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2011年8月

「夢をつくり、夢の中で生きる」(メジロ牧場的日本競馬(5終わり)ファントム、ティターン、トーマス

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(ファントム:父ロンバード)

日本ホースマンクラブという、メジロ牧場のオーナーも関係していた野平騎手を主戦にし、ヨーロッパで馬を買って、走らせて、そしてその後日本で種牡馬にして(クラブは多分種牡馬にすることは流動的だったかもしれないけれど)それでクラシックを勝つ馬とか、おもに天皇賞(84年までは春秋3200)とかを勝ち負けする名馬級や強豪を排出してしまうという、いわばいまでも離れ業を普通にやってしまったのが凄いというか、ベクトルの強さには感服するというか。。。

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(トーマス父フィデオン)

たしかに70年代ころには日本の特に血統事情が貧弱であったから、欧州二流馬をつれてきても、それなりの成果は出せた側面はあるかもしれないけれど、1ドル360円の時代であり、日本のそのころの事情も考えると感覚的には現在からみると、予算的には5分の1くらいで購入して走らせて、それで、種牡馬としても成果があってと。。。自分とこでは、その種牡馬を交配して良い馬ができるけれど、それがいわばタダ当然で種付けしてきるわけで、それが走るんだから、賞金も稼ぐし、この流れは大きかったかなというか。。。

良い循環が出来ていて、それにあぐらをかくことなく努力もされてきたのは、伝わってきているものでもハッキリしているし。。。何年も上手く行くわけだと。。。

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(ティターン父メジロアサマ)

それにしても例えばマックイーン、ティターンを通じてのアサマからの天皇賞3代制覇というか、同じ牧場内(グループ含む)で生産した馬を使って3代続けて主要レース制覇だって、いまだに社台が出来ていないことだし、そんなことを物理的にやろうと思ったら、社台の規模とか考えたらとんでもないことなんだけれど、それが出来てしまう夢の持ち方とか、夢の続け方というかそういうのはどうなんだろうって思うことが、この件があってから強く思うわけで。。

種付けから生産、育成って、時間が秒単位ではなくて、細かくても2週間程度とかそれくらいの刻み方の感じ、時の流れ方の感じがするけれど、その方が人は夢を持ち続けられて、その方が、夢を見てそれに向かって努力もして、その結果残ったものは遥かに秒刻みで作ったものより、立派なものができるのかなと。

それが競馬の魅力だとしたらとても嬉しいと。。。

「怪物ランドの住人達」(メジロ牧場的日本競馬(4)パーマー、モンスニー、デュレン)

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(パーマー)

なんでも周りが認めるほどの趣味を持っている人が止めてしまったら、それが競馬とかギャンブルのたぐいであっても、どこか具合が悪いんじゃないかと周りから思われる訳で。。。(相変わらずの散文です。)

今回のメジロ牧場の撤退は、そういう意味では、メジロ牧場自体にも人格を持って語られ、それが自然と了解されて受け手にも受け取られているのが面白いというか。。

競馬をしている人、馬券だけの人からオタクの人まで、メジロ牧場は競馬が大好きなんだと思われていたのが凄いことだし、一種の文化というか、こういう風に積み上げれば、金持ちの遊びの域だろうけれどそれなりになにか心を動かす力が生まれるのは、凄いことだし、憶えとかなアカンというか。。

自分が競馬を見始めたハイセイコーの頃には、もうメジロ牧場は、タイヨウ、ムサシ、アサマを出していて、ゲッコウなんてか弱いが頑張る牝馬や、ジゾウがその頃はタフに牡馬相手に走っていて、鞍上は、池江泰郎騎手であり。。。だから、はじめからメジロと言えば強くて、タフで、根性があってと言うイメージであり。。これより後の人は、このイメージかと。。

そこへ来て、産駒が出来ないはずアサマの産駒からエスパーダがでてきて、休み休みながら圧勝ばかりしたりして、、当時父内国産なんて、はじめから二流以下扱いで、シンザンの産駒ですらそうであったのに。。。メジロ牧場って。。。エスパーダ一頭とっても、理解できないことをやってるイメージがあり。。

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逃げまくった逃げ馬で牧場産のイーグルの産駒がメジロパーマーであり、それでグランプリ連覇は凄いの一言。イーグルは、ハイペリオンの4×3、パーマーは、そこへ母系にハイペリオンの産駒でエリザベス女王の持ち馬で晩成型のオレオールがはいる。。まさに昭和40年代のホースマンが追いかけたハイペリオンのオーラを持つ。。。

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(モンスニー)

モンスニーは、ミスターシービーに春に負け続けて、血統表どうり成長したら、十分逆転可能と思われた菊花賞を故障で出られず、名馬になり損ねた馬だけれど。。。

血統は、まるで「世界の名馬」(血統センター刊)を見ているよう。。。メジロはこういう馬というか、見る前から血統的に胸騒ぎがする馬が多かった。今のようにサンデー系に、有名牝馬という組合せでのワクワク感とは違って、(それの方が直接的で本当は健全なのでどうでもよいこだわりなのだけれど。)ひもとけばひもとくほどワクワクしてくるというか。。。。

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(デュレン)

デュレンは、マックイーンの兄として知られているけれど、菊花賞で次走有馬記念を勝つダービー馬ダイナガリバーを負かしているのだから、菊花賞でのパフォーマンスはこちらの方が遥かに上。。。

春に未勝利を勝ってからの菊花賞で勝ちきる成長力は、父フィデオンを共同所有で競走馬(欧州で走らせていたはず)時代から所有していた実績と牧場が育ててきた血統という、血統表でなく、実物を見てきた血統感などが、馬への接した方をより充実させて、成長力の線を曲がらせず真っ直ぐに強く描けたからではないかと。。。(社台生産のサンデー系種牡馬と、社台生産の牝馬の馬が、他の牧場の同じ血統の馬より走っている感のする今日から眺めているとするのだけれど。。)

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「完結しないサークルゲーム」(メジロ牧場的日本競馬(3)ライアン、マックイーン、ブライト)

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(ライアン)

本当は、先行き不透明で、右肩下がりの景気が原因で、経営側がいわば牧場が一時的に苦しくなった時に本業から出すことになるお金の感じ方が変わったのが遠因の大きなものであるとは思うのですが、景気ばかりでなく、牧場産の種牡馬の生き方、生かされ方がそれにもまして夢を奪っていったかなと。。(相変わらずの散文です。)

メジロライアンは、メジロ牧場の生産馬としては、もっとも大きな成功をした種牡馬と言って良いし、ドーベル、ブライトが同時期にでて時代をリードしたことがあったけれど。。。もうその影は消えていってしまっている。とくに母父での影が薄いと。。。サンデーと競り合った素晴らしい種牡馬成績であったのにそれが全く母父としてはでないのは。。。

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(ブライト)

一番の後継はメジロブライトだったし、なかなかサンデー全盛のなかで、これはと思われてひょっとしたらと思ったけれど、すぐに亡くなってしまって。。。もうブライトと言ってどれほどの人が記憶しているかと。。。

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(マックイーン)

マックイーンは、全く種牡馬としては振るわなかったと言って良く、これがまたアンバランス。。。以前にスピードシンボリが7才まで走って、その後種牡馬になって全く振るわなかったけれど、それを社台Sにいたから少しは上回ったけれど。。。最後の方は勝つときは完璧なものが多かったので、完璧なレースを軽い馬場でやりつつづける能力を保つことが、種牡馬としての能力を奪うのかなと。。。

自家生産馬が種牡馬になると、種付け料は行ってこい状態だろうけれど、自分のところの血統と重複するから、当然、繁殖牝馬を新たに入れてこなければならないけれど、それは上手くいっていたのだろうかと。。。海外は日本の社台をはじめ、アラブ系、アイルランド大牧場系などが競り合って高いし、2才セールで買おうとしてもそれなりの値段がついてしまっているし。。。繁殖にするには時間がかかるし。。。

そこへきて、期待していた種牡馬は失敗状態とか、早死にしたりとか。。。

これだけ、車輪が回るのが遅いなと感じる状態って、、、面白くないだろうなと。。。

一応後ろ向きなのはこれくらいで終わって。。。あと2回。。。

「場外ホームランボールは何処へ行った?」メジロ牧場的日本競馬(2)、ラモーヌ、ハイネ)

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(ラモーヌ)

自家生産の血統の自家生産馬で場外ホームラン的な名馬を出し続ける。。。サンデー系を擁している社台グループでさえ容易でないことをメジロ牧場はやってのけていたのですが。。。それが、マーケットの拡大とともにか、だんだん独特の波長が乱れだして終焉を迎える。。場外ホームラン連発的な生産なんて、現代の物差しをあてはめれば一時的なものと簡単に判断はできるものの。。なんだかその判断が間違っているような気もする。。そんな気分ですが。。(散文になります。)

最初(カテゴリーが出来てから最初)の牝馬三冠のラモーヌ、セントライト記念でダイナカールや男馬に楽勝したハイネやドーベル、カーラなどなど忘れられない牝馬の名馬がでているのですが、その産駒達の成績が全く良くなかったのは何故なんでしょうか。

例えばダイナカールの産駒、孫などその血統は大きくなり、セールで高値で取り引きされ、それだけでも牧場を支える大きな車輪の一つになっています。それが全くないのは。。。大きな痛手ではなかったでしょうか、結構沢山この4頭で産駒はおるのですが。。。

自家血統の自家生産馬だから、どうしても外の種牡馬と交配することになるわけだけれど、それがどうも後から記録を見てみると、毎年種牡馬がコロコロ変わっていたりする。。。それが上手くいっていない。。。それはわかるけれど、そういう中で多くの名馬も誕生してきたわけだし。。。(コロコロ変えて上手くいったからと牧場側も考えて、ほかになにも考えずに、コロコロ種牡馬を変えて交配していたら問題だけれど)

記録を見ていて不思議に感じるのはマックイーンにラモーヌをかけていないくらいのものでしょうか。。

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(ハイネ)

種付に実質、自家生産馬の種牡馬以外は大きなお金がいるでしょうし、名馬クラスだから、成績が上がらないと言ってもその辺は個人経営の維持もあるから。。。でもそのお金をそれに使っているから、他は節約しなければならないから、、、可能性のある牝馬に、もう一押し良い種馬があてられなかったりしたこともあるんじゃないかと勘ぐってみたり。。。

なにしろこれほどまでにベストトゥベストで結果がでないと、なにもかもが厳しくなるんでしょうが。。。

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