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2013年9月

「足し算して1着の生活がまた始まる」イレーヌ(9月29日新馬戦14着)

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やっぱりかーって感じで終わった新馬戦。絶望的な敗戦。それでも早期にデビューしてくれた心地よさ。。いろいろなものが混じって。

まずは17頭も出てくるとは思わなかったし、その中で目立たない時計、それも仕方がないことで。なにしろ牧場から外厩も含めて移動後5週間でデビューしていて、押せ押せでスケジュールを一通りこなせたからのデビュー。牡馬相手だし、なんとか1秒差くらいならというのが本音ではあったけれど。。

パドックでは、言われていたピリピリした気性もあるけれど、まだシステムを受け入れられていないのか、少し何があると驚いていて、歩きも快活さがなくて、牧場見学でみたユッタリと大きい歩幅で歩く感じではなくて、なんかちょっとビビっている感じ。。ほか馬のこの路線でやっていくんだがアリアリと見える馬たちの完成度と比べると明らかに完成度が違っていて、仕方がないんだけれど牧場から移動後5週間でデビューするなんて無理があって当然で、馬体は428キロだったけれど、牧場から信楽着の時が452で少しも減っていなかったので、輸送は響かないとしたらやはり10キロは理想より涸れていて、毛艶ももっと良い馬だったのにそれもなかったから、細すぎて体調も悪い部分があったのだろうと。。。

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レースも一番外々を回っての競馬で、前残り決着で、直線は一番伸びていない部分を通っていたし、良くない体調や短期間でありすぎた環境変化、やはり血統的にも馬体的にも向かない力のいる短距離や馬場では仕方がないかなと。1400へ使う理由とされたスタートダッシュの速さもこれだけ出来上がっていて馬力もありそうな短距離向きの他の馬数頭がが同じ以上に速くては全く役に立たないどころか中途半端に行ってしまって結局外枠の損を一手に引き受けてしまって。。やっぱりこのコースロスは馬から余裕をなくした分も含めて痛かったと。最大までいかなくても1秒程度はあっただろうから。。

ただ、彼女のキャンターには心惹かれるものがあったというか、大きすぎるほどのストライドで全身で走ってくる姿は、これはひいき目だけれど、なにかあるんじゃないかと。。。ただ少し返し馬でスピードを乗せすぎた分、レースで最後の坂のひと踏ん張りが残っていなかったかもしれないなと。

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今回は若手騎手を乗せてのレース、若手騎手は今の状況では、大レースには無縁のせいもあって、稼ぐには数多く乗ることが必須になっており、そのために失格や騎乗停止をくらえばその分が減収になってしまうので(若手騎手には大レースで一発逆転的な思想はないので)やはりそれを心配して乗っている分、その緊張が馬に伝わって特に若い馬だとそれが顕著で、馬が押さえきれないほどになってしまうことが(たとえばこの前のフェルメッツァのように)あるのかなと思うのだけれど、それを気にしながら乗られた今回でもそんなことはなかったし、まピリピリしながらでも、折り合いはつくのかなと。

折り合いがつくのなら、ある程度のスタートが活かせて、大きなストライドを力まずに発揮できる距離での勝負をと。とにかく、まずは馬体の疲れ、ストレスを消して、本来の馬体に戻して、ストライドを生かせるだけの体調に戻って欲しいと。秋が深まったころから、もう一度。。

「ニエル賞、日本人騎手は見てないの?」キズナ(ニエユ賞1着)

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ニエユ賞、本番よりも2キロ重い斤量、出来はオルフェより1週間、シャンティに入るのが遅れたのを表している毛艶に少し疲れが残るジャパンカップの招待馬の状態と酷似。。どうかなと思ったけれど、馬はパドック、騎乗、返し馬といつものキズナであり。ひょっとしたらと見ていたら、ひょっとなった。

本番では、古馬とは3.5キロ差、2度目で、出来も上がって来て、強力で順調なノヴェリスト、オルフェの強力なフォワ賞の勝利、英国ダービー馬ルーラーオブザワールドのロンシャン敵性などあって10から12頭までの出走になれば、まぎれも少なく、隊列が長くなるのも避けられるし、いいことだらけのような気もするけれど。

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ニエユ賞のレースは、結果的にそうなったけれど、ディープ産駒にとっては理想的なものというか、早目に先頭に追い付けて、しかも自由に走れる外側で、そこから粘りに粘るレース展開は、日本でやや早めの仕掛けで大きなレースをものにしてきたディープ産駒にしたら理想的であったと思う。キズナにしたって、ダービーを豪快に追い込んだように見えるけれど、最後に追い出されるまえに相当気合を付けただけで前に来ているわけで、これが当てはまらないわけではない。このレースのこの上手く行き過ぎた分がどれだけ本番で、出来の上昇、斤量の優位と相殺されるか。。。それが死角になるだろう。あとは斤量にパーソロンより敏感なディープ産駒の確変を祈るのみ。

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一つ疑問に思うのは日本で期待されながらコケているディープ産駒は、直線待つだけ待って、結局前の馬と末脚が一緒で、慌てて追いかける形になって自由に走れず負けている。ニエユ賞が過ぎてもそれがまかり通っている。。ホンマにニエユ賞をみた騎手はいるのか、10月に凱旋門賞があるって日本人騎手は誰か知っているのだろうか疑問に思えるけれど。誰か見てた騎手はいるの?。。

日本馬どちらかが勝てば、ジャパンカップにくる馬は本当にいるのだろうか。(オルフェは有馬だろうけれど)ちょうど滞在2週間のキズナを調教師が70点とたとえたように、来日する馬はそれくらいにしかできないだろうから、70点でアウエイで招待するから戦ってほしいといっても。。。。写真は京都新聞杯です。

「黒点的不安」オルフェーヴルOrfevre(フォワ賞着)

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鮮やかな快勝で、凱旋門賞1番人気というけれど、オルフェーヴルを何度か見ている人の心は本当に晴れているのだろうか。

僕は、最後のゴール板を過ぎる直前で、楽勝のあまり手綱を絞って、そのために首を上げ、手前を替えて、ゴール板を過ぎる時、卒倒したようになった姿が楽勝の余韻、安心感を自分の中から消し去ってしまったけれど。。

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オルフェーヴルの強さは一気に加速して、相手が加速する前に、抜き去って置き去りにできる強さ。そのために急に上げなくてはならないスローペースのほうが向いている。今回は道悪が残り、ストライドが一杯には伸ばせない状況。つまり芝への適性よりも基礎体力の違いのほうが強く出る状況では力の違いを見せつけても当たり前。

欠点はゴール前の失速、一気に上げた反動が最後になって、やや出る。前回の凱旋門賞、上げたいところを故意の斜行で加速できずにゴール前の失速で敗れたJCといつでも直接の敗因はこの失速。。

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だから、これをトライアルで払しょくしたかったはずだけれど。。逆に覚えこますような形になってしまった。昔、テイエムトップダンが、騎手がゴールでガッツポーズをしたいがためにゴール前で手綱を絞られ減速して、その時には勝ったけれど以後はゴールが来ると止まるようになってしまい、全くの駄馬になってしまったことがあるけれど。。これは本当にまずいんではないかと。彼はこのレースが今年2レース目、本番と同じ舞台、去年も同じような仕草。。。シャドウジャンプのデイジャーではないけれど一度ついてしまった癖は、直そうと強烈にやらないと治らないもの。。。パーソロンが入って斤量にはやや敏感だろうから、馬齢を重ねて、1.5キロ増は去年よりは苦しい。。

救いはキズナをはじめニエユ賞4歳勢が強烈で、頭数がたぶん10頭を超えた程度だろうということ。それににしても小さいが気には大いになるけれど。。写真は13年大阪杯です。

「とにかくみんな雨の中」デニムアンドルビー(ロースS1着)

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雨が激しくて、もうどうにでもなれっていう感じだったけれど、レースは激戦でした。結構パドックから勝負に火花が散っていたというか、オークスの雪辱をしたいと本気の陣営もいれば、どうしても権利をとるんだという陣営もいて殺気が感じられるほど。トライアルにしては本番に近い仕上げをしてきたんじゃないかと。

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メイショウマンボもよく見えて、道悪も大丈夫かなと思ったけれど、馬群の中に結局入ってしまったので。それで内から外からよられて走りにくかった。外から寄ったにせよそれにしてもデニムアンドルビーの破壊力は凄いと。

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でも本番はどうなることやらと。上位に来た馬はローブくらいまでは十分チャンスがあるんではと。それにしてもこんな雨の日に熱戦のメインレース。良いものを見せていただきました。

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「初球はストレートで」キズナ(ニエル賞へ)

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オルフェは心配ないでしょう。本番が道悪になり、馬群がダンゴになれば彼にかなう馬などいないでしょうから。前哨戦はビュッとやっておくだけでよい。本番が良馬場で縦長になると少し苦しいかなと、たぶん最後で力尽きる感じになるかもしれない。それを補うレースが前哨戦でできれば。。

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キズナは課題が多いというか、それを克服すれば、期待がさらに大きくなる。まずは斤量を背負ってどれだけのレースができるか。斤量に敏感なディープ産駒、ここで本番より重い斤量で勝ち負けできれば斤量がグッと軽くなる本番では、チャンスどころの騒ぎではないはず。確変確定。

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(ディープインパクト)

もう一つは、道中がどうなのか、スローペースの道中をどこの位置でついていけるか。道中をマイペースで走れれば、それでいて前の位置につけられれば。。本番でも混み合う中団より前につけられて、そこからダービーの末脚が発揮できるはず。。。

キズナは、父よりはストライドが伸びないのが特徴といえば特徴で、それがどう出るか。その分ストライドではなく、1歩の強さで走っている部分があり、馬場が重いというか(芝の違いで、芝根の形状の違い)一歩に力がいる欧州向きの面だと思うのだけれどそれがどこまでそうなるか。。

「集中力の怪物」ロードカナロワLord Kanaloa(セントウルSから)

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初めて見たときは、やっと一線級に上がった2月の淀で、G1級らしいから短距離興味ないけれどパドックだけ見ておこうで、見て、冬なのに綺麗な馬体だなと思って、それで終わったことは憶えています。G1はG1でも海外G1級でしたが。。。

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その時からパドックでの印象を比べると体は、さらにムキムキになってはいるけれど、そんなに強いかなとと思ってみていたら、まず無駄な動きはなかったんじゃないのかと。。レースに邪魔になることは一切しないというか、落ち着いているし、活気もあるけれど、悪さは一切なし。

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返し馬でも最低限の走りで、馬場の具合を確かめているような感じすらあるし、ここでも無駄はなくて、レースになれば、逃げ込まれる、適わないとわかっていても執念でなんとかしようとするしで、この馬は人間並みの心があるんじゃないのかと。。。

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「そりゃーもう大騒ぎ」ハクサンムーン(セントウルS1着)

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あまり短距離に興味がないので、夏にたまたま買って当たった馬券が期限切れ近くになってなかったら来なかったレースではあったけれど、久しぶりの短距離戦は結構新鮮ではありました。

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なにしろロードカナロワにしてもパドックで昔淀で2枚ほど撮っただけの短距離分野は未知の分野、ハクサンムーンが馬場入りしてから、騎手を乗せることすら知らないし、その前からとにかく逃げようとしてうるさくなって、それで騎乗したら振り落とそうとして回るだけ回るのも知らないし。。

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レースは逃げ馬が押して先手をとらなくてもよいメンバー構成で、促すだけで先手を取って、マイペースで先手がとれて、至れり尽くせりの展開では勝っても当たり前。。でも完勝ともいえる。。それにしても関係者は大喜びで。。それほど世界のカナロワは強いんやなと。。今頃遅いなぁぁ。。

「最高に幸せだった思い出のために」トウカイテイオー(2013、8.31)

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(ゼッケン2番が大阪杯、8番が若駒S、最後は11年スタリオンで)

彼の名前を聞くたびに目にするたびに僕は、若駒Sの冬の日、彼の姿を追いかけて追いかけて、思い切り息切れし、それでも幸せな気分になったことを思い出します。

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ルドルフが去った虚脱感、少し熱が冷めるとは反比例の競馬ブーム、もうそろそろやめようかという思いを抱いていた頃の出会いでした。

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パドックで綺麗な馬体に嬉しくなり、そこから返し馬、輪乗りから、ゴール前へと追いかけて息が思いきり切れ。。、レースでは、直線気合を付けただけでの楽勝に思わずパッと世界が開けたような気がして」。。。そして「無敗のダービー馬は無敗のダービー馬から」。。絵にかいたような事実が生まれ。。

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次に見たのは大阪杯。空前の競馬ブームの中をダービー後の骨折から蘇った英雄は、追うところなく、鞍上岡部騎手の口笛にこたえて楽勝しました。

前売り入場チケット発売日に徹夜組ができた次の天皇賞では、マックイーンに完敗だったものの、国際G1となったジャパンカップを勝ってくれました。

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最後の有馬記念の日、1年ぶりに姿を見せた彼のパドックの姿をみて、素直に大阪杯くらいの出来にはあるなと思いました。それなら勝てるんじゃないかと。。寝転んでいたのが起き上がり、結構釘付けになってテレビを見た記憶があります。

弱点が見える馬でしたけれど、それをすべて生かし切って走ってしまう彼の姿は、人が求め続けている最高の美しさがなんであるかの答えがあったと。

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彼がいてくれたからの競馬ブームであり、もう一度ああいう美しさを見たいと思いが、少し以上に、(他のスポーツのブーム的熱が冷める速度より遅くなった)競馬ブームの減速を弱めてくれていたと思います。

馬産地にあっても、晩年はディープインパクトの横の放牧地で悠然として、観光資源としても大きな役割を果たしてくれた存在は、貴重であり、不世出のものであったと。

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彼の歩んだ真っ直ぐな道に、心から感謝したいと思います。

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