2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

98年ラジオ短波賞3才S「最も刺激的な12月」アドマイヤベガ

99rt2

11月京都の新馬戦で途中まで全く伸びずにありがちな良血馬のかけ声倒れかと思った瞬間に、一気に急発進したかのような末脚でワープしてしまい、周りを全て蹴散らしたために1着から降着となったアドマイヤベガは、次は、新馬を勝ったものとしてか、2000㍍のエリカ賞に出てきて、スリリングサンデーに勝って、この世代の№1になってしまいます。

99rt4

99rt11

その次のラジオ短波賞では、全くの主役であり、4コーナーで追いついて、そのスピードのまま一気に勝負をつけてしまうレースで勝ち、他とは違う存在に昇ってしまいます。

彼の追いついてくる時のスピードがなんとも言えず迫力のあるもので、流れが速くなっているのに、その流れを一気に力感無く追い越していく姿は、次元の違う馬が出たなと感じさせてくれて。。。。(下の写真がエリカ賞)

99ab1

99ab2

96年ラジオ短波3才S「ラストサムライ、ラストステイヤー登場」メジロブライト

97mb2

たしか、この年位から夏競馬の新馬戦で1800のレースが組まれてその新馬戦の勝ち馬がメジロブライトであったろうと思います。

勝時計は前半超スローのため2分を超えてしまい、ホントにやる意義があるのかと言われたものですが、その意義については彼自身の活躍がそれを証明し、ジャングルポケットをはじめ多くの名馬を排出する下地になりました。

サンデー一色に染まろうとしていた96年にメジロライアンの産駒である彼が登場して活躍し続けたことは自分にとってはとても嬉しい出来事でした。何しろ父ライアンの走る姿を見たことがあり、その子供がレベルの高い連中と戦って勝ってしまうのですから、心の中の浄化作用的な胸騒ぎはこの上ないものでした。

97mb11

写真はちょうど追い出されたところです。まだ中団の位置で、ここからごぼう抜きして、クラシック路線の主役の一人になり輝き出すその直前です。

97rtmb1

クラシックではもう一歩でしたが古馬になってからの活躍、特に長距離においての力強さはまさにステイヤーと呼ぶにふさわしいものでした。

ただサンデー系がこのレースを勝つとその後もこの周辺の距離が守備範囲となるのですが、他の系統の馬が勝つと他の距離とかヴァーミリアンのようにダートとかになっていってしまうのが面白いかなと。。。

97mb3

95年ラジオ短波3才S「真冬のダービー始まる!」ロイヤルタッチ、イシノサンデー、ダンスインザダーク

95rt1

サンデーサイレンスの産駒の登場とともに特に2才戦は様変わりしました。このラジオ短波賞までが早熟馬も戦える舞台、このレース以後がサンデー産駒達のダービーまでの競合路線となってしまったのです。

95rtrt1

このレース、及びこのレース周辺の2000の新馬戦などで高いパフォーマンスをみせたサンデー産駒を中心にその後は語られ、競馬も作られて行くようになりました。

それほどサンデー産駒は、仕上がってしまえば早くからレベルが高く、他の血統の馬よりも徐々に成長が出来てその総体的なレベルの高さを今までの血脈の馬達より長く保つことができたのです。その最初のレースが95年のラジオ短波賞でした。

95rtrt3

ロイヤルタッチ、ダンスインザダークは12月の2000の新馬戦を勝って大物であるとの評判を得ていました。

1番人気はイシノサンデーでしたが、勝ったレース内容が完璧なのでそれで当日は馬券の中心として売れていたように記憶しています。

95rtis1

(イシノサンデー)

レースはペリエ騎手騎乗のロイヤルタッチが初戦の新馬戦で見せたレベルの高さをここでも難なく再現して勝ち、イシノサンデーが2着で、新馬戦の大きな斜行から難しい印象のあったダンスインザダークが3着でした。

なお、このレースには第1回NHKマイルに勝つタイキフォーチュンも出走しています。

95rtdid4

(ダンスインザダーク)

このレースでもっとも印象に残ったことは、とてもこの日は寒い日だったのですが、レース後カンカン場で表彰式を待つために引かれているロイヤルタッチを相当深刻なまなざしで吉田照哉さんが見つめていたことです。(他にはついてきた奥さんしかいなかった。)

他の関係者は誰もいませんでした。まだサンデーがどの母方の系統からどんな馬がでるかわからなかったころです。

だから成功例を必死に目に焼きつけようとしていたその態度にはレース以上の凄みすら感じたものです。

「影を踏むな!前に出ろ」レッドステラーノのデビューは2着

Img_5864

大きすぎるストライドのためか、出負けして外から閉められたのが痛くて、スローペースのため、ストライドを小さくする馬群につっこむことも出来ず外を回り、直線では有力馬を見ながら追い出そうとしたら、急激に加速できるキンカメ産駒に先にガツンとやられて、大きなストライドが災いして少しづつしか差を縮められずに。。。

やることなすこと後手後手を踏んでの2着。。。勝って欲しかったけれど。しかたがないのかなと。

レースのタイムが速ければ、着いてこれないか、早仕掛けでタレるのがもう少し激しくて、着順も入れ替わって着差もついたろうけれど。。風も強かったので相手と戦う前に気にしなければならない要素もあったので。。スローペースでみんなが伸びている中で、劇的なことを起こすのは初戦では難しかったと。。。。

タキオン産駒だし、できるだけ後をカッカさせないようにしてレースを覚えさせたいので。。ギリギリは行けないだろうし。

Img_5865

馬体は、細いもののいつもの位置から見ているとそんなに細いのが病的には見えずにいたし、母父ドクターデビアスタキオンの母フローラ、祖母レディーもこの時期には細かったので、馬の活力さえあれば大丈夫かなと。

ユッタリとしたレースで勝ちたいのでやはり先行してそこから先へ先へ淀みなく伸びた方が良いかなと。

Img_5762

しかし良い馬ですな。賢い感じが伝わってくるのがとても新鮮。余計なことはしないし、力んで歩くわけでないのにある程度速いし。それに勝負服と絶妙にフィットしている感も良いし。。。どうなるかは分からないけれど楽しみ。。

馬に悲壮感がないのも好きなところ。。

Img_5846

憧れと未来と栄光をコンデュイットConduitに

Img_5409

英国セントレジャー馬にして、ブリーダーズカップターフ2連覇、それでいてキングジョージの勝ち馬の彼が日本で現役終了後すぐに種牡馬入りしたのは素晴らしいことだと。

Img_5510

ダルシャーンに母父サドラーズウエルズでは、重いだけの血統だけれど、例えば血統だけでいったら、ナスルーラ系のネバーベントとかのクロスもあって、体力的に優れている感じがするし、父と母父を除くと他の父馬は殆どがクラシックシーズンに結果をだしている馬達で、スピードは優れたものがあるだろうし、それなりに絶妙なバランスで成り立っているのが競争成績を見ながら血統をみると推測できるけれど。。。

馬体を見ていると、トモが伸びきって地面に力を全部伝えて歩くタイプだと購入した岡田さんは言うだろうし。。。

Img_5386

Img_5411

サンデー系とかとはまた違ったトモの造りをしているような気がするし。。。頭と首の角度なんかもすこし違っていて、彼の産駒は、サンデー系の馬よりはおおらかな気持ちの馬が出てくるのかなと思ってみたりもできるのだけれど。。。

Img_5447

いづれにせよ、香港国際レース見ていて、自分としては、日本で言えばサンデー系、ヨーロッパで言えばダンジグ系の寡占状態の中で、殆どの馬の適性がマイルから10ハロン位に集中して、そのほかはレベル的にはカスカスになってきている状況が特に日本はかもしれないけれど進んでいて、そうなると長距離を一気に走り切れてしまうような馬が今後は長距離を彩っていくだろうと。。。

それにはいまのところコンデュイットはピッタリなわけで。。。

昨日の悲しみ今日の涙、明日は晴れかな曇りかな。。。ルミナスハーバー引退

Img_1067

彼女に他の馬より少しでも多く心があったら、自分が勝てそうな馬達に負けなければならないジレンマ、ストレスは相当なものだったでしょう。負けなくても良いレースを続けて負けて特に前走はパドックで相手がいないくらいでしたから、気は病んで疲れ果てていくのは痛いほどわかります。

自分でレースが創れる馬が創ることを否定されて。。。

引退です。

一番疲れが無かったのがこの夏の1000万勝ちの後、見事な馬体にグリーンウッドで息をのみ、騎手が替わり首の使い方など全てが自由に写ったその走りを思い出しながら、逆に普段の思うように走らせてもらえないストレスこそが彼女を2,3回走るだけで疲れ果ててしまう状態に追い込んでいると気づいたのです。

それにしても、彼女の本当の走りとは何だったのでしょう。適距離、脚質など全てが分からずに終わってしまいました。

Img_3172

何度も牧場やグリーンウッドを訪れているうちに独特の個性とも言える彼女の自己の強さに共感をしていました。それをレースでは否定され続けたのです。

何度か口笛でモーツァルトを吹いて聞かせると、いつも曲の繋ぎの少し曲が停滞するところで、そっぽを向いてしまうほどの感受性の持ち主でした。

屈腱炎前後からの人的な不遇を良く耐えてくれました。

ここからの幸運を祈ります。

99年JC公開調教より(2)「伝統のかたちとしてのボルジア」

Bj10

牝馬でありながらドイツでナンバーワンの成績を上げて97年凱旋門2着と当時の牝馬の頂点であった彼女がやってきたのは99年のJCでした。

Bj7

Bj8

少し遠征疲れはあるものの、形もくっきりしていて、調子が良いから軽い動きをするのとは別次元で、シッカリとしていながら、力みのないアクションで軽さを表現するキャンターや身のこなしは、はさすがと思わせるものでした。

Bj12

血統的にもBの頭文字を続けるドイツ独特の母系ラインからは重さを感じるものの、父アカテナンゴには、テスコボーイを生んだ牝系が絡んでいるので、日本の馬場への適性も通常の外国馬以上のものを想像していたので、意外な惨敗の結果に不思議さを当時憶えました。

いましらべてみると屈腱炎明けで復活して数戦目であり、休養明け後の遠征もはじめてだったので、再発だけ避けたいという思いが、少しトレーニングに甘さを与えていたのだろうと。。。

そのためか、次に出走した香港では見事に勝利しています。

99年JC公開調教より(1)「モンジューの鋼の強さ」Montjeu

Mj7

モンジューについてはもう有名ですし何度も少しづつ写真をだしてはいますが。

Mj5

彼を見たときの衝撃は、今でも憶えています。

まず馬がごつい。。でも凄く柔らかい。つきたて餅のようなんです。筋肉の動きは液体にさえ近い。でも力強い。

Mj12

力が本当に強いのだけれど、俊敏が失われているところがひとつもない。

公開調教はダートコースでダクしただけだったけれど、踏み込みは強いし、柔らかいんで正確に地面とフィットしているというか、歩く段階からバランスが凄く良くて、地面が共鳴する感じがして、踏み込みのたびにこちらにドンドン響いてくるし。。

Mj3

Mj9

柔らかさに関しては、共通項的なものを持っていたのはルドルフが一番近いと。。ほかの海外馬をあわせても。。

それが嬉しかったのも彼を見たときの大きな印象のひとつ。

Mj15

「予想が見事的中した気分最悪の日」11月28日(ルミナスハーバー)

Img_5188

どの新聞をのぞき込んでも対抗以上の印がズラリと並んで人気、馬券の中心に位置していましたが、なぜだか条件反射的に着外に負ける確信が持てて、初めて競馬場に出かけたにもかかわらず、口取りを申し込みませんでした。それほどの自信が持てました。

どうせ行かずにそのままズルズル行くんです。それがこの日の戦法。「いつものキレが無かった。」何度も聞いたセリフで終わり、聞き飽きたセリフからは彼女がキレがないのが当たり前であること、なのに前に行かずに負けていることが透けて見えてきます。

パドックのマイナス体重をみてもう観念です。馬体的にはさほど悪くはありませんでした。今回は大丈夫。是より悪くてもパフォーマンスはキッチリ出せる馬。

先行して、4角先頭集団なら勝ち負け、押さえたら切れ味が無く負けの結果が待っているだけ。

でもマイナス体重。。。負ける言い訳をもう一つ増やしてしまっては。。。

Img_5197

レースは直線北風逆風のレース、先行馬スピード馬は追い風の前半を少し上げていって、後半をギリギリ耐えたいところ、風を使っての早めの前半を作ることが大事。

最初を押さえたら、風の影響のない馬群に直線いることができる追い込み馬に有利でひとたまりもない。負けようとしたらはじめを押さえること。。。。そして見事な着外です。

前回先着し、この日少し押し気味に先行したケイアイに追いつけませんでした。ついて行くくらいが彼女のペース。そんなことは最初から分かってるはずなのにわざとやらない。。。。他はやっているのに。。。なぜ。。。

「いつものキレがなかった」は、なにかのサインなの。。。

だから口取りは最初から申し込みませんでした。。。。

北風で泣き笑い。それも競馬。(プレミアムボックスの京阪杯)

Img_5277

11月28日土曜日の競馬は冬の北風の中でのもの。直線は逆風になります。結果をみると最後の1ハロン11秒台を出せたレースは超スローレースばかりで、それでも11秒後半でしかありません。それだけ風が影響していたのは明らか。。。。

Img_5270

こうなると、スピードで押し切るタイプよりも急にグンと加速できるタイプや根っからの追込馬的な馬の方が馬群にいられる分、逆風になっても少しは和らぐため有利です。

逆に悲惨な結果になるのが、先行馬でありながら、先行争いを避けた馬でしょう。追い風の時に押さえ、逆風にむかって追っても伸びるはずはありません。

この日の勝利ジョッキーをみても上手な人が勝っている。

競馬も小さなことからコツコツとですな。。。

この馬肥ゆる秋は異変か。。外国馬たちそれぞれ。。(09年ジャパンカップより)

Img_5336

(ジャストアズウエル)

Img_5462

今回のJCで驚いたことは、外国馬がみんな太めに見えたこと。しかも直前の体重と当日のものとを比較すると、コンデュイットが増えていた位であとは、現地滞在なのに減っている。。。だいたい直前来日なので、長時間輸送で体が思い切り減っているからレースに向かっては、体重が戻ってくるのが普通なのに、最後の調教が終わった後、体重が減って、当日に減らして出てきて太め残りとは。。

。。よほど環境が良かったのだろうと。

Img_5350

(マーシュサイド)

Img_5353

(シンティロ)

考えられるのは、みんなバリバリ食っていたことが原因で戻るどころか増えてしまったのだろうけれど、あまり遠征をしたこと無い馬ばかりでこういう状態にみんながなってしまうのは、今年(2010)気候が、この11月は雨が10日に1回ではなく、3日に1回程度降るいつもと違う秋なので、それが馬には良かったのかなと。。。

ひょっとしたら、例年の太平洋側の乾燥した11月の気候自体が異常気象のひとつなのかなと。。。

Img_5398

(インターパテイション)

地球は丸いけれど。。。コンデュイット敗れる(09年JC)

Img_5410

JCが始まったころから自分は、密かに地球を1周してきた馬は勝てないと考えていたのだけれど。。実質は一回りしていないから、ヨーロッパからの馬はアメリカにいっても欧州経由で日本には来るので。。。理屈でしかないけれど。

それを最初に乗り越えたのがスタウト厩舎のシングスピールであり、パドックで見た時に毛色は違うものの何となく体の形や雰囲気が似ていると感じて。。彼も過酷な行程でも克服してしまうのかなと直感的には思ったけれど。。

これだけの強行軍でしかも、日本内での輸送も相当きついはずだけれど、身体の線は、シッカリとしたものがあるし。。

それだけでも凄いと。ただ直接ヨーロッパから京都へ出走してきた馬よりは肌艶では何かが違うとは感じもして。。。。

Img_5568_2

敗因は騎手がレースで後手を踏み続けたこと。ハイペースになったと思い少し控えていったことで。。他の短期免許で長く日本で騎乗している騎手は、このペースは平均ペースの早いほうで上がりもさほど遅くならないとしか感じなくなっているだろうけれど、やはり日本での騎乗回数が少ないとこのペースはハイペースと感じ、どうしても控えてしまうから、それがスタートからの後手の度合を大きくしたと。。。。

それで3馬身差は敗れて強し以上の結果。。。

最後もどちらかと言えば直線は真っ直ぐに走ってリズムをだして加速するムダのない走りだからこそ、輸送競馬に強い面があったのだろうけれど、馬群を縫ってしまい真っ直ぐに走らせずにそれで負けたと。。。。

Img_5479

それでも22秒台で走って、国内の調教環境、2度の輸送を含めてのハンデあり、強行輸送もあり。。。完調ならどれだけ強いのかと。。結構ワールドランキングくらいの差は正確についてしまうのかなと。。。

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »