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2009年12月

98年ラジオ短波賞3才S「最も刺激的な12月」アドマイヤベガ

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11月京都の新馬戦で途中まで全く伸びずにありがちな良血馬のかけ声倒れかと思った瞬間に、一気に急発進したかのような末脚でワープしてしまい、周りを全て蹴散らしたために1着から降着となったアドマイヤベガは、次は、新馬を勝ったものとしてか、2000㍍のエリカ賞に出てきて、スリリングサンデーに勝って、この世代の№1になってしまいます。

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その次のラジオ短波賞では、全くの主役であり、4コーナーで追いついて、そのスピードのまま一気に勝負をつけてしまうレースで勝ち、他とは違う存在に昇ってしまいます。

彼の追いついてくる時のスピードがなんとも言えず迫力のあるもので、流れが速くなっているのに、その流れを一気に力感無く追い越していく姿は、次元の違う馬が出たなと感じさせてくれて。。。。(下の写真がエリカ賞)

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96年ラジオ短波3才S「ラストサムライ、ラストステイヤー登場」メジロブライト

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たしか、この年位から夏競馬の新馬戦で1800のレースが組まれてその新馬戦の勝ち馬がメジロブライトであったろうと思います。

勝時計は前半超スローのため2分を超えてしまい、ホントにやる意義があるのかと言われたものですが、その意義については彼自身の活躍がそれを証明し、ジャングルポケットをはじめ多くの名馬を排出する下地になりました。

サンデー一色に染まろうとしていた96年にメジロライアンの産駒である彼が登場して活躍し続けたことは自分にとってはとても嬉しい出来事でした。何しろ父ライアンの走る姿を見たことがあり、その子供がレベルの高い連中と戦って勝ってしまうのですから、心の中の浄化作用的な胸騒ぎはこの上ないものでした。

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写真はちょうど追い出されたところです。まだ中団の位置で、ここからごぼう抜きして、クラシック路線の主役の一人になり輝き出すその直前です。

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クラシックではもう一歩でしたが古馬になってからの活躍、特に長距離においての力強さはまさにステイヤーと呼ぶにふさわしいものでした。

ただサンデー系がこのレースを勝つとその後もこの周辺の距離が守備範囲となるのですが、他の系統の馬が勝つと他の距離とかヴァーミリアンのようにダートとかになっていってしまうのが面白いかなと。。。

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95年ラジオ短波3才S「真冬のダービー始まる!」ロイヤルタッチ、イシノサンデー、ダンスインザダーク

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サンデーサイレンスの産駒の登場とともに特に2才戦は様変わりしました。このラジオ短波賞までが早熟馬も戦える舞台、このレース以後がサンデー産駒達のダービーまでの競合路線となってしまったのです。

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このレース、及びこのレース周辺の2000の新馬戦などで高いパフォーマンスをみせたサンデー産駒を中心にその後は語られ、競馬も作られて行くようになりました。

それほどサンデー産駒は、仕上がってしまえば早くからレベルが高く、他の血統の馬よりも徐々に成長が出来てその総体的なレベルの高さを今までの血脈の馬達より長く保つことができたのです。その最初のレースが95年のラジオ短波賞でした。

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ロイヤルタッチ、ダンスインザダークは12月の2000の新馬戦を勝って大物であるとの評判を得ていました。

1番人気はイシノサンデーでしたが、勝ったレース内容が完璧なのでそれで当日は馬券の中心として売れていたように記憶しています。

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(イシノサンデー)

レースはペリエ騎手騎乗のロイヤルタッチが初戦の新馬戦で見せたレベルの高さをここでも難なく再現して勝ち、イシノサンデーが2着で、新馬戦の大きな斜行から難しい印象のあったダンスインザダークが3着でした。

なお、このレースには第1回NHKマイルに勝つタイキフォーチュンも出走しています。

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(ダンスインザダーク)

このレースでもっとも印象に残ったことは、とてもこの日は寒い日だったのですが、レース後カンカン場で表彰式を待つために引かれているロイヤルタッチを相当深刻なまなざしで吉田照哉さんが見つめていたことです。(他にはついてきた奥さんしかいなかった。)

他の関係者は誰もいませんでした。まだサンデーがどの母方の系統からどんな馬がでるかわからなかったころです。

だから成功例を必死に目に焼きつけようとしていたその態度にはレース以上の凄みすら感じたものです。

憧れと未来と栄光をコンデュイットConduitに

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英国セントレジャー馬にして、ブリーダーズカップターフ2連覇、それでいてキングジョージの勝ち馬の彼が日本で現役終了後すぐに種牡馬入りしたのは素晴らしいことだと。

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ダルシャーンに母父サドラーズウエルズでは、重いだけの血統だけれど、例えば血統だけでいったら、ナスルーラ系のネバーベントとかのクロスもあって、体力的に優れている感じがするし、父と母父を除くと他の父馬は殆どがクラシックシーズンに結果をだしている馬達で、スピードは優れたものがあるだろうし、それなりに絶妙なバランスで成り立っているのが競争成績を見ながら血統をみると推測できるけれど。。。

馬体を見ていると、トモが伸びきって地面に力を全部伝えて歩くタイプだと購入した岡田さんは言うだろうし。。。

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サンデー系とかとはまた違ったトモの造りをしているような気がするし。。。頭と首の角度なんかもすこし違っていて、彼の産駒は、サンデー系の馬よりはおおらかな気持ちの馬が出てくるのかなと思ってみたりもできるのだけれど。。。

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いづれにせよ、香港国際レース見ていて、自分としては、日本で言えばサンデー系、ヨーロッパで言えばダンジグ系の寡占状態の中で、殆どの馬の適性がマイルから10ハロン位に集中して、そのほかはレベル的にはカスカスになってきている状況が特に日本はかもしれないけれど進んでいて、そうなると長距離を一気に走り切れてしまうような馬が今後は長距離を彩っていくだろうと。。。

それにはいまのところコンデュイットはピッタリなわけで。。。

99年JC公開調教より(2)「伝統のかたちとしてのボルジア」

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牝馬でありながらドイツでナンバーワンの成績を上げて97年凱旋門2着と当時の牝馬の頂点であった彼女がやってきたのは99年のJCでした。

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少し遠征疲れはあるものの、形もくっきりしていて、調子が良いから軽い動きをするのとは別次元で、シッカリとしていながら、力みのないアクションで軽さを表現するキャンターや身のこなしは、はさすがと思わせるものでした。

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血統的にもBの頭文字を続けるドイツ独特の母系ラインからは重さを感じるものの、父アカテナンゴには、テスコボーイを生んだ牝系が絡んでいるので、日本の馬場への適性も通常の外国馬以上のものを想像していたので、意外な惨敗の結果に不思議さを当時憶えました。

いましらべてみると屈腱炎明けで復活して数戦目であり、休養明け後の遠征もはじめてだったので、再発だけ避けたいという思いが、少しトレーニングに甘さを与えていたのだろうと。。。

そのためか、次に出走した香港では見事に勝利しています。

99年JC公開調教より(1)「モンジューの鋼の強さ」Montjeu

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モンジューについてはもう有名ですし何度も少しづつ写真をだしてはいますが。

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彼を見たときの衝撃は、今でも憶えています。

まず馬がごつい。。でも凄く柔らかい。つきたて餅のようなんです。筋肉の動きは液体にさえ近い。でも力強い。

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力が本当に強いのだけれど、俊敏が失われているところがひとつもない。

公開調教はダートコースでダクしただけだったけれど、踏み込みは強いし、柔らかいんで正確に地面とフィットしているというか、歩く段階からバランスが凄く良くて、地面が共鳴する感じがして、踏み込みのたびにこちらにドンドン響いてくるし。。

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柔らかさに関しては、共通項的なものを持っていたのはルドルフが一番近いと。。ほかの海外馬をあわせても。。

それが嬉しかったのも彼を見たときの大きな印象のひとつ。

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北風で泣き笑い。それも競馬。(プレミアムボックスの京阪杯)

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11月28日土曜日の競馬は冬の北風の中でのもの。直線は逆風になります。結果をみると最後の1ハロン11秒台を出せたレースは超スローレースばかりで、それでも11秒後半でしかありません。それだけ風が影響していたのは明らか。。。。

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こうなると、スピードで押し切るタイプよりも急にグンと加速できるタイプや根っからの追込馬的な馬の方が馬群にいられる分、逆風になっても少しは和らぐため有利です。

逆に悲惨な結果になるのが、先行馬でありながら、先行争いを避けた馬でしょう。追い風の時に押さえ、逆風にむかって追っても伸びるはずはありません。

この日の勝利ジョッキーをみても上手な人が勝っている。

競馬も小さなことからコツコツとですな。。。

この馬肥ゆる秋は異変か。。外国馬たちそれぞれ。。(09年ジャパンカップより)

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(ジャストアズウエル)

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今回のJCで驚いたことは、外国馬がみんな太めに見えたこと。しかも直前の体重と当日のものとを比較すると、コンデュイットが増えていた位であとは、現地滞在なのに減っている。。。だいたい直前来日なので、長時間輸送で体が思い切り減っているからレースに向かっては、体重が戻ってくるのが普通なのに、最後の調教が終わった後、体重が減って、当日に減らして出てきて太め残りとは。。

。。よほど環境が良かったのだろうと。

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(マーシュサイド)

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(シンティロ)

考えられるのは、みんなバリバリ食っていたことが原因で戻るどころか増えてしまったのだろうけれど、あまり遠征をしたこと無い馬ばかりでこういう状態にみんながなってしまうのは、今年(2010)気候が、この11月は雨が10日に1回ではなく、3日に1回程度降るいつもと違う秋なので、それが馬には良かったのかなと。。。

ひょっとしたら、例年の太平洋側の乾燥した11月の気候自体が異常気象のひとつなのかなと。。。

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(インターパテイション)

地球は丸いけれど。。。コンデュイット敗れる(09年JC)

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JCが始まったころから自分は、密かに地球を1周してきた馬は勝てないと考えていたのだけれど。。実質は一回りしていないから、ヨーロッパからの馬はアメリカにいっても欧州経由で日本には来るので。。。理屈でしかないけれど。

それを最初に乗り越えたのがスタウト厩舎のシングスピールであり、パドックで見た時に毛色は違うものの何となく体の形や雰囲気が似ていると感じて。。彼も過酷な行程でも克服してしまうのかなと直感的には思ったけれど。。

これだけの強行軍でしかも、日本内での輸送も相当きついはずだけれど、身体の線は、シッカリとしたものがあるし。。

それだけでも凄いと。ただ直接ヨーロッパから京都へ出走してきた馬よりは肌艶では何かが違うとは感じもして。。。。

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敗因は騎手がレースで後手を踏み続けたこと。ハイペースになったと思い少し控えていったことで。。他の短期免許で長く日本で騎乗している騎手は、このペースは平均ペースの早いほうで上がりもさほど遅くならないとしか感じなくなっているだろうけれど、やはり日本での騎乗回数が少ないとこのペースはハイペースと感じ、どうしても控えてしまうから、それがスタートからの後手の度合を大きくしたと。。。。

それで3馬身差は敗れて強し以上の結果。。。

最後もどちらかと言えば直線は真っ直ぐに走ってリズムをだして加速するムダのない走りだからこそ、輸送競馬に強い面があったのだろうけれど、馬群を縫ってしまい真っ直ぐに走らせずにそれで負けたと。。。。

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それでも22秒台で走って、国内の調教環境、2度の輸送を含めてのハンデあり、強行輸送もあり。。。完調ならどれだけ強いのかと。。結構ワールドランキングくらいの差は正確についてしまうのかなと。。。

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