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2008年10月

97年ジャパンカップ「今も続く予想図」ピルサドスキー、エアグルーブ、バブルガムフェロー

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この年のジャパンカップは、世界のトップグループにいるピルサドスキーが出走し、いくら目玉の馬が走らないJCでもこのクラスになると負けようがないだろうと思われたレースでした。

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そしてレース結果はその後、現在も続く血統の優劣を示すような結果になり、次の年の結果も含めて非常に興味深いものになりました。

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日本の競馬は、このレースに出走したバブルガムフェロー等最初の頃の世代の大成功により、サンデーサイレンスの優位が確立され、継続した大成功から生産自体が1頭の種牡馬を中心にしてまわってしまいます。そのためサンデーばかりのクラシック戦になり、距離適性が少し薄れてしまい競馬の魅力の一部分を奪れてしまいました。サンデーばかりを相手に戦ったサンデー産駒の三冠馬は国内では圧倒的な強さをしめしたものの、海外では敗れており、その敗戦は他の年のレースのレベルで高かった年に参戦し、惨敗した馬との比較で果たしてその優位が証明できるかどうか疑問すら感じさせました。

この当時バブルガムフェロー等で感じたことは、1800から2000位で圧倒的な強さがあり、その周辺の距離でも急激な適性の下降がないことでした。

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これはエアグルーブのトニービンにも言えたのだろうと思います。少しこちらの方が長距離には優位性があるかなと思われましたが、同じように中距離での瞬発力でとそれを持続させるフォルムに優れていると思いました。

ピルサドスキーはダンジグ系の父に、母系にはヨーロッパの王者が顔を見せる現在も欧州の主流となっている血統です。

レースではその瞬発力で、サンデーとトニービンの代表産駒に勝ってしまい、先頭に出た後も彼の持続的な末脚は、1段上のものを全て持っているとしか、ただ単に力が上とか言うものではなくて血統面も含めて、全てに優位を感じました。

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このレース、ピルサドスキーがパドックで馬っ気をだしたこと、それでもレースに完勝したことがメインの記憶となっていますが、レース直後に聞いた話では、クセのようになっているだけのことで全くラッド達は心配していなかったとのことでした。

結果をみると、このレースの着順が現在までの血統的な優劣を表しているように感じられてなりません。

優位な血統が勝てないのが日本の競馬の現在の状態であることも忘れてはいけないのかと。。。ある面思います。

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ドイツ馬で世界を駆けめぐっていたカイタノ

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オスカーシンドラー、アスムッセン騎乗

10月26日新馬戦よりアンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタ、ツルマルハロー、トップゾーンなどなど

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(アンライバルド)

菊花賞をあきらめて、朝のレースへ。

1600未勝利、1200牝馬限定新馬、1800新馬とみてきました。

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1800の新馬は、社台系の血統馬が出てきました。

アンライバルドは、ネオユニヴァース産駒で母がバレークイーンです。少し首が兄弟と比べると短くて軽いかなと感じました。どちらかといえばボーンキングと似たような雰囲気です。全てが上手くまとまっている感じでした。

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リーチザクラウンは素晴らしい馬体、惚れ惚れします。

スペシャルウィークで姉がクラウンプリンセスで、血統的にはガリガリに近い方が良いのかもしれないので太いかもしれませんが。素晴らしい馬でした。

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ブエナビスタは、兄のオーラに似た軽さがありました。

こちらの方がスタミナというか、少し兄とはと違ったものも持っている感じもしました。

レースは、3Rで1600未勝利戦がおこなわれ、まだ内の方が伸びていましたので、内側をどれだけ上手く走れるかがポイントになり、馬が違う感じがしたリーチザクラウンが鞍上がいつもの通り、激しい争いを避けて、外側を進み、コーナーでも後手を踏み続けたために、上がりの競馬となっては、わざと作ったコースロスは非常に大きく、差し届かず勝利をアンライバルドに渡してしまいました。

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スペシャルウィーク産駒だけに何度もこういった競馬をしているとそのうち馬が心から崩れてくる場合があるので、とても良い馬なので何とか鞍上を交替してちゃんと勝たせること、馬本位であることが大変重要だと思います。もっと自然に前にいって押し切るだけの体力、血統、馬体を示していただけに残念です。その方が勝てましたし、ダメージ的にも少ないですし。。。。

姉も早め押切で夏に勝ちましたし、豪快な追い込みが脚質ではないはずです。

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(オーバルシェープ)

逆に未来を手に入れたのがアンライバルドです。3Rに出てきたオーバルシェープがネオユニヴァース産駒の間隔をつめて使った際の不具合さを示してくれただけにここは是が非でも勝利が欲しい場面でした。外枠から内側を早く取った岩田騎手の上手さが光りました。

これでゆっくり使ってゆければ相当の可能性があるだろうと思います。騎乗の巧拙で本来考えられていたこととは違った未来が作られていくのを目の前で見て少しゾッとした新馬戦でした。

ブエナビスタは、内側を走らせて、そこから直線外に持ち出しての3着でしたが、この馬もゆっくり使ってほしい1頭です。

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ダートで牝馬限定の1200新馬はツルマルハローが圧勝しましたが、少しレベルの低さを感じました。

武騎手騎乗で返し馬で行こうとしたら、凄く引っかかったのでどうなるかと思いましたが、スピードで圧倒しました。

胸幅があり、堂々としているのがパドックでは印象的でした。

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1600未勝利戦を勝ったのはトップゾーンです。後脚の筋肉が凄くてビックリしましたし、ステイゴールド産駒にしては、胸幅なども堂々としています。全体的に強い感じのする馬でした。歩くのが速くて、後続の馬が首を少し使わないと追いつけないほどでしたので基礎体力は相当シッカリしていると思います。

厳しさを感じた新馬戦。テスタマッタ、タイガーストーンなどなど

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18日、19日と新馬戦を見ましたが、厳しいレースとなりました。内側が良いために、内を狙って何頭もが固まって間が狭くなり、その中で身体をぶつけ合うようにレースをしなければならないからです。

ただその厳しさを切り抜けるだけの古馬並みのスキルや競り合った中で絶好の馬場状態で全ての馬が伸びている中をさらに脚を伸ばす瞬発力を勝った馬だけでなく、少なくとも3着くらいの馬までは持っているのにはホントに驚きましたが。。。

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これだけ厳しいレースをし、鞍上のの要求に応えようとするレースを新馬からするからこそ、関西馬自身の素質もかれ、自然とレベルアップしていくのだろうと思いました。

他のレースも含めて良いポジションからはじかれて関東のように良いポジションがとれず、後手を踏んでいる三浦騎手の姿が印象的でしたが関東のレースでは、その部分の厳しさが少し欠けている部分でもあるのかなと思います。

19日のテスタマッタの勝ち方には驚きました。ゴール前でみんな伸びていて11秒台の上がりの中を2馬身以上追いつめて勝ちきりました。

父はボールドルーラーからAPインディに広がる血統です。ボールドルーラーの直仔の場合はちょっと鈍くさいところ、カッとするところが目立ちましたが、年代を重ねることによって日本に合う血統になってきているのかもしれません。

意外とこの血統がサンデー後の血統なのかもしれません。とにかく力強さ、速さが印象的でした。

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(18日)

18日、タイガーストーンは3頭の競り合いを制しての勝利でした。短距離が得意なのでしょうが、長い競り合いを制しての1着は強烈に感じました。アフリート産駒ですので、

上手くいけば種牡馬候補です。精神力は凄いものがあるかもしれません。

パドック百景「ニホンピロウイナー」眼で殺すマイル王Nihon Pillow Winner

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85年秋の天皇賞、距離が合わないにもかかわらず、ルドルフを倒すために本気で挑戦し、レースにもルドルフにも敗れましたが、外を回って最後に勝ったギャロップダイナの斜行にを受けながらの僅差の3着は、ウイナーの底力の凄さを表すものでした。

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(2才)

パドックで騎乗合図がかかり、一通り取り終えたので離れようと最前列から動き出した際に光っているような眼にドキッとして、その眼光にコントロールされるように夢中になり、撮ったのがこの1枚です。

勘違いでしょうが、気持ちが走りにこもっている人間に近い感情があるような理知的な面を持ち合わせている存在がウイナーでした。

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(4才)

2才時(デイリー杯)4才時(スワンS)と比べるといかに彼が5才時に充実していたのかわかります。

彼が最初にいて日本のマイル路線は確立しました。

パドック百景「ミスターシービー叩き一変の三冠」83年菊花賞

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Mr.C.B(83年菊花賞↑菊花賞パドック↓)

休養あけを叩いて2走目で叩き一変したケースの一番わかりやすい例が、83年ミスターシービーの菊花賞でしょう。

ダービーを勝った後、休養して京都新聞杯に出てきたのですが、夏風邪を引いて順調さを欠いたらしく、直前のトライアルの京都新聞杯には、急仕上げで出てきました。

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元気はあるもの、何となく肌の色とか、仕草とかがこちらに訴えるものがなかった感じでした。カツラギエースにこのレースは大差をつけられて敗れています。

菊花賞のパドックは写真をみて思ったのですが眼の色も違います。

前走よりキビキビ歩けているなと感じたこと。

急に手足が伸びたんじゃないかと思うくらい馬体でした。

今見返してみると首の使い方や力の入り方も違うようです。

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上が菊花賞、下が京都新聞杯です。

「もっとも印象的な無名のステイヤー」パッシングサイアー82年菊花賞2着

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(82年菊花賞)

11月に菊花賞が行われた頃は、ステイヤータイプの馬が一気に秋に完成してくるために、菊花賞で勢力図があっけなく変わってしまうことが良くあり、それがとても面白く、菊花賞を他のレースとは違うものにしていました。

パッシングサイアーは、夏前に賞金的に権利はとって10月京都大賞典にでてきます。同じ3才で牝馬のメジロカーラに敗れて5着となりますが、開幕週で当時としては早いタイムの決着であり、長距離タイプにはどう考えても不向きなレースであることが分かり、それでも結果的に差がなかったので、叩かれたことでどう考えても向いている菊花賞で期待がもてると思いました。

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(菊花賞)

父ゲイサンは、凱旋門賞馬のファイントップ系であり、母父は、当時最高の血統とされた凱旋門賞馬ヴェイグリーノーブル(ハイペリオン系)でしたから、秋に強くて当たり前、距離が伸びて強くなって当たり前の血統で、思いこまなくても何かを感じさせる血統でした。

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(82年京都大賞典)

菊花賞のパドックでの眩いばかりの馬体には感動しました。

結構パッドックは時間が長くて、どんな時でも飽き飽きする感じが少しは生まれますが、このときは何度でも完璧で芸術品のような馬体を鑑賞したい欲望が尽きませんでした。

結果は、ホリスキーのレコード勝ちの中を追いつめたけれどの2着。。結果的にこの菊花賞が最後のレースとなってしまいました。

いまでも彼が最高のステイヤーの一頭と信じています。

神戸新聞杯その2、ブラックシェル、オウケンブルースリ、スマイルジャックなどなど

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ディープスカイに負けはしましたが、この世代のメンバーは、総合力はないけれど、はまった条件なら強い感じがします。

ブラックシェルは、距離が長いと感じられる2400で、2度も良いレースをしました。坂の分だけ末脚が切れなかったですが、この2着は今後には賞金面で有利でしょう。

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正月京都でのレースを思い出すのなら、この馬の本領は、直線坂のないコースの方が良いでしょうから、マイルCSならほんとおもしろい存在になると思います。

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オウケンブルースリは、トニービン系だけに菊花賞となるとどうでしょうか。本質的には菊花賞は少し長いかもしれません。

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きっと中距離を追い込んで勝負する馬なのでしょうが、これ以上の長距離特性を持たないメンバーになった時には、チャンスがあるのかもしれませんが。。枠順と京都の馬場の出来とかに本番は影響されるでしょう。

スマイルジャックは、返し馬を異常なペースでやったのでこれで落ち着いて走れるのかと思っていたら、やはり引っかかってしまいました。

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おまけに直線では内に馬がいるけれど、左鞭のため、叩いては内にササり、立て直しては叩いてはまた内にササりの繰り返しで、ほとんど上と下がアンバランスなまま終わってしまいました。小牧騎手は直線で鞭が持ち替えられないために、最初にレース展開を予想して鞭を持つために、どうしても道中を予想したとおりに運ばせようとして、持ち味を殺してしまうときがありますが当たればムダがないので、大穴を演出してしまう時があります。

本番が内枠なら、内側はラチだけですので、大掛があっても不思議では無いと思います。ただタニノギムレットもグレイソブリンが入っているので距離の壁は思っているよりあると思います。

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ベンチャーナインは、とても良い馬でした。雰囲気があって推進力があるので、恐い感じがします。

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