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2008年5月

私的ダービーその2「ダービー馬はダービー馬から」モンジュー、エルナンド、シンボリルドルフ

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(ジャパンカップ公開調教)

モンジューは、凱旋門賞馬でありますが、その前にフランスダービー馬でもあります。モティヴェイター、ハリケーンランと2頭のダービー馬の父となっています。とても柔らかい馬でした。

しかしながら柔らかさに強さがあり、四輪駆動的な感じを受けました。これなら道悪やクロスカントリー的な馬場でも直ぐにスパートできると思ったものです。それは確実に伝わっているようです。

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(ジャパンカップ公開調教等)

エルナンドも、フランスダービー馬です。フランスダービー馬でドバイ等も勝ったスラマニの父となります。

小さい馬でしたが形が良く、それが崩れない馬でした。いつでも一生懸命走るタイプでした。今年も有力馬がでてきているようですが。

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(85年有馬記念)

シンボリルドルフ、「無敗のダービー馬は無敗のダービー馬から」をトウカイテイオーで実現させました。

モンジューに共通する柔らかさを持っていました。産駒に気の強さが、悪さとして伝わったこと、もう少し軽い血統とあわせていたらどうなったかが残念ですが、素晴らしすぎる存在でした。

94年ジャパンカップ「ある晴れた日曜の午後」マーベラスクラウン、パラダイスクリーク、エルナンド、サンドピット等

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94年ジャパンカップは、北米で94年だけでもG13勝を含む8勝を上げ最強クラスの一頭パラダイスクリークをはじめ、凱旋門賞2着のエルナンド、南米の一流馬で北米移籍後も好調のサンドピットなど個性的で骨っぽいメンバーが揃い、過去にBCターフを勝ったことはあるが、現在は不調というフレイズが全く注目されない、ある意味健康的なレースになりました。とても天気の良い日で、レースは大熱戦、大接戦で、昇り馬といえるマーベラスクラウンがパラダイスクリークを押さえて優勝しました。

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マーベラスクラウンは、前走京都大賞典を快勝、そこから勢いに押された感じでここも勝ちました。

それまでが勝てないのか勝ちたくないのか、善戦ばかりが続いていた馬でしたので、実績が薄く感じられ、弱い印象を抱かせ続けていた馬でしたので、秋の成長とはいえ、状態の良かった北米最強クラスを負かしての凄い勝利なのですが、時間がたった今でもピンときません。

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パラダイスクリークは、西山牧場の持ち馬でした。大きくて均整がとれて、力も強そうで、求められる何もかもが揃っている感じの馬でした。92年BCマイルで2着もあります。

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エルナンドは、凱旋門の2着があり、どんな馬か楽しみでしたが、小さい馬だったので少し物足りなさを感じました。

見ていくうちにバランスの良さ、センスの良さは感じ取ることは出来ました。フランスダービー馬でもあります。スラマニは彼の産駒です。

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サンドピットは、大きくて、いかにも気が良さそうな馬でした。

もう一つ何かが欠けている感じはするのですが、あまりに真面目にレースに集中している姿を見ているとなんだか走りそうな気がする馬でした。

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フレイズは、どうしてこの馬がBCターフに勝てたのか少し疑問が生まれる馬でした。これは日本で固い馬場でこそ走る馬のスタイルがあるように、北米の芝の馬場でこそのスタイルがあるのだと思いますが。武豊鞍上です。

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ジューンは、ヨーロッパから豪州に移籍して活躍した馬です。いろんな馬具をしていました。少し細かった感じを憶えています。メルボルンカップの勝ち馬でもあります。

ヨーロッパからのヨハンクアッツ、アップルツリーは、さほどの馬でなかった感が大きかったです。

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(ヨハンクアッツ)

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(↑アップルツリー)

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ノースフライト 94年マイルの無敵の素敵な三冠馬

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(94年マイルCS)

ナリタブライアンの三冠馬に湧いた94年もう一頭三冠馬がいました。ノースフライトです。

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(安田記念↑)

まず、京都牝馬特別で圧勝し、中京で行われたマイラーズCも同じく圧勝します。マイラーズCは今と違い、その歴代勝馬からも分かるように大きなレースの一つでした。そして、5月に行われ、まだシーズンの始まらないヨーロッパから一流馬が、トライアルの京王杯から参戦した安田記念に割と劇的さを感じさせずに勝ちます。

(マイルCS↓2着はサクラバクシンオー)

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休養をはさみ、スワンSでは、サクラバクシンオーの1分20秒を切るレコードタイム(キンシャサキセキが破るまで破られなかった)に2着と敗れるものの、距離が伸びたマイルCSでは見事に逆転して94年の主要なマイルのレースを全て圧勝してしまう驚異的な結果を残しました。

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たとえ、圧倒的な差を後続につけてクラシックを勝ちまくる三冠馬が出現しても、ヨーロッパなら、年度代表馬の議論は大いに盛り上がり、彼女に半数近い票が入ったでしょう。それはマイル戦より長距離の方が、混合戦より同世代のレースの方が差が大きく着いてしまう場合があることを分かっているからです。

そしてそれはスポーツとして競馬が存在している証でもあります。

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誰ももいませんでした。何の議論も起こりませんでした。もし何かの分岐点を上げるときが来たとき、誰もがこのことを見つけると思います。

サイエダティSayyedati 「日本にやってきたトップモデル(1000ギニー馬)」

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サイエダティは日本にやってきた初の1000ギニー馬だったろうと思います。

しかも2才牝馬チャンピオンでもあります。

同世代に短距離戦で2才から出走できるG1のナンソープS(6F)を勝ったリリックファンタジーがいますが、彼女をチェバリーパークS(6F)で勝って2才でトップに立ちましたからレベルとしては相当に高かったのだと思います。

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94年安田記念に来日の報があった時、この馬を見るために関西からですが、レース観戦を決めた思い出があります。

雨のおかげでパドックの一番前がとれて幸運でした。大人しい馬で、形の良い馬で、キャンターに入ると俊敏さが一気に出てくる馬でした。

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この馬を思い出すと同時にリリックファンタジーが思い出されて、その馬主である伯爵の話が同時に思い出されてきます。

セリで馬を買う基準を問われて「早い時期に出走できる馬を選びます。」と答えていました。一口馬主をはじめてからこの言葉は、嫌と言うほど実感として、金言として蘇ってきます。なにしろ走らないと少しも楽しくないですから。

94年安田記念 ノースフライト、スキーパラダイス、ドルフィンストリート、サイエダティ、ザイーテン、語り継がれない日本最高のレース

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ジャパンカップ以上のメンバーが揃った94年の安田記念。

なぜか語り継がれないレースです。

まだ安田記念が5月中頃施行で、ヨーロッパのマイル路線が本格的になる7月くらいまで間があるため、この1回だけですが、私自身にとってはですが信じられないメンバーがそろった感じがありました。

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スキーパラダイス、08年孫のキャプテントゥーレが皐月賞を制しました。父はそのころのチャンピオンサイアーのリファード、気の荒い馬でした。前哨戦の京王杯を勝ちました。その後も武騎手騎乗で、フランスでも戦い、ムーンランドロンシャン賞を勝ちます。BCマイル2着もある馬です。

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ドルフィンストリート、3才でフォレ賞を勝っていますから、相当な馬です。とにかくスタイルの良い馬でセンスを感じました。

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ザイーテン、ダンジグの産駒で、モハメド殿下所有、2才の時に連勝しており、ミドルパークSも勝っています。岡部騎手騎乗でした。

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サイエダティ、当時久しぶりに現れた強い1000ギニー馬でした。この馬にはあこがれがありました。サセックスSも勝っており中距離で活躍しました。

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前哨戦の京王杯で外国馬4頭が上位を独占し、本番もと思われましたが、アッサリ、ノースフライトとサクラバクシンオーが正攻法の競馬で押し切ってしまいました。

そして競馬が終わってからとはいえ、2着に初代マイル王ともいえるニホンピロウイナーの産駒が入りました。

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相手が弱いとか同世代で一頭だけ抜けていて他が弱いだとかではよくありますが、レベルの高い戦いの中で見せたノースフライトの差し足の際だち方は、他のどのレースにもないものでした。なぜ語り継がれないのかが不思議な感があります。

今になって思えばマイルクラスの馬は名馬クラスになくても海外レースで勝ち負けするケースがよくあります。

それは、日本のこの路線のレベル自体が高いからですが、84年に始まったマイル路線の確立により、レベルアップが確実におこっていたのだと思います。

その成功した結果が出始めた最初の例がこのレースだと思います。

94年エリザベス女王杯 個性派の競演 ヒシアマゾン、チョウカイキャロル、オグリローマン

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94年牝馬の王者は、ヒシアマゾンでしたが、彼女はマル外でクラシックに出られず、女王杯の場が強さを再確認する場になりました。同世代の牡馬ナリタブライアンと比較されることもあったので、彼が先に菊花賞を圧倒的に勝ちましたから、その再現を彼女もやるものと思われましたが、ゴール前は大接戦でした。ヒシアマゾンは、この後有馬記念2着、次の年のJC2着となります。大きくて強い馬でした。

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(チョウカイのみ95年京都記念)

チョウカイキャロルは、ブライアンズタイムの初年度の産駒となります。母の父はミスプロで、今でなら大変なファッショナブルな血統ですが、 その当時は短距離の母父にロベルト系種牡馬ですから、ヘンテコな血統だなと思いました。

オークスを勝って、ここでも接戦を演じ、その後も2400位ならそんなに牡馬に負い目がない馬でした。流星に明るい肌の色と派手に見えるはずなのですが、随分地味な感じのする馬でした。

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オグリローマンは、オグリキャップの妹です。笠松からやってきて、最初苦戦しましたが、チューリップ賞で田原騎手騎乗で大きく変身しました。

本番の桜花賞は、武騎手で1着。でもそれで物語は終わりました。桜花賞を勝つために走った感すらありました。

(女王杯はこのころは3才限定で施行。)

シンボリ牧場にて 90年代

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(調教を始めるメロディー)

ルドルフの産駒で、牡馬が買えると言うことで、そのころあったシンボリホースメイトに入会しました。

初めて持ったシンボリエンブレムが、ソエ、去勢、骨りゅうなどありとあらゆる競走馬の場面とその都度ぶつかるカベを体験させてくれて、ホント勉強になりました。

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(外馬場の出入り口付近のエンブレム)

ホースメイトで最後に持ったのはシンボリメロディーです。

途中大きな怪我はあったものの何年も走ってくれました。

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(角馬場でのエンブレム)

ルドルフ産駒に共通していた気の小ささを彼ももっていて、追い抜かれて止めそうになって、またあきらめず走る姿はまさに自分にとっての名馬でした。

(坂路のもとになった練馬道場、ルドルフもここで鍛えられました↓)

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(ズルムーの外馬場調教風景)

成田にあるシンボリ牧場には、何度か行きました。皆さんとても優しくて、こいつ馬が好きだなと思うともう後は、牧場内で自分も放っておかれて、放牧状態で、時間を気にせずに馬を眺めていました。

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(右がメロディー号)

名馬ではないですが、牧場の風景の一部として見てください。シンボリ牧場はとにかく歩かせることがこのころの調教の基本でした。

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(厩舎前から外馬場へ)

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(事務所前の大木)

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(シンボリメロディー)

現在のシンボリ牧場は、たしかウッドチップコースもできており少しトレーニングの様子も違うかもしれません 。もう愛馬会自体がなくなったので、牧場見学もできませんが一つの理想郷でした。

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