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2011年7月

「メリーゴーランドが止まるとき」(メジロ牧場的日本競馬、メジロマックイーン、メジロカーラ)

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70年代から競馬を憶えた私にとって、メジロ牧場の存在は憧れであり、日本競馬のトップランナーであり、成功モデルでした。競馬がローカルに行っている時に、今年メジロ牧場が終わってしまうことを書こうと思ったのですが、どう書いて良いものやら。。偉そうになにかを論じるのも筋違いのような気がして。それで散文で、思う着くところを、何回かということで、残しておこうと。写真は、まずメジロアサマの系統のマックイーン、アサマの産駒カーラを使用して始めようと。。

(散文になりますので)

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まずメジロ牧場と言えば長距離と言うイメージがあります。あとは父内国産でしょうか。

距離割増賞(長距離は出てくる頭数が消耗度などを考慮して少ない頭数になりやすいため)というのが10年くらいまでは相当額出ていたと記憶してて、1勝クラスの2000以上を勝つと本賞金程度、父内国産だと本体以上の賞金を稼げたと思います。つまり1勝で2勝分稼げる構造でした。これと上手くリンクしていたことは確かだろうとは思います。

90年くらいまでは相当少なかったので、例えば1勝クラスにいながら、2勝くらすにも確実に出られる感じでしたから、ステイヤータイプで、丈夫に育成された馬は、勝てなくても相当の賞金を稼げた感じが(自分もシンボリメロディーというステイヤータイプを一口持っていたときにそう感じましたので)します。

ところが距離割増賞は、いまの制度では、どんなレースでも出るわけでなく、しかも昔ほどの額でなくなってしまいました。つまりステイヤータイプの1勝は2勝の価値、2着は1.5着くらいの価値があったものが、1勝は1勝になってしまったのです。

年々減っていくこの種の補助金的な賞金を組み込んで経営が成り立っていた部分があったでしょうから、たとえそれが垂れ流し的な部分を含んでいたとしても、これは痛手であったろうと思います。

そこへ来て長距離レースの数自体が本場で行われるレースが極端に少なくなり(秋の天皇賞の距離短縮、菊花賞の施行時期、及びマイル方向へのシフトが原因と思います)小回りの長距離線が多くなり、距離適性を問われないレースも増えたこと、

マイラーにシフトしていてある程度角分けられたテスコボーイに変わり、ノーザンテーストが登場し、その後の(ノーザンテーストを生かしてしまう形も取りながら)サンデー、ブライアンズタイムなど中長距離に強い種牡馬が圧倒的に登場し、いわば長距離レースおよびその最初となる2000を中心とした新馬、未勝利が今までの完成すれば強いけれど、仕上がるまでに時間がかかるステイヤータイプとは比較にならないくらい仕上がりが早く、初戦からの完成度がある、当然のように彼らに占められてしまって、勝てなくなってしまったこと、及び彼らのサイクルで調教や馬の入れ替えが進むことにより、それに向かない部分があったこと。。。

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また出走頭数が増えて、しかも実質8月までに勝てないともう厩舎にいられない実情になり、仕上がりが遅いタイプが多いステイヤータイプの馬が実質必要とされなくなったこと、

(例えば、メジロ牧場は、60年代に野平騎手を主戦にして、有志で馬を走らせたりしていた関係で、欧州とくにフランスからの欧州の血統をもとに自家生産をやっている、そうなるとフレールジャックじゃないけれど、3才の5月くらいにデビューしてボチボチやるタイプが多い、その血統構成の馬に2才の最初から走って結果をだせって言ったってできないと。)

(だから早くから結果をだしたメジロ生産馬の場合、結構古馬時に大物だったり他の牧場に比べてするけれど。)

それと父内国産の補助が実質なくなったのも痛かったと、これは、サンデー系の種牡馬が当たり前のように外国産を凌いでしまっているからだけれど、

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それにしても内国産種牡馬でありながら、母が欧米のG1馬だとかの成績を持っている外国産を輸入してきて生産して、父母ともに外国産の内国産種牡馬がこんなに多くなるなんて、制度上想像してないと言うか、

父内国産イコール母も内国産で、貧しさを感じて、補助金のゲタを履かさないと安いどころか誰も買わない状態だからそうなっていたわけで、メジロは自家生産だから、その貧しさを利用するというか、馬を売るという段階がさほど重きが無かったから、サンデーがくるまではよかったというか、この面では一番不利だったというか。

いま3連単で凄い馬券がでると、的中枚数を配当金でかけて計算機を叩いてみると、売上でそのレースの賞金、出走手当、補助金をペイできていないレースは結構あることに気づかされて愕然とするわけです。だから距離割増賞も父内国産の補助金も出せなくなってしまう。昔はどうであったかはわからないけれど、頭数は少なくて同程度の売上があれば、出走手当を出さなくて良い分、補助金も払えたかなと思うわけで、

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(芦毛がカーラ、アサマの産駒、牝馬です。)

そうなると、長距離レースやステイヤータイプのいた時の方が実質は、馬券は売れていたのかと。。。競馬も楽しまれていたのかと。。。そちらの方が特に古馬のレースは面白かったかなと、今は以前よりダービーまでのPOGが盛んだけれど、それの一因に古馬の中距離以上が面白くないのも原因の一つかなと、やはり完成してくるときのステイヤータイプの馬の迫力は、下級条件でも見応えがあったと記憶があるので。。。

そうなると、いま距離、芝ダートのバリエーション、特に1200、1400は増えたけれど、そのやり方って、競馬の成り立ちとしてどうなんだって気もするし、

日本の競馬は、馬券売上が、レースの賞金を決め、その賞金が高いから馬が高く売れ、それで一流の種牡馬も買えれば、牧場もなりたっていくっていうモデルになっているけれど、自家生産して馬を売らないで自分で走らせて、それで得られるものでやっていたものが止めようとおもうまで追い込まれるのはどうなのかなと。

そのなんというかメジロアサマから流れる血脈に黒字だからとこだわっている余裕もなかったのがなんか釈然としないというか。。。それが。。。

「赤なのに青」アーセナルゴール(7月24日)

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前走の未勝利で、前がふさがっているとはいえ、直線で押さえきれないほどの手応えが、直接見ていてもビシビシ伝わってきて、それで追い出したら一気に突き抜けてしまうという抜群のレースをしたアーセナルゴールが7月京都の最終週500万を勝ち、秋の足がかりを掴みました。

少し今回は追い出しがはやかった分と鞍上が踊った分、相手が強くて絶好のデキだった分、差はつかなかったけれど勝ったことは非常に大きいと。

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ハーツクライに母父サドラーズウェルズなのにヘイローの3×3以上のクロスを持っていて、瞬発力をもっているのか、持続力があるのか、わからない部分があるけれど、ダラダラ流れるレースでは、バテずに最後爆発できるタイプではないかと。

それにしてもアーセナルのユニフォームは、赤(エンジ系)が基調なのだけれど。なんで勝負服が青いのかなと。

「まずはこの時期新馬はバクシンオーということで」ゴーイングパワー(7月24日)

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この時期の新馬というとバクシンオー産駒という感じですが、やはり強い。

ゴーイングパワーは、バクシンオー産駒の上の部類に入る存在という感じで、バクシンオーらしい後脚の形とバランスの良い馬体が印象に残りました。

外を回ってラチを頼らず、ある程度楽勝で1分10秒前半ですから強い部類に入ってくると思います。

この馬に先着する馬がクラシック候補という感じになるんじゃないのかなと。。。

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「かたちもこころも崩れなかった」ピュアブリーゼ

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一番上から、新馬10年11月、樫トライアル11年4月、オークス11年5月となり、凄い成長を遂げてはいないことがわかります。肩のあたりの成長度合いは少しあるかなと。

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もう一つは、トライアルの時が一番辛い体調だったのかもと。。それにしても体のバランスとか、外郭の線というか、雰囲気というかそういうものは一切変わりがないのがこの馬の素晴らしいところでしょうか。

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110日物語スタート(フレールジャックは断念ダービーを激勝)

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久々の月曜日のコンビニダッシュ。新鮮でした。

あと110日ほどで菊花賞、どうなっていますことやら。。

同じような勝ち方だけれど、相手の質は確実に上がっていて。。

その分成長しているんでしょうが。そんなのあるんでしょうか。

始めての直線の坂で、最後1ハロンを自身は加速して終わって、しかも余力があったのは凄いことだと思います。

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トレーニングがマイペースでできること。今のところ考えられる体験を3戦でできてしまったことは大きなことだと思います。

血統的にはズラリと京都得意な血統ですから、無限の可能性が発揮できるのは淀になるでしょうが。。。母父ヌレイエフ、その母方にブラッシンググルーム(オペラオーの母父)ですから急激な秋への成長によって、子供っぽい部分がこの110日で消えてしまう可能性は、大なのかもしれません。

写真は毎度毎度の新馬戦です。

この時の後ろ脚の踏み込みの速さは凄みがありました。

しかし、トライアルを見て天皇賞か菊花賞か決めると言いますが、どっちも勝てるだけのものがあるからそういう発言になるわけで、110日後に分かるのは、結果でなく彼の可能性の大きさなのかもしれませんね。

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