂ってきていると。

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(New Bay ニューベイ)

ドバウィ産駒たちを見ていると返し馬などのキャンターはそうでもないけれど、レースになっての走り方は、体全身を伸び切らせるときに地面と平行になるフォーム、どこかドバイミレニアムを彷彿させている感じがして、よくこれが伝わったなと。。写真を見ていて感心するというか。。首差しが伸び切った時の感じが最もドバイミレニアムの形に似ていると。。

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(Postponed ポストポーンド)

道悪でこのフォームができるのは凄いなと思うし、欧州の競馬は、今までのノーザンダンサー系のガリレオやモンジューにダンジグ系に加えてドバウィ産駒もこれに加わってより高いレベルになってしまうのかなと。もちろん大きなレースの結果をドバウィ産駒のパフォーマンスが特に道悪になると決めてしまうのかなと。。

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(Postponed ポストポーンド)

と思っていたら、ポストポーンドは、フォワ賞の後転厩が決まったものの、新しい調教師の下にまだ移動できておらず、凱旋門賞に出走するのは物理的に無理になったのだとか。。

そうなると期待はニエル賞組。何しろ斤量がニエル賞より3キロ近く凱旋門賞では軽くなる。そうなると前哨戦でのニューベイのパフォーマンスはトレヴにタイムも含めヒケを取らないかもしれない。。。これは不気味。

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「美しさ、気品、名門すなわち新しいマイルの女王」エルヴェディヤErvedya(2015年9月13日ムーンランドロンシャン賞1着Prix du Moulin de Longchamp )

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ムーンランドロンシャン賞は、道悪を嫌って4頭が取りやめ、その中に人気のエゾテリーク、テリトリーズがいて、なんだかなといったところ、ただ自分にとっては、この2頭が出てきても一番強力だったろう一番見たかったエルヴェディヤが出てきてくれて、勝つところが見られたのはなによりの出来事と。。カラコンティーも見られたし。。。

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エルヴェディヤは、なんというか、そりゃケチをつければどうでも言えるけれど、これはこれで完成しているというか、一段高いものを持っているというか、これで素晴らしんじゃないのかと。。パドックでもカッカしているけれど自分でそれを抑えているし、返し馬でも暴れているけれどスミヨン騎手の手の内には入っているしで、これはこれで聡明な部類の馬なんじゃないのかと。。

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レースはホントに完璧。返し馬は道悪を避けてコース外側の返し馬用のボコボコになっているレーンを避けていたんでどうなんだろうと思ったけれど、強い馬は強い、あと200で包まれた状態から促されたらアッサリ敵を蹴散らしての勝利。。

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ロイヤルアスコットのヒロインにしてロンシャンのヒロイン。。。ホントすべての褒め言葉を差し上げます。来期も走るとか。。期待しております。

「王様は振り返らない」ポストポ-ンドPostponed(2015年9月13日フォワ賞1着Prix Foy)

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さて、前年のプログラムからムーンランドロンシャン賞と順番が入れ替わったフォワ賞は、牝馬のドルニヤがヴェルメイユ賞から回ってきてというか、ヴェルメイユ賞には同じ馬主さんの3歳がでるのでそうなったのだろうけれど、おかげで随分メンバーが揃った印象を与えてくれるレースになりました。

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なんといっても自分にとっては、直前の本命馬取り消しなとでメンバー的に疑問符が付くのかもしれないけれど、今年のキングジョージの勝ち馬ポストポーンドが出てきてくれて目の前で走ってくれるのはとても嬉しいことでした。

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パドックで見ると、後足、特に飛節が巨大といっても良い、そして良く動く、柔らかい感じがする、そのために筋肉もやわらかくて柔軟で、強い感じがする。。それでグイと地面を蹴ってくる。日本ではお目にかかったことないタイプかもと。。

レースはペースメーカーが引っ張って、レースが流れて、そこをジリジリ伸びてきて、勝ち切ってしまうレースで。。遠征してきて初コースで道悪が得意とはいえ環境の違う馬場の道悪でとにかく自分のレースがあっさりできてしまうのは、さすがキングジョージを勝ったことがある馬だと。。少なからずジーンと感動してました。何しろキングジョージ勝った馬が勝つところを見ることができるなんて。。。

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勝ち方に対する評価は分かれると。派手さはないがトライアルを勝ち切ってしまったことに意義があるとするもの。相手につけた着差やパフォーマンスから勝ちはしたものの評価を上げるほどではないとフリントシャーと同等クラスとするものの二つに。。

どちらも正しいような気がするけれど。パドックでトレヴのマーレック調教師さんが、相当深刻な顔で彼を観察していたのも確かで。。凱旋門賞道悪の場合は相当な割合で上位に絡んでくるのではないかと。

「ヒロイックデザイン」ニューベイNew Bay(2015年9月13日ニエル賞1着Prix Niel )

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結構レース前からドキドキしてみたレースです。なにしろフランスダービーを鮮やかに勝って、次のドーヴィルでも圧勝してきたニューベイと4連勝で7月のパリ大賞典を勝ったエルプ。ともにドバウィ産駒。前哨戦だけれど負けたくはない一戦となったし、勝った方がトレヴへの挑戦権を得る的な感覚を世間は持つだろうし。。。

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ただ、余裕はあるんだろうけれどキッチリ仕上がっているニューベイと久しぶりで少し重さがあるんじゃないのかと感じるイラプトでは大きな差があるようにパドックでは見えました。

レースは、固まって行って、ニューベイが囲まれて出るに出られない状態が続いたけれど、抜け出てからは圧勝。あと300から抜け出して突き放すまでの早さは圧巻の一言。。。思わず来てよかったと、このレースが凱旋門のトライアルレース群の最初のレースでこれが見られたもので、思わず微笑んでしまった次第です。

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それにしても、前年凱旋門連覇の後、一度は引退を発表したトレヴの交配相手がドバウィでしたから、3連覇を阻む候補にその産駒が浮上してくるのも不思議な気がしますし、今年のなってのドバウィ産駒の大躍進も加えて不思議な気がします。

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忘れてならないのがもう一頭のドバウィ産駒のイラプトです。太目が解消してくれば斤量も軽くなるしかなり面白いと。。使わないかもしれませんが。。。

「秋はロンシャンの女王のためにある」トレヴTreve(2015ヴェルメイユ賞よりPrix Vermeille)

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今年ペースメーカーがいてある程度引っ張って40ミリほど雨が降った道悪で2分34秒。前年超スローペースで流れて、14日雨の降らないパンパンの良馬場で2分28秒。もし前年ペースメーカーを出していたら、もう3秒は確実に上がったとして、2分25秒。そうすると良馬場と道悪との差は2400で9秒くらいは、ロンシャンの馬場では違うのかなと。ハロンにすると0.75秒くらい、日本では良と重や不良との差は2400で3.5秒程度、ハロン0.3~0.5秒くらい。この差が馬場の性質の違いになっているのかなと。

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日本だとハロン0.75秒も余計にかかる馬場だと見た目にも馬場に水が浮いている状態だけれど、見た目には水っ気を感じることはなかった。ハロン0.75秒かかるというとダートとの差がこれくらいかと日本では思うし、ガラッと血統構成が違う馬がくる。。日本だとすみ分けているけれど。。その辺が違いといえば違いだし。馬の走るフォームにも違いが出てくるのかなと。

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道悪だとシッカリ掘れる馬場になって、馬場のスタンド沿いの返し馬、引き返してくるとき用の走路は、ヴェルメイユ賞の後、ボコボコになっており、(それを叩いて直さないというか、叩いて直して危ないところがわからないよりも、悪いところが見られる方が良いというかもあるだろうけれど)

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それから今年気づいたのは、最後の200くらいからやや下っているのではないのかなと。最後にきて、特に秋のロンシャンだと直線は西風の向かい風にもなるし、道悪だと相当脚に来るだろうあと200で少しフォームを変えなければならないのは相当辛いことだろうなと。ここを走り切るフォームがある馬が結局は強いのでないかと。。

そのフォームを持っているのがトレヴではないかと。ピッチ走法で、後足は最短距離をさっと蹴ってすぐに収縮してまたさっと強く蹴れる、首が少し高いのも、ヨーロッパの名馬にしては少し肩が日本の馬のように若干立っている方の部類に入るなども、ピッチ走法で強く蹴る走り方には合理的なのだろうと。だからほかの馬よりも最後に来て疲れないし、フォームが大きくない分崩れも少ない。

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馬体のバランスが他の馬がより足の長い分と肩のバランスにより、上にあるので、ある程度足を伸ばして走る方が有利な良馬場でもある程度対応できる。繋ぎが柔軟で大きいのもそれに寄与しているというか、後足を伸ばし切れない分をカバーしているのかなと。。

一般的な本番への不安点は、前哨戦が道悪で、本番まで中1週。疲れが残る可能性。あとは、ゼニヤッタ騒動をはじめ、どっと繰り出したトレヴだけ目当てのファンの自分本位の妄想的応援がどれだけ悪影響をおよぼすか。。加えると直線少しウチに刺さったのをどう解釈するか。。

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個人的な希望はもちろん3連覇。ヴェルメイユ賞で、馬の成長、馬体の見事さを見て感じてそう思った。5歳まで走らせるとこんなに見事な馬体になるんだとの発信は、ミルリーフの事故以降、永らく続いた競争生活をすぐに終わらせて、生産として価値の方を優先することを、競走馬自体の魅力よりもはるかに重んじた時代を終わらせるかもしれない。その可能性に賭けてみたいと。

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「辛辣」トレヴTreve(2015年9月13日ヴェルメイユ賞1着Prix Vermeille )

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圧勝でした。凱旋門賞3連覇を牝馬で目指すなんて、どう考えても現実的ではないし、なにか必ず秋になって衰えが見えてくるのではないかと、このヴェルメイユ賞時点で少し感じ取れるものと思っていたのですが、それも全くの杞憂でした。ただただ強い。。

日曜日に雨になってくれと、競馬で祈ったことはなかったけれど。。。この日は願いが通じてか、前日からのまとまった雨で、前年のようなパンパンの良馬場に直線追い風の先行馬、ガサのある馬に絶対有利な馬場にならず、しかも幸運にも雨は直前に上がり、レースでの馬場は重く、そして直線向かい風の馬場であり、最後で脚に疲れがドット来るロンシャン本来の馬場になってくれて。。。それならばロンシャンの女王の本領がいかんなく発揮されて。。

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トレヴは成長していました。体高が少し上がって、その分胸の幅は変わらないものの、胸の深さは増したようで、それが他の部位の成長を促して、少し頼りない返し馬のキャンターの脆弱性は消えてしまって。。パドックでも、返し馬でも前年より速度が上がっているし、動作もキビキビしている。前年の動きは感性の鋭さが全面に出ていたけれど、今年は力強さが目立つようになってきている。。。なにか3連覇に挑む決意が体を成長させたように僕には見えて。。勝手に想像して勝手に感激していました。

前哨戦でさえ、どこに行っても拍手の中を歩く彼女。本番は大観衆の拍手、そして一目見ようとのデジカメのフラッシュ。。そして寒くなる10月の5歳牝馬に芽生えてくるだろう母性との闘い。。それを乗り越えて。。夢を見させてください。

「シンザンの時代を超える底力」ミホシンザン

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ミホシンザンがいた85年ころの時代は、ルドルフなどのパーソロン、ノーザンテーストがボチボチ登場してきて、ナスルーラ系種牡馬の全盛でもあり、シンザンの角ばった重い感じのする産駒はもうちょっといくら何でもといった時代だったけれど、それなのに全く引けを取らなかったというか。。それ以上の存在だったというか。

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皐月賞では稍重では破格の時計で楽勝。骨折してダービーをスキップして秋の菊花賞でも今度はジワジワ伸びて、相手を完封した形で勝ってしまう。。5歳の春天皇賞でも確かにいまのサンデー系と比べたら物足りないだろうけれど、止まることなく伸び続けて勝利。。勝てはしなかったけれど、他の大レースでも善戦しているし。。パフォーマンスがズーッと高い。。

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今考えると2世代以上、種牡馬の流行を超えて、あれだけの成績をあの時代にシンザン産駒のミホシンザンは残していたことになる。。やはりこれは馬の形というか、シンザンもそうだし、ミホシンザン自身の形がなにか時代を乗り越えるものを持っていたのではないのかというか。。深い胸、シッカリとした踏み込み、ウーン。。。

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写真は上から天皇賞のパドック、菊花賞85年、有馬記念85年、天皇賞87年です。

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