「輝いているだから影もある」 グランデッツァ(ラジオNIKKEI杯2歳Sより)
コメントを聞いて、昔を思い出しました。タキオンがこのレースを勝った時の不動の本命だったクロフネの松永騎手が「外へ外へと行こうとしたのが敗因、決して力で負けてはいない。」と言っていたのを記憶しているのです。それと同様のコメントが秋山騎手から聞かれました。
やはり数段上がった強い相手のために馬がやや逃げ腰だったのかもしれません。彼が一番、このレースの上位のメンバーでは距離が持たないかなと思えた結果が出てしまいました。
姉のマルセリーナよりは、ボールドルーラー×ノーザンダンサーがあるので、限界がきても結構ジワジワとしかバテない感じはあるだろうから、距離の限界がここからってハッキリすることは無いだろうとは思うけれど。。。
逆にマイルから10ハロンくらいまでは、ディープスカイくらいのパフォーマンスは、楽に出せる馬なのかもしれないと。。パドックの前脚のグイグイと前に伸びて、ドンドン推進力が湧いて出てくるような運び具合は、一級のタキオン産駒そのもの。適距離なら可能性は無限大じゃないのかと。。。
でも、オルフェーブルもそうだけれど、こういう馬体も血統的にも見栄えのする馬は、出来るだけセレクトセールに出て欲しいなと。たしかに海外に持っていかれて、その分日本の競馬自体がつまらなくなるのかもしれないけれど。
セリにも出さずにクラブ所有の1歳時募集で、しかも馬主にはなれないから、クラブに競馬が好きだから入ってるってものにはどうしたって、まわってこない存在で。。実績がないから。。結局、オーナークラブで馬主の権利を存続させておいて、あとはクラブの血統馬を買うって人か、その同等レベルの人しか持てなくなっている。。。
それならセレクトセールで高く売って、いまは円高の差益もあるから、その収益が最大限生かせるから、その分で質の高い種牡馬が買えるはずで。。。
そうした方が全体のレベルが上がって良いのじゃないかと。結局ひがみでしかありませんが。