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2011年10月

逞しくなって輝きが増したリディル(スワンS)

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4月に見たことがあるのですが、その時は、小さくてキレのある馬という感じのみでしたが、10月の今回は、パドックで4月の印象では馬を探せないほどで、えらい逞しくなったと感じて、充実度が凄いと。。

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「内枠だし、押し切って勝つだろうな」と思ってその通りに。あまり上がりが早くならない京都のマイルならひょっとしてがあるかもと。

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場内放送のアナウンサーが偉い興奮してリディルの名前をゴール後連呼していたので、多分的中したんでしょうなぁー。。。

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「ダーレーオリジナルブレンド続々登場!」アルキメデス(10月29日新馬)

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2000京都の新馬戦もダーレー生産馬の勝利、これは結構楽に勝ちました。アドマイヤムーンの産駒は、前から見ると、ごつい首差しに、厚めの胸の筋肉が特徴あるかなと思いますが、早々に日本で開いた牧場で、自分たちが選んだ種牡馬で、自分たちの牝馬で、ちゃんと勝ててしまうのが凄いなと改めて。。。

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もっとセールを荒らし回って、生産なんていい加減にして、お金主体、馬は二の次のマネーゲーム的なものを予想していただけに、なんだか生産重視なので、目をとがらせて馬券買ってるこっちの方がギスギスしていてアホらしいというか。

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続々こんな質の高い馬が出てくるのでしょうなぁー。楽しみと言えば楽しみですが。社台の馬を追いかけてりゃクラシック馬が見られる姿勢も変えなアカンとなると、これは少し大変かなと。。

「第一ラウンドのゴングが鳴れば」スノードン(萩S)

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パドックで、入れ込んでそうなっているのではなく、一頭歩くのが速くて、他の馬を大きく引き離していたスノードン、人気が無いけど、平坦な方が父のアドマイヤムーンも強かったのでどうかなと思ってみたりもしたのですが、いならぶ血統馬や前走強烈組がいては、注目するまでにはいきませんでした。

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レースは結局、この馬が最内を回って抜け出して、そこに牽制していた強力組が押し寄せてきて、その中の一番内のアナスタシアブルーが抜けきると思ったところで、そのうちにいたスノードンが外へよれて、大きな不利になり、そのままゴール。不利を受けた側が名手達のため、不利の割には大きく立ち上がることもなく、審議もつかないレースになりました。

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それにしてもアドマイヤムーン産駒は秋の京都走ります。直線平坦に向いていること、今の時期の基礎体力の付き方が早く、その分追い出す前のポジションとか他の馬よりも少し前にいられるためかと思うのですが。

「彼はプロのアスリート」オルフェーヴルOrfevre(菊花賞より)

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写真を見ていると、それぞれの場面で表情が違うというか、ゴールした後、ラチに激突しそうになっていたりとかするのとは逆に、その場面場面で無駄がないというか、やることがわかっていて、それを「チームオルフェーヴル」の一員として彼もやりきろうとしているのが、何となく感じられます。それがいままでの三冠馬とは違うところかなと。

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次は有馬記念とか。

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「2番目の秋は何処を目指す?」レッドエクスプレス(10月23日新馬)

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2才戦、外回りの1800をまたディープ産駒が上位を占める時期がやってきたのでしょうか?そしてクラシック戦線までには跡形もなくなってしまう。

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さて今年はどうなるか。レベルが高いと言われる菊花賞当日の新馬戦、考えてみれば社台の有力馬が牧場の偉いさんが来場しやすいG1日に、特に同世代のクラシックレースでは圧倒的に社台関係の比率が上がるので、その日に生産馬が出てくる当然と言えば当然で。

「大いなる実験は続く」フレールジャック(菊花賞)

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パドックでの落ち着き、馬体のデキの良さ、トライアルから3週間で、良くここまでこれたなと感じたのけれど、いかんせん完成に向かって成長曲線を描き始めた馬体の形は長距離向きではなくマイルから2000までのもの。

不利なく全てが進まないとと思っていたけれど、レースではロッカヴェラーノにこすられ前に行かれてフラフラされて、直線ではインからパスしようとしたら、閉められて、すぐにバテられ、ズルズル下がられ遅らされ、外に出したらフラフラされて抜ききれずで、まるで携帯持って歩いてフラフラしている人の後ろで周りから見たらそんなに不利は無いけれど、なかなか抜けない状態になり何度も止まっているうちに、他の人に抜かれて、電車間に合わない状態になってしまった。。。

勝つことはなくてもなんとか、インから抜けて加速して何とか形にしようとして、少し仕掛けを遅らして内に滑り込んだところで、携帯電話野郎状態になってジエンド。。。それをはじき飛ばすほどの力はタイプ的に残っていないから。。。

1秒以上損したなと思って今日成績を確かめてみたら、勝ち馬との差は2秒もない。。。レースなんてそんなもん。。そんなことがあって3分5秒までで3000を走れるのだから、馬場はもの凄く早いというか、芝としての抵抗が少ないというか。。ちょっと逆にしらける感じがする。

それにしても彼の長距離の挑戦はこれで終わりだろうと、2400はあるかもしれないけれど。だけど彼はディープ産駒の第一世代、これからも良くないと分かっていても、いつでも選ぶ目は挑戦の方。それだけは確か。

HPによると、復帰戦は定めずに回復させるとのこと。それが良い。次からは強い中距離馬として、強い相手を求めて戦って欲しい。

「深山に菊三輪のあざやかさ」オルフェーヴルOrfevre(菊花賞で2011三冠馬達成)

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シンザンの三冠馬達成の後で、武田文吾調教師が読んだ一句、(間違って憶えていたのかもしれませんが、)まさに鮮やかな三冠馬達成でした。

他の馬が何らかの不利を受けながら、戦っているときに、中団前方で折り合い、4角で先頭まで来て、不利を最小限にして引き離して勝ちきってしまう。上がり重点の競馬の中で生まれた新しい脚質が、さらに可能性を開いていくでしょう。

応援していたフレールジャックは、ロッカヴェラーノに絡まれっぱなし、4角で内に行こうとしたらしめられて、そこでバテられて遅らされ、立て直して外を抜こうとしたらバテながら何度も寄られて、結局加速できないまま、それを跳ね返せるほどの、馬格もなければスタミナもないので惨めな結果でした。

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ただパドックでの出来はオルフェーヴルとフレールジャックが良かったと思いましたが。オルフェーヴルはギリギリの体に見えるのにプラス体重、つまりさらに成長している。フレールジャックは、柔らかさが一段と出てきて、この馬なりに非常に落ち着いていた。このメンバーで1800をやったらって思えるほど。。

サンビームが逃げなかったのも残念、逃げなくてもの陣営のコメントもあったけれど、逃げることで実績と認知度がある馬、鞍上が強引にやらないタイプだから、逃げずに早めにバテてレースを邪魔した程度になってしまった、なぜかわからないけれど結構ショックです。

レースのレベルは、長距離向きの条件馬がレベルの低い年と同じくらいの位置にきていたので、そこそこかなと。

自己満足的敗因分析ピュアブリーゼ(秋華賞)

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どうしちゃったんだろう。。。っていうのが最初の感想。仕方がない。。が次かな。。よく考えてみると。やっぱり一番は馬場の悪いところを通ったかなと。

内2頭分くらいを通った逃げ馬も勝ち馬も凄いタイムをラップとか勝ち時計で出しているし、前の日の2才重賞でも内の馬が勝っているし、見た目でも内側3頭分くらいとその外側では、ハッキリ有利不利がわかるし、そこを通らないと、発表通りの道悪の結果になると。。

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もう一つは気性。スタートはそっと出てそれでもある程度いけたのに、逃げ馬が外からよぎるだけで、もう行き脚が鈍ってしまった。逃げるどうこうではないのかもしれないけれど、それで終わった感じもする。。輸送とか、右回りとか、マスクをもうしなくてもよいのではとかいろいろあるけれど、次回は善臣騎手なら女王杯を逃げて貰って結果どうなるかを見てみた気もするけれど、出られればだけれど。。。

それからわからないけれど、もう少し早め早めに動いて欲しかった、道中ムチを使ってでも3角手前から動くべきだと。。勝ち馬が前にいるわけだし、位置どりは結果的にではなくて、後ろ過ぎるわけで、早めに動いて馬場の良いインを一度はとる競馬をして欲しかったと。。

2011秋華賞コレクション(返し馬より)

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アヴェンチュラ

上手く撮れたなと、自分の腕に当日酔いしれていた私、上手く撮れた理由は返し馬が向かい風に向かって走っているから、いつもより遅めのキャンターになったから。撮っていたときはそれが勝負の分かれ目になるとは想いもせずに自画自賛するのに、忙がして忙して。。。

しかしレンズを覗いているとマルセリーナの美しさは群を抜いています。

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ホエールキャプチャ

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マルセリーナ

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エリンコート

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ピュアブリーゼ

「追い風、グリーンベルト、淀の秋味独り占め」アヴェンチュラ(秋華賞1着)

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Aventura

週末の雨に洗われて、グリーンベルトがハッキリ顔を出していました。夏開催では、柵をしていた部分は、傷んでおらず、野芝の比率も高いのでしょう、ここを通れば、一杯にストライドを伸ばして走れる馬は凄く早く走れる。グリーンベルト外側は、夏に思い切り傷んだ部分、週末の雨の影響で掘れてきていて、芝生が生えているのに密集が薄いためか、土色の感じがする。。ここは極端に雨の影響で不利な馬場になっていて、その内側に鮮やかで豊かな緑が広がっている。。雨で明らかになった馬場のこの状況、勝敗、着差に影響がでていたと思います。

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もう一つは、直線の結構強めの追い風。この風だと先行して、(バックストレッチは、堤防や林の影響で少し向かい風は弱いため、プラマイゼロではない)極端な話だと残り200のハロン棒をゴールに見立ててレースをして、後は惰性で追い風に助けて貰うようなレースで、結局、十分であり、野芝の多い馬場ではそれがもっと有効であったろうと。。

それを全部手に入れてしまったのが、アヴェンチュラであり、先行して、グリーンベルトを走って、早仕掛けで止まらず、全てのアドバンテージを手に入れてしまった。岩田騎手お見事でした。それは別としてパドックの出来も秀逸であったですけれど。

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ホエールキャプチャの追い切り後の会見でオルフェーブルの帽子とファッションで受け答えをしていた池添騎手、決意を感じる言葉とは逆に心は秋華賞にあらず来週のみにあり、と感じてしまいました。帽子くらいは脱げたでしょうから。。結果的に、最初の1角で少し突っ込みすぎ、結果的にグリーンベルトの外側の一番悪いところを通って、3着も危ない結果。少し不注意だったと思います。

とはいえ、オルフェーブル三冠も確実なのかもしれません。春とさほどメンバーも変わらず、しかも早くスパートできるし、そうなればグリーンベルトを通れる。だけどそれは今週気づいて実行するべきでした。

「思い出は11月につくるもの」シンボリルドルフ

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ルドルフの三冠達成の写真がゴール前しかないのは、レース直前に奇跡的に降り止んでくれたけれど、空一面真っ黒な雨雲がかかっていたために、とんでもない暗い状況であり、写真はゴール板を照らす照明を使って明るさをいれなければ、上の写真のように使い物にならなかったから。

暗闇の中から、赤い帽子がウッスラ見えて、次の瞬間には全てをパスして一気に通り過ぎて行く。。。。82年にオールアロング(83年凱旋門賞勝ち馬、欧米で同時に年度代表馬)たちがJCのゴール前で見せてくれた素晴らしくて、こちらを押し倒すような迫力がまさか、こんなに早く日本馬で感じられるなんて。。それがルドルフだからこその思い出。。。

それにしても菊花賞は11月でなければと。11月ならステイヤー血統の春まではやっと勝てた1勝馬が、夏は休養して成長し、9月から古馬混合のレースを(11月が菊花賞だと9月第1週から3戦できる)2勝して、逞しくなり、本番に出てくる、そして素晴らしいレースをする。競馬の中で図抜けて一番カッコいいシーンが今はない。。

この84年菊花賞だって春に実力があったニシノライデンが9月10月と急成長して強力な昇り馬となり、いつもの年ならもしかしてのパドック、レースになっていた。その馬が3着にしかなれない、レベルの高いレースとなった。

ちなみに、このレースが10月ならルドルフが完勝してそれで終わりであったはず。。そうなれば、25年以上経っても憶えている感覚が全くなかったことになる。。。

今が人生の時と信じられないくらいに充実して輝いている馬体、それをパドックで見られる競馬ファンとしての他とは比べモノにならないくらいの幸福感。それを味わえないで、何が競馬かと。ルドルフだって、暗いパドックで、柔らかい筋肉が本当に綺麗に躍動していた。。。

何もかもがなくなって、10月開催では、結局は春の再戦、スローペースの中で折り合い付けて最後にドンのレース。。。今菊花賞はクラシックで一番見る価値がないレースになっている。

長距離レースの勝ち馬で種牡馬として成功している例も多くあるし、距離別の路線も確立してきたし、特に菊花賞を他の路線と結びつける必要もないはずで、秋の古馬戦の有馬記念までの消耗度の大きさを考えればレースの時期の入れ替えも急務だし、菊花賞を遅くすることで、京都大賞典のレベルも保てるし、9月阪神の外回りを生かした条件レースも面白いモノが組めるはずで。。。全てのレベルアップが出来るし、菊花賞だって、古馬混合戦を中央開催で戦ってきた馬達が入ることによって、緩さ淀みがなくなって、クラシックレースとしての質も上がるだろうし、世界の3才戦の最後の大レースとしての地位を獲得することを目標にして、もう一度開催時期11月第1週を軸に見直して欲しいと。

「寡黙な秋にそよ風よ全ての人に吹け。。」ピュアブリーゼ

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金曜、土曜と雨だそうです。速すぎた淀の馬場も一段落つくでしょう。少しチャンスが出てきました。このまま良馬場が続けば1分58秒前半が勝ち時計。この時計は血統的に彼女は走れませんから。この雨がまさに恵の雨になりそうです。

前走の大敗の原因は、まずは調教のミス。追い切った後のいつもはハードにやる調教が前走は軽かったと。本番前のレースで、体が出来て仕上がってしまうのを恐れたのだと。。そのため最後の一息が持ちませんでした。

もう一つはレースの運び方。最初からわざと出していくのではなくて、ついて行って、仕掛けどころと言われているところより、少し以上早く仕掛けて、前に出る、苦しいレースだけれど、サンデー系ではないこの馬にはそれが当たり前のレースパターンだともう確立しているのにそれをやらなかった。決して先行、逃げが彼女の脚質ではないのです。それをやらずサンデー系の逃げ馬のように、まず行ってしまってそこから少しづつ貯めようとした、サンデー系ではないから、それは出来ませんでした。力んで走っていたと談話があったけれど、合わないことをやれば誰だって力んでしまうと思うのですが。。

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レースは、エリンコートと阪神で接戦、惜敗、結果的に十分に脚が残っていてもっと早く仕掛けておけば良かったと思われた春のレースがあるように、サンデー系の馬よりも100以上早く仕掛けてそこから粘り込むレースをするしか方法がないので。。。それがペース的に遅くなりそうなら逃げることになるだけで。

写真はオークスです。

「ブルーな秋にしてくれ」アナスタシアブルー(10月9日新馬)

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なんとなく気分も晴れないのと、たまたまルドルフの記帳にいった際に放映されていた全く追わないまま完勝の日経賞を見ると、なんだかもう見られないと思うと気分が重くなると言うか。。

くわえて8日、9日と京都開催がはじまってでパドックが見やすいので、新馬戦などを見たのだけれど、まとまっている馬は多い感じがしたものの、いつもの年より少しここまではレベルが低いんじゃないのかと。

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ただこの新馬戦は少しビックリで、牝馬限定だけれど、レベルはそう高くないけれど、血統馬は揃っていたので、それを持ったまま自分でレースをして、それで1分34秒台は、多分1600でいつもの年よりも1秒5くらい速い馬場だけれど凄いなと。

「風が消え星が消えた10月」サッカーボーイ

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SOCCER BOY (88マイルCS)

5月に牧場見学で見せて貰ったときも、元気が無かったですから、11年10月に訃報が届いても不思議ではありませんが、消えてしまって、そこにはあと何もない感じがするのが、ルドルフもそうですけれど。。。

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マイルCSで一度見ただけでしたので、なんとも言えませんが、最後の末脚は、他の馬が止まって見えるというより、確かに止まっていた、そこをごぼう抜きにした、これも後にも先にもない速さ、凄み、異次元感がありました。サラブレッドが受け継がれていく理由がそれにはありました。それが人間の心を通じると人の未来にも大きな幸福をもたらすとたらすと彼は教えてくれました。サッカーボーイには生まれてきて生きている理由が自分よりありました。

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なんだか色のない1週間。色のない秋の始まり。それも構わないと思う自分がいて。。憶えとかなあきませんねこの気持ちを。

「あなたが輝きをなくすのなら、どんな三冠の輝きさえ道を照らすことはないでしょう。」シンボリルドルフSymboli Rudolf

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Symboli Rudolf(85JC)

サボって見たネットのニュースの一覧でルドルフの訃報を知りました。急に涙がなんだかでてきて、いまどき自分は平和な奴だな思って自分に呆れて感心しても、涙は止まりませんでした。

もし、3才時、菊花賞から中1週でJCに挑まなかったら、彼はクリフジの連勝記録に前年の三冠馬を春の天皇賞で負かしてならびかけていたことになります。(無敗の五冠馬達成という記録も同時に生まれたのです。)

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(84菊花賞)

もし、未遂だったけれど毎年実験台のように3才の夏にアーリントン、4才夏にヨーロッパ、5才春にアメリカ、ヨーロッパを急ぎ足で目指そうとし、そのことを競走馬人生のメインにしてなかったら、ジックリ調整されて、それぞれの大レースを現在の名馬のように万全の体調で挑めたでしょうから、彼の国内での成績やパフォーマンスはより充実し圧倒的なモノになり、今でも絶対的な史上最強馬と呼ばれ、それに異を唱えるものはいなかったことになっていることだけは間違いがないでしょう。

本当の彼を誰も知らないし、競走馬成績ですら語れない、それでも歴史的な名馬、史上最強馬それがシンボリルドルフなのです。

当時私は20代前半、手取りは8万円、東京までの新幹線は往復で2万円、フィルム代に現像代。。。それでも、彼を見ておかなくては一生後悔すると思い何度も彼を見に出かけました。

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(85天皇賞春)

今となっては親に殴られそうになって反対され泣く泣く取りやめた85年JCの公開調教に行けなかったのが残念に思うけれど。。。いつでも人間よりも競争に勝つことに意志が強い彼に圧倒されてばかりでした。

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(85日経賞)

スノーフェアリーが前年2010年エリザベス女王杯で見せたワープするような末脚は、彼の菊花賞の時の末脚を思い出させてくれました。弱い相手に派手にまくって勝った前年のミスターシービーの菊花賞の方を愚かな人は凄いと言うけれど、ラチにしがみついてレンズを覗いていて、信じられない位置から一気に突き抜けた空前絶後の末脚の凄みは、その勢いに押されて、私は立っていた脚立の上から落ちそうになったのを憶えています。(彼の世代は、他の世代の最強馬と接戦、時には完勝をする世代でありレベルは高かったはずです。それに完調までいかない体調で完勝以上を繰り返していました。)

シンボリ牧場関係者が話していたのを伺ったことがあるのですが、ルドルフの産駒達にも現在のように、未勝利クラスでも一走ごとに外厩でリフレッシュできる環境が当然のように与えられたならば、精神的に鋭敏すぎて何事にも反応過多になる性質のため、原則的に勝ち上がるまで厩舎に閉じこめられリフレッシュする場所が与えられない80年終わり頃の体制の中で、気むずかさばかりが目立った彼の産駒達は、もっと可能性をひろげ、結果を残したでしょう。そして彼の栄光がこんなに早く過去のものとなることはなかったでしょう。それがとても残念です。

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(85有馬記念)

彼を思い出し、現在を振り返るとき、まるで今の競馬は輝きが全くないように思えてしまう。それがルドルフの輝き、いまでも眩しすぎるくらいです。

書くのも嫌ですが。

ありがとうございました。

シンボリルドルフ。

キスをおくる。

「明鏡止水」オルフェーヴル(神戸新聞杯)

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もうちょっと写真があるので。。

それにしても、彼の落ち着きは凄いモノがある。激しいものがあるのがパドックで見ていてわかるのに、それを少しも動作に表さない。結構当日は騒がしいパドックだったけれど、少しも騒がしいところがなかった。

ウィンバリアシオンが馬が大人になり、気性も変わった感じでより落ち着いてきたのも印象的だったけれど、自分で自分をコントロールしているみたいな彼の周回も心に残ってる。。。今でも。。

凱旋門賞で出走馬が暴れていたけれど、彼ならそこでも最後まで我慢できたかもしれないと。。。

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結局ゴーサインがでた最後の直線で全てレースで彼の激しいところは出たことになる。。。。

あと20日もなくて菊。

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