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2013年4月

「久しぶりの名手の宴は淀の春」フェノーメノ、トーセンラー(春の天皇賞)

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写真を見たり、ビデオで振り返ってみると、最後の4コーナーの入り方というか、位置取りがそのままレースの明暗を分けたのではないかと。

ゴールドシップを負かさなければ勝てないレースで、後ろからでは負かせないだろうし、相手のコーナーを誰よりもロスなく回れる性能を生かされてしまえば、一気に勝負がついてしまう。いくら早い馬場でも、4コーナー手前から、仕掛けていくのは考えにくいところでゴールドシップのまくりを待って早めに早めに上がって、彼が通りたいコースを通らせなかったのは武騎手見事だったし、それに反応した蛯名騎手もすごいと思う。

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結局この2人に通りたいコースをふさがれていつもの彼のレースより外目を回らされたのは事実、あとは天皇賞ではいくら出来が良かったジャガーメイルでも騎手の経験のなさで不要と言えた存在に斜行されて。。

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それにしても今まで数年縁のなかった有力馬に名手が乗ってレースをするだけでレースがこれほど鮮やかなものになるのは新鮮な驚きだった。

あとは宝塚記念まで負けずにいって、そこを勝ちたいとの思いが、大本命馬のレースへの準備、レース運びを少し甘いものにしたのかなと。

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「盾の重さ、重ねる日々、だからこその喜び」フェノーメノFenomeno(天皇賞春1着)

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表彰式を見ていると久しぶりに盾の重さを感じるというか、それだけ関係者が喜んでいるからですが、やっぱり天皇賞というのは大きくて重たいレースだなとあらためて感じて。表彰式を見ながら蛯名騎手渾身の騎乗がまた蘇ってきて。。。

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パドックではゴールドシップは自分の目には少し後脚の運びが少しぎこちないというか、いつもならもっと地面スレスレを早く強く脚が運ばれるのに今回は、少し踏み込みがあるというか、少し足が上がってそれから踏み込んでいる動きがあるなと思ったのですが、ビデオをみるとそんな感じもないので。。パーソロン系など日本の古い血統は案外斤量増に弱いので、あとは、彼自身も菊花賞に12秒足した時計で走っており、、、

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フェノーメノは去年は目立つ馬というか、どこか黒い塊的な馬だったのだけれど、今回は目立たないというか、柔らかいというか素軽いというか、それがどう出るかはパドックではわからなくて、あんまりにも印象が違うので、髭の厩務員さんを見つけてようやく写真が撮れるほどで。。

海老蔵さん来場ということで歌舞伎十八番で買った複勝馬券が外れた以外は気持ちの良いレースではあったと。

「最後まで後味スッキリ」ペプチドアマゾン(あずさ賞1着)

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モンジュー産駒のエイシンマックスの重厚な走りを期待していたレースだっただけに、4コーナーで外から一気に風のように突き抜けていったのはビックリしました。

なにしろ一番外側を回って距離損をしているのに、一番4コーナーで伸びているのだからこれは凄いと。

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首は高いけれど、強烈で速いストライド、ハイペリオンが一杯の母系と成長し続ける個性派だけに、大事に言って欲しいです。やっと最後の世代からタキオン産駒も良い馬が出てきたなという感じです。

「あと一歩もう一歩の連中」グランプリボス(マイラーズカップ1着)

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あと一歩で金星の2着馬、あと1馬身でマイラーとして地位が出来た3着馬、1㌔軽かったらと4着馬。。だけれどあと1勝は種牡馬になるために今年中に大きなレースでしたい1着馬。。ホントに応援までは行かないまでも頑張って欲しいと。

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とにかくテスコボーイからのサイアーラインはこの馬しか残っていないから、なんとか残って欲しいし、こうなったら残すための努力をするのが周りにいるものの努めじゃないのかと。

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いまでもダービーと言えば、テスコボーイの産駒で溢れんばかりのスピードで競馬を一変させた感のある2頭の名馬、トウショウボーイ、キタノカチドキの負けたダービーが印象的だけれど自分にとっては。。そして孫のミスターシービーの三冠。。いつでも歴史はテスコボーイが作っていた時代があって今があるし、日本の競馬をスピードや瞬発力に向けさせた源流にはいつまでも振れていたいし、流れ続けて欲しいと。

「次もガツンといっとくれ」キズナ、サトノキングリー、ロードガルーダ(阪神開催より)

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阪神開催で目立ったというか、次もどうだろうと思うのはこの3頭かなと。

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まずはキズナ。直線が逆風の中坂を上がりながらで伸びきって1分46秒台は素晴らしいもの。母父ストームバードで、真っ直ぐ走らせたら競り合いにも強いかもしれない。

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次はサトノキングリー。外国人騎手で折り合いをつけたこの2戦パフォーマンスをあげてきたのでなんとも言えないけれど、確実に上がっていることはたしか。でも馬を前におかないとって始めから言い訳を考えてる騎手以外なら大きくなんとかなる可能性はあるかも。。

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最後はロードガルーダ、カナロアの弟でタキオン産駒、いかにも1000万くらいでこけそうだと見ていて逆に強かった。。リディルのクラスくらいはいけるんじゃないのかと。強いクラスでのマイルも見たい気がする。。非常にレースのフォームが綺麗なのがよいと。

「いつも負けて欲しいと、今まで負けなかったんだと」ハギノカムイオー

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遥か前にシービー、前々年ににルドルフが、いなくなってしまったあとにそれより前の世代のカムイオーの訃報には少し驚かされたというか。

超良血で、セリ史上最高額、クラシックまで負け知らずで、大本命がトライアルで故障しリタイアする幸運とできすぎていて、馬体に素晴らしさが欠けているような感じもして、嫌で負けて欲しかった存在でしかなかったというか。

ただこの世代ほどある程度レベルがあって混沌としていた世代も他に無いほどだったし、血統もサンデー系ばかりだからの現在よりもいろいろなタイプがあったし、それはそれは面白かったというか。。

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ハイセイコー、TTGでの空前の競馬ブームの10年が過ぎて、アイドルホースをどうしても作りたい時代だっただけに、その血統から期待されたのは少し酷であったというか、マイル路線が出来る前のマイル血統的存在だっただけにマイル路線が確立しておれば、本当の意味での彼の強さを見られたかもしれないと。

ただそのあとの需要というか、オグリへ続くブームの最初の地ならしをしてくれたのは間違いなく彼であり、貢献は、成績を見て語られるより遥かに大きいだろうと。写真はジャパンカップと京都新聞杯です。

「桜の舞はイタリア人気質」アユサンとCデムーロ(桜花賞より)

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イタリア人というとアバウトな感じがするのだけれど、例えばオペラで来日したイタリアのオーケストラなんて日本の演奏家がビックリするくらい演奏直前のチューニングを緻密にやるし、事前練習もタップリやるし、とにかくその準備のきめ細やかさには感心します。無駄だと思うことにもこだわっている感じをうける。それでいて演奏は大胆というか、音がイタリア人的な陽気さ、血気盛んさがでていて、同じように緻密な準備をする日本人とは違った結果がでて、日本の方が遥かにつまらなかったりする。

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この違いがなんなのかはハッキリは説明できないけれど、イタリア人は、とにかく準備できることはキッチリ全て手を抜かずやっておいて、無駄があっても構わなくやって、それで準備が万端ならあとは野となれ山となれでゴールがどうなっても構わない、それを楽しまないと損で人生もつまらなくなって、そのために損をしないようにトコトン準備はしておくと。

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それに比べて日本人は、結論がこうであって、それだから備えあれば憂いなしで準備を万端にする、結論に繋がらないものはやらなくて良くて、それを全員で共有もするから、正確で緻密なモノができる。でも結論に繋がらないモノに誰かがやっているのを見つけたら虐めるし、阻害するし、それが部活動だったら一方的な暴力になる。

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チューリップ賞でCデムーロがレッドオーヴァルで随分慎重に返し馬をして、丁寧だなと感じて、それでもこのガレた馬体ではと思っていたら、それなりのところまできて、兄に乗り替わった桜花賞の返し馬も丁寧で。。少しそれで前走のこと思い出して弟もイタリア人なんだと、これならそんな上手い話はないということが、例えばメイショウマンボとかクラウンロゼとかの返し馬と比べたらはるかにアユサンの返し馬も丁寧だったし。。ヒョッとしたらと。。驚く準備は出来て。。(写真は1番下のみチューリップ賞のレッドオーヴァル)

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「ワンダーボーイ!ワンダフルウーマン!」アユサンAyusan(桜花賞1着)

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ゴールして、手を挙げ、首を抱擁し、それから2着になった兄に握手を求める、良くこれだけのことがゴールを過ぎたところで見ていた自分の目の前でできるなと。。クリスは凄い身体能力をしているなとその場は感心と感動だけしていたけれど。。あとでリプレイを見たらゴール後はすぐにスピードが緩んでしまうほどの暴風気味の逆風が直線は強かったからその中でこれだけのことができても不思議はないのかなと。。でもその中でゴール1点に全てを出し切らせようとした騎乗も見事だし、それに応えた彼女の心技体も素晴らしかったんだなあと。あらためて。。

パドックではデキが良いと報道されていた馬は全てその通りで、目立ったのはレッドオーヴァルが細くてここで終わりかと思った前走からは圧倒的に回復していたと。

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あとは、この直線逆風をどう乗るかというか、周りに馬がいた方が圧倒的に走りやすいのは、いつだったか樫のトライアルで持ち馬のピュアブリーゼが抜け出した途端にまともに暴風を受けて進路すら変えられないほどになり敗れた事で自分は体験済みなので、クロフネサプライズがどうなるんだろうと、小さい馬であるトーセンソレイユが、追い出しの遅くて負け続けているシュタルケ騎手がこの風で強運になるか、只揉まれるだけで終わるか。

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やはりレースは、抜け出しては強風をうけて止まって、最後に間を抜けてきたアユサンが1着で、デムーロかと、、何でトーセンは彼が空いているのにとレース前に思って。。それがこうなって。。ゴールのあと、太陽が眩しいのに気付いて。。

パドックで牧場見学でお世話になった下河辺牧場の関係者の方を見て、アユサンが生産馬と知り、彼女もあの雄大な丘で育ったんだなと。。応接に案内され、お茶を入れると行って出て行かれ、一人になって、目の前にあった馬のフィギュアにはアファームドの父レイズアネイティブ文字があったのをこっそり見た数年前。。。

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家に帰り、それにしても母父ストームバードは走るなと思い、もう一度血統表を見て、母系にシッカリと刻まれるようにあるアファームドの名前を見て、自分自身は今日一番ジンとして、そういえばゴールは太陽が眩しかったと。

「綺麗な黒は春も似合うもの」エイシンフラッシュ(大阪杯より)

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逆転があれば面白いなと内心思っていた大阪杯。直前に香港遠征が決まったと知って、トライアルとして使うのならそれもないなと思ったけれど、姿は綺麗だと感じました。

この馬をみると思うのですが、外国人騎手と日本人騎手ではやはり差があると。それは、サンデー系でないことからくる外国人騎手の慣れの問題も多いからかもしれないと。

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加えてサンデー系というのは実は日本人騎手というか日本人の手足の長さとかそういうものと、他の血統よりフィットしている部分が体型の中にあるのじゃないのかと。だからサンデー系についてはそんなに騎手で差が開かないと言うか。ほんとは大きいかもしれないのにと。

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