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「誤解が育てた国際力」カツラギエース

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(84大阪杯)

たまたま鮮やかな勝利を飾るとそれがその馬の持ち味とされ、それに当てはめようとする傾向はいまでも昔でも、ある程度までしかいけない競馬関係者には特に多い傾向があります。その方が楽ですし、そして人間側の目標が立てやすいので、本当にそれがどうなのかを一度づつ確かめるのは面倒なのでやりもせずに、とにかくそれに汗をかくことで自分の満足度を上げるだけに邁進して、馬がいることを忘れているのでないかと思わせるのです。

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(83年京都新聞杯)

80年代の関西の競馬は、かなりレベルが低く、関東の2勝クラスと関西オープンクラスが遜色ないくらいでしたので、強い馬が出てくることもまれで、出てきても各距離別に一頭だけであることが多く、どんな下手な騎乗でも得意な距離では勝ててしまう状況でした。

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そうなると、好位置に控えてそこから直線で抜け出す競馬が理想とされているために、どうしてもその形を馬に押しつけてしまい、それが出来ないと馬を平気で悪く言って平然としている傾向が顕著にありました。おまけに徒弟制度の名残があり、有力馬に何でもない騎手が乗れる状況も多かったのでかっこ悪く乗って、馬に文句を言うなんてことも日常茶飯事でした。

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(84大阪杯、下の写真で後200なのにまだ引っ張ってるのがわかるでしょう。いまなら少し楽な姿勢で気合いをいれるのに。。)

逃げるなんて一流馬のやることじゃない。逃げるくらいならバランスを崩してでも押さえる方が良いが常道でした。

カツラギエースもこの例に見事に当てはまりました。NHK杯京都新聞杯とダービーと菊花賞の中距離のトライアルを好位から直線抜け出して圧勝し、菊花賞などそれ以上の距離でアッサリ大敗したので中距離の専門とされました。

行きたがる馬でしたが、好位からのレースが脳裏にあり、押さえつけることで脚がたまり最後で爆発できるとし、押さえつけて。

行きたがることは欠点であり直さなければならないとして押さえつけて。

行きたがっていては大舞台で勝負にならないと押さえつけていました。

直線までバランスを壊してロデオ状態になりながらも鞍上が引っ張り続けて直線で抜け出す方法で宝塚記念を始め、関西馬相手に中距離で勝って、秋の天皇賞に向かいます。

トライアルの毎日王冠も勝ちますが、天皇賞では5着。

何でもない馬にも先着され、ファン、マスコミ、そして関東の関係者からの罵声をあびることになります。

関西でなら馬の責任に全てできましたが、それでは転嫁できなくらいの批判をあびて、醒めたくない夢からようやく醒めることになりました。

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(84年JC)

押さえつけずのびのび走らせること、騎手も騎乗法を替えることを実行し、2400のJCでは日本馬初の勝利で歴史に名を残し、有馬記念ではルドルフの2着ながら完璧に同世代のミスターシービーに勝って中長距離での世代最高の地位を得たのです。

クラス的に言えば、騎乗法を変えただけで一夜にして1勝クラスの馬がG1を勝った位の差が生まれたのでした。

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