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2008年4月

ニシノフラワーとシンコウラブリイ「花か実か。」

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(91阪神JF)

ニシノフラワーは、91年2才時から、速さ強さを見せて、新装なって本格的な洋芝が主となった阪神競馬場で最初の阪神JFの勝ち馬となります。

92年には桜花賞を勝ち、牝馬三冠路線を歩みますが、母父ダンジグでは少し長い距離ではスタミナが足りず惜敗しますが、暮れのスプリンターズSに勝ち、93年春にはマイラーズCでヤマニンゼファーに完勝してハッキリマイル以下が適していると示します。しかしその後何故か勝てませんでした。

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改装当時の阪神競馬場は、洋芝の比率が高く、時計がかかりました。マイラーズCも1分36秒台で圧勝しています。こういう馬場にむいていた面もあったのだと思います。

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(93年スワンS)

黒くて細い馬で、スピードの固まりといった感じの馬でした。血統も憧れていた馬が血統表に集結している感じでした。

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(91年阪神JF)

シンコウラブリイは、91年のJFでニシノフラワーの3着に入り、その後マイル中心に使われます。NHKマイルがない時代の春のマイル戦ニュージーランドTに勝ち、秋にはエリザベス女王杯に出られたにもかかわらず、連闘でマイルCSに挑戦して2着になります。

このレース、カメラを持たずに仕事帰りに見ていたのですが、カンカン場に引き上げていた後、馬が相当うるさくて荒れていたのですが、馬服を着せられるとそのテンションが一気に下がり、サッサと馬道に自分から向かっていったのが印象的でした。

彼女は天性か調教かは分からないですが、感情をオンオフを3才の秋の時期に完璧にできる馬でした。

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(93年スワンS)

93年もマイル中心に使われ、秋にはスワンS、マイルCSをともに完勝します。彼女はカーリアン産駒の日本での可能性の大きさを示してくれました。

動き出した春。ルミナスハーバー

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4月19日愛馬を見学に社台ファームへ。いよいよ乗り運動を開始しました。動かしだすと活発な面がまた顔を出してきているのだとか。そうなると仕上がりも早そうで年内復帰の可能性もありそうです。改めてみて、素晴らしい馬だなと感じました。(あとは鞍上だけ。。。鞭を持ちかえれて直線で真っ直ぐな姿勢がとれる騎手を!)

なんとか無事で競馬場に帰って来てほしいものです。

あとはケセラセラ。。。

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(↓07年11月)

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ナリタブライアン96年阪神大賞典「不屈のライオン」

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Narita Brian(4コーナー付近です)

95年震災のため京都で行われた阪神大賞典を圧勝したあと股関節の故障を発症し、戦線を離脱するニュースが流れたときこれは復活した後、生き恥をさらすことになるかもしれないなと思いました。それは1年前に一口馬主の持ち馬が入厩直前に股関節炎になり、結局評判馬でありながら入着もかなわなかったからです。この症状は治ってしまうこと、調教ができて、出走はできるけれど、能力は戻ってこないことが何より問題だとその時感じました。

無敵の三冠馬が期待を背負って負け続ける悪夢は、その秋に現実となりました。

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そして96年3月です。阪神競馬場には土曜日開催にもかかわらずG1なみの観客が集まりました。95年に菊花賞、有馬記念を制したマヤノトップガンとの対戦が復興した阪神競馬場をふたたび夢の場所にしました。

4コーナー加速するマヤノトップガンにナリタブライアンがスーっと差を詰めて追いついてしまいます。トップガンの田原騎手のギョッとした顔はいまでも忘れられません。加速しているのに難なく追いついてきたのですから、名馬の持っている何かを彼は全て捨てていませんでした。

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しかし本来なら圧勝できるはずのレースは最後まで接戦となりました。それがその時の彼の状態でした。

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(レース1周目)

しかし勝ったのです。それは、クラシック路線でみせたポテンシャルの高さでの勝利でなく、彼が自分で養った心がそう命じた結果だと思います。

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(↑続く天皇賞でもマヤノトップガンに競り勝ちますが、

サクラローレルに敗れて2着となっています。)

ナリタブライアン94年三冠馬「おわらない彼の季節」

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(写真は全て94年菊花賞)

彼の圧倒的な迫力、突き放すときのエネルギー、そしてそれをデフォルメするような存在の南井騎手、すべてがそれぞれを刺激しあって、まるで革命前夜に遭遇しているような高揚感を彼は与えてくれました。スタンドの歓声も何かに救われて自由になるような歓声でした。

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Narita Brian

菊花賞はとにかく圧勝でした。この後、有馬記念に勝ちます。

朝日杯から三冠、そして有馬記念と彼の成績は完璧なものの一つです、なにしろ1600から3000までのチャンピオンなんてほとんど不可能ですから。

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今から思えば94年安田記念で超豪華で強力な海外G1メンバーを撃破し、マイルCSに勝ったノースフライトの方が成績は優秀かもしれませんし、94年JCで米国一流馬のパラダイスクリークに競り勝ったマーベラスクラウンの方が強さは上だったかもしれませんが、胸にまで届く熱いものを感じてしまってはまともな論議も起こるはずはありませんでした。文句なく年度代表馬になっています。

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菊花賞の時、ゴールまであと100㍍ほどのルドルフを見た地点で彼を見ましたが、残念ながら、ルドルフほどの迫力は感じませんでした。だから数秒後に起こった大歓声には、びっくりした憶えがあります。

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彼は、オグリキャップ位で競馬をはじめた新しい人達にはなによりの贈り物でした。

ランニングフリー、イブキマイカグラ、ナイスネイチャ、マチカネタンホイザ、ステージチャンプ 名脇役達VOL.4

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(89年天皇賞春)

ランニングフリー、88年の天皇賞2着など、堅実に走り続けました。弥生賞などを勝ったランニングゲイルの父となります。

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(90年阪神3才S、91年京都新聞杯)

イブキマイカグラ、京都で施行された阪神3才Sを勝ち、弥生賞では朝日杯勝ちのリンドシェーバーを押さえて勝ち、クラシックの主役に躍り出たのですが、トウカイテイオーに及ばず脇役的な役割になってしまいました。

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(91年京都新聞杯、94年天皇賞春、94年JC)

ナイスネイチャ、彼も91年クラシック組でした。京都新聞杯を勝って菊花賞の主役になりますが、勝ちきれないのが始まりでずっと善戦続きの競争生活になりました。人気もあり、差す時の勢いも素晴らしいものがあったのですが勝てませんでした。

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(92年菊花賞、93年高松宮杯、94年JC)

マチカネタンホイザ、92年菊花賞では、ライスシャワー等を差しきるところまでいきましたが勝ち切れませんでした。

その後も大レースでは、素晴らしい馬体と出来を披露してひょっとしてと思わせるのですが善戦のみに終わりました。

見ていてうっとりするほどの馬体が印象的でした。

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(94年天皇賞春)

ステージチャンプ、93年菊花賞2着、95年天皇賞春をハナ差2着と長距離馬のジリ脚タイプの馬でした。そのため勝ちきれず脇役の立場になってしまいました。

名馬ダイナアクトレスの産駒です。

ベガ 93年桜花賞、オークス勝馬 「最初から輝いていた」

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(桜花賞)

93年1月、正月京都の新馬戦は、血統馬がそろった注目のレースになりました。トニービンの初年度の産駒で、母父がノーザンダンサーという血統の牝馬が見られることを理由にして私もでかけました。

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(新馬戦)

パドックの最初の1周目で彼女を見たとき、何かが自分の中に生まれてくるのを感じました。

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(新馬戦1月9日:この新馬だけ橋本騎手)

出来も毛艶も悪くて、周りのオヤジたちは、印を付けている新聞を殺意をもって悪く言っていたけれど、そんな中でも生まれてきたものが消えることはありませんでした。

だけれど今日は、素晴らしい出来のカーリアンの産駒のプリンセスメールに負けるだろうことも予想できて、桜花賞には間に合わないだろうことも想像できてしまい、パドックで一人焦っていました。

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(桜花賞:脚立から落ちながら撮影した一枚です。)

折り返しの2000の新馬戦を男馬のオープンクラスででさえ出せないタイムで圧勝して、いきなりトライアルのチューリップ賞にに使いますがそれを難なく勝ち、私の心配は杞憂になります。

桜花賞では、前哨戦無敵の強力な先行馬だったヤマヒサローレルの先手先手を奪う武騎手の騎乗で桜花賞を制し、オークスでは、トニービンの産駒らしく圧勝でした。

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(桜花賞ウイニングラン)

ぶっつけで挑んだ牝馬三冠のかかった秋の女王杯は、ホクトベガ、ノースフライトという名馬に敗れて3着。

その後の牡馬との闘いでは、良いところがありませんでしたが最初に抱いた彼女が持っていた何かは、彼女の子供達に受け継がれていったようにいまでも感じています。

満開の桜にため息。。。大阪杯ダイワスカーレット1着

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大阪杯は、ちょっと考えられないくらいの良いメンバーが揃いました。その中をダイワスカーレットの圧勝です。

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伝説の域に入ってきたのかもしれません。パドックでも落ち着いており、鶴首的なスタイルはなくなり、への字型の首になって力が抜けて消耗が無くなりました。そして何よりトモにかけての筋肉の素晴らしい発達には目を見張りました。成績も一流の先行馬がさらに成長してマイペースで良馬場をラチ沿いに楽に逃げては、誰もかなわないのは当たり前かもしれません。

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メイショウサムソンは、私は毛艶が明るすぎるような感じがしました。もう少し赤いけれど鹿毛の落ち着いた色がベースにあって深みを感じるのですが、それがなくてまだ疲れが残っているのかなと感じました。

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アサクサキングスは、菊花賞と変わりないできだろうと思いました。この馬はこの2000と同じようなレースを3200でも出来るので彼が一応春の天皇賞の一番手かなと思います。

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エイシンデプティは良い馬になってきた感じがします。

もっとつまんなかったんですが全体的にパドックとか見ていても、プレンチデピュティのオープン馬の中では頭一つ抜けてきたかなと思います。

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印象が変わっていたのはドリームパスポートです。

もっとがに股歩きだったのではと、返し馬もスムースで成長というか、肩すかしを食った感じがしました。

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密かに期待をしていたサンライズマックスはパドックで暴れすぎ、雰囲気に飲まれてレース前に負けていた感がありました。

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レースが終わったあと、上がりの競馬に異論を唱える声が上がっていました。トレーニングにより馬の基礎体力が上がり、クセが矯正され、個性派では、勝ち上がりにくくなっているので仕方ないですが、面白くないと思っているのは大多数の意見であり、馬場改修などを通じてハード面での調整はしてほしいなと思います。何しろ

サラブレッドは、2000なら2分3秒前くらいで淘汰を繰り返してきてこうなって続いているので、1分58秒台で強くてもホントはどうでもいいことかもしれないので。。。。

93年クラシック ナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデ、新時代の幕を開けて力尽きた3強

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(94年天皇賞春:阪神で)

ウイニングチケット、名前を聞いただけで、振り向いてしまい、そして豪快なレースっぷりを見ていると、何かを感じてしまう馬を中心にして、93年春のクラシックは幕を開けました。

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(93年高松宮杯:京都で↑、↓)

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(94年天皇賞春)

皐月賞を勝ったのは、ナリタタイシンでした。ナリタタイシンは暮れのラジオたんぱ賞を勝って、クラシックに勝った最初の馬だと思いますが、トライアルの弥生賞で、きれいなレースをして負けたので、思い切った追い込みにして見事に、皐月賞とそれからの未来を手に入れました。

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(93年菊花賞)

ウイニングチケットは、柴田政人騎手に初めてのダービーをもたらしますが、やはりなんと言っても父トニービンの存在が大きかった印象でした。

初年度産駒からのクラシックでのブレークは、日本にあう血統で海外の大きなレースを勝ってきた馬が何をもたらすか、ウイニングチケットのダービー制覇やジャパンカップ好走で示すことになり、円高をフルに使って、ヨーロッパの水準が確実に下がってしまうのが目に見えるほど、種牡馬や外国馬が買われることになりました。

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(93年菊花賞)

春のシーズンでは、2冠とも2着と枠順やコース取りなど、力負けでない負け方をしたビワハヤヒデは、菊花賞を圧勝します。

この馬は実は関西馬なのですが、関東のレースが多くて、騎手も岡部騎手なのでそんな印象が全くない馬でした。

93年有馬記念は2着でしたが、1冠で年度代表馬に選ばれています。

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(94年天皇賞春:阪神で)

その当時血統表をみるとどうしても2000以上は無理の様な気がしましたが、94年には春の天皇賞、宝塚記念を勝ちました。

三冠馬ナリタブライアンの兄なので、オールマイティーに距離をこなせるのは血統的なものであると後でわかり再認識をしているころには、もう競馬場からビワハヤヒデも他の2頭も去っていました。

3頭とも強烈な印象を与えた馬でしたので、その姿を彷彿とさせるくらいの産駒が出てくるものと当然思いましたが、それすらかなわない状況は、競い合うのに燃え尽きていってしまう部分が多かったと思わざるおえないのですが。。。

88年牝馬クラシック アラホウトク、コスモドリーム 父内国産百花繚乱

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アラホウトクは、トウショウボーイの産駒です。このころに

なるとトウショウボーイの産駒は良血とされるほど、活躍が

目立ってきました。その中での当たり前のような桜花賞勝ち

でした。河内騎手アラホウトク1着、武豊騎手ショノロマン2着

の兄弟弟子の決着でした。シヨノロマンはタイテイムの産駒

です。武騎手は87年デビューではじめてクラシックで連がら

みしたのがこのレースです。

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(89年宝塚記念)

続くオークスは、コスモドリームの優勝、全くの人気薄でした

テレビのアナウンサーが名前を間違えて、一体何が勝った

のか分かりませんでしたが、強い勝ち方でした。とても堂々

とした馬で野武士のような雰囲気が牝馬なのにあったのを

思い出します。彼女はブゼンダイオーの産駒でヒンドスタン

系です。たぶん当て馬的な馬でしたが、少ない機会で見事に

クラシック勝ち馬を出しました。

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(桜花賞で3番人気のシノクロスはシービークロス産駒、

2歳時に重賞2勝)

このころは、第一次父内国産馬ブームといっても良いくらいに

当たり前のようにマル父が走っていました。牝馬戦線は特に

それを色濃く出していました。

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